開発日誌 (~2012年)
乳化系クリーム vs ワセリン
(2009-01-24 07:51:10)
●乳化系クリームとは?
乳化系クリームとはマヨネーズのように水とオイルを混ぜ撹拌することで白くクリーム状になった物質全般を指します。水分と油が適度に混じり合うため油の保湿力と水分のテクスチャのよさが特徴です。
市販のハンドクリームなども乳化タイプの基剤をベースにしたものが多いかと思います。
●一方、ワセリンは?
ワセリンは原油から精製分離された純粋な炭化水素の固まりで水分の含有率は限りなく0%。水分透過率もほとんどなく、皮膚表面からの水分蒸発を強力に防止します。
●乳化系クリーム vs ワセリン
【乳化系クリーム】
・お肌への吸収率 → ある程度皮膚に吸収されやすい
・水分透過率 → ある程度高く、水分蒸発が起こりやすい(保湿力が弱い)
・皮膚バリアー保護力 → 中
・皮膚を水仕事から守る耐水性 → やや弱い
・感触・テクスチャー → 比較的さらさら感があり良好
【ワセリン】
・お肌への吸収率 → ほとんど皮膚に吸収されない
・水分透過率 → ほとんどないので水分蒸発が起こらない(保湿力が高い)
・皮膚を水仕事から守る耐水性 → 強い
・皮膚バリアー保護力 → 高い
・感触・テクスチャー → 比較的ベタベタ感があり使いにくい
それぞれに長短がありますので特徴をよく理解して、賢く使い分けしたいですね。
乳化系クリームとはマヨネーズのように水とオイルを混ぜ撹拌することで白くクリーム状になった物質全般を指します。水分と油が適度に混じり合うため油の保湿力と水分のテクスチャのよさが特徴です。
市販のハンドクリームなども乳化タイプの基剤をベースにしたものが多いかと思います。
●一方、ワセリンは?
ワセリンは原油から精製分離された純粋な炭化水素の固まりで水分の含有率は限りなく0%。水分透過率もほとんどなく、皮膚表面からの水分蒸発を強力に防止します。
●乳化系クリーム vs ワセリン
【乳化系クリーム】
・お肌への吸収率 → ある程度皮膚に吸収されやすい
・水分透過率 → ある程度高く、水分蒸発が起こりやすい(保湿力が弱い)
・皮膚バリアー保護力 → 中
・皮膚を水仕事から守る耐水性 → やや弱い
・感触・テクスチャー → 比較的さらさら感があり良好
【ワセリン】
・お肌への吸収率 → ほとんど皮膚に吸収されない
・水分透過率 → ほとんどないので水分蒸発が起こらない(保湿力が高い)
・皮膚を水仕事から守る耐水性 → 強い
・皮膚バリアー保護力 → 高い
・感触・テクスチャー → 比較的ベタベタ感があり使いにくい
それぞれに長短がありますので特徴をよく理解して、賢く使い分けしたいですね。
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