( 香水工場の )
香る生活
20代男性の香水#5 裾野を広げる香水
「あなたが普段香水を使用するのは、主にどんな理由からですか?」
・香りが好きだから
・体臭予防・エチケット(デオドラント・制汗剤の代わり)
・女性に対する魅力演出
・周囲(性別無関係)に対する好印象演出
・付き合っている彼女が好きだから
欧米の20代男性がもっとも多くチョイスした答えは・・・
・香りが好きだから・・・60%前後
・周囲(性別無関係)に対する好印象演出・・・60%前後
逆にデオドラント目的は案外、ですね。
・体臭予防・エチケット(デオドラント・制汗剤の代わり)・・・15%前後
欧米4カ国ほぼ同じ結果で6割程度の男性が「香水をつける理由」として「自分が好き」「男女関係なく周囲への好印象演出」を挙げています。
逆に体臭予防やデオドラントとして香水を使うと答えた割合は1割、多くても2割です。
日本では、どういうわけか、西洋で香水が発展した理由は「体臭のマスキング」のためという都市伝説がまかり通っていますが、それはやや怪しい結果となっています。
食事内容として肉食が多いせいか、体臭が強い人が多いことは比較的経験することですが、それを隠すための香水というネガティブな発想はほとんど感じられません。
むしろ香水は「自分が好きだから」やビジネスやプライベートで香りによる周囲への健全なアピールのように読みとれます。
男性に対しても好印象を与えるための香水という答えは、必ずしも女性だけを意識していない点が私にはやや新鮮でした。
しかし、この前のアンケート結果では、彼女ができはじめる時期と香水のつけはじめがぴたり一致する点から「彼女」や「恋愛」が香水の最初キッカケになったことは確かです。
また伝統的にも歴史的にも香水は性的アピールの小道具でしたし、実際香りが人の惚れ心を刺激することは生理学的にも事実です。
実際次のアンケートでは「香水は男の魅力をアップさせるか?」という問いに対して80%の欧米20代男性が「YES」と返答しています(日本人の「YES」は50%)。
しかし、恋愛を契機に香水を使ってみて、案外自分自身好きだったことやビジネスやプライベートで周囲に好印象をアピールする裏方として香水が「ちょっと使えるじゃん」という発見がされるのかもしれません。
恋愛で香水を意識しだし、恋愛も日常生活も香りを楽しんでいる欧米の20代男性の姿が見えるようです。
「恋愛+日常生活の中の香りの楽しみ」という感じでしょうか。欧米の香水文化の裾野は、かなり広いと思います。
一方、日本の20代男性の香水をつける理由は欧米とはかなり違う結果となりました。
・香りが好きだから・・・60%前後
・体臭予防・エチケット(デオドラント・制汗剤の代わり)・・・40%前後
「香水の香りが好きだから」は欧米と同じく高得点をマーク。安心しました。香水はこうでなければいけません。
しかし、香水をデオドラントとしてつけるという回答が2位をつけています。欧米ではほとんど選択されていない回答だけにその対比が際だちます。
香水は楽しむのも、というより体臭をカバー(マスキング)する体臭コントロール機能性製品と見なす日本人が多いことが伺えます。
一つには香りモノ商品が比較的充実している西洋では「香水」と「デオドラント」は明確に分かれており、デオドラント目的のユーザーにはそれなりの製品のチョイスが広いことが考えられます。
これも元をただせば日本の香水文化の裾野の弱さに起因するのかもしれません。日本の香水文化も層を厚くしていますので、次第にデオドラントにはデオドラント製品をチョイスし、香水には香水の楽しみ方を知る人々が増えていくように思います。
恋の小道具として香水を知り、香水の楽しさを知り恋愛だけでなく生活一般、ビジネスもプライベートも含め日常生活の中のちょっとした楽しみと演出用小道具として香水を取り入れれていく、これが香水の普及課程の最終形になっていくように感じます。
この記事は#5
20代男性の香水#5 裾野を広げる香水
20代男性の香水#4 香水と恋愛の関連度
20代男性の香水#3 日本も激動中
20代男性の香水#2 香水&デオドラントに高い意識
20代男性の香水#1 下降気味マッチョトレンド
(2010-04-01)
・香りが好きだから
・体臭予防・エチケット(デオドラント・制汗剤の代わり)
・女性に対する魅力演出
・周囲(性別無関係)に対する好印象演出
・付き合っている彼女が好きだから
香水は体臭を隠すため?
欧米の20代男性がもっとも多くチョイスした答えは・・・
・香りが好きだから・・・60%前後
・周囲(性別無関係)に対する好印象演出・・・60%前後
逆にデオドラント目的は案外、ですね。
・体臭予防・エチケット(デオドラント・制汗剤の代わり)・・・15%前後
欧米4カ国ほぼ同じ結果で6割程度の男性が「香水をつける理由」として「自分が好き」「男女関係なく周囲への好印象演出」を挙げています。
逆に体臭予防やデオドラントとして香水を使うと答えた割合は1割、多くても2割です。
日本では、どういうわけか、西洋で香水が発展した理由は「体臭のマスキング」のためという都市伝説がまかり通っていますが、それはやや怪しい結果となっています。
香水は男の魅力をアップする?
食事内容として肉食が多いせいか、体臭が強い人が多いことは比較的経験することですが、それを隠すための香水というネガティブな発想はほとんど感じられません。
むしろ香水は「自分が好きだから」やビジネスやプライベートで香りによる周囲への健全なアピールのように読みとれます。
男性に対しても好印象を与えるための香水という答えは、必ずしも女性だけを意識していない点が私にはやや新鮮でした。
しかし、この前のアンケート結果では、彼女ができはじめる時期と香水のつけはじめがぴたり一致する点から「彼女」や「恋愛」が香水の最初キッカケになったことは確かです。
また伝統的にも歴史的にも香水は性的アピールの小道具でしたし、実際香りが人の惚れ心を刺激することは生理学的にも事実です。
実際次のアンケートでは「香水は男の魅力をアップさせるか?」という問いに対して80%の欧米20代男性が「YES」と返答しています(日本人の「YES」は50%)。
恋愛の小道具として、だけでなく
しかし、恋愛を契機に香水を使ってみて、案外自分自身好きだったことやビジネスやプライベートで周囲に好印象をアピールする裏方として香水が「ちょっと使えるじゃん」という発見がされるのかもしれません。
恋愛で香水を意識しだし、恋愛も日常生活も香りを楽しんでいる欧米の20代男性の姿が見えるようです。
「恋愛+日常生活の中の香りの楽しみ」という感じでしょうか。欧米の香水文化の裾野は、かなり広いと思います。
むしろ日本人に多いデオドラント目的
一方、日本の20代男性の香水をつける理由は欧米とはかなり違う結果となりました。
・香りが好きだから・・・60%前後
・体臭予防・エチケット(デオドラント・制汗剤の代わり)・・・40%前後
「香水の香りが好きだから」は欧米と同じく高得点をマーク。安心しました。香水はこうでなければいけません。
しかし、香水をデオドラントとしてつけるという回答が2位をつけています。欧米ではほとんど選択されていない回答だけにその対比が際だちます。
香水は楽しむのも、というより体臭をカバー(マスキング)する体臭コントロール機能性製品と見なす日本人が多いことが伺えます。
一つには香りモノ商品が比較的充実している西洋では「香水」と「デオドラント」は明確に分かれており、デオドラント目的のユーザーにはそれなりの製品のチョイスが広いことが考えられます。
香水文化の裾野は広がる
これも元をただせば日本の香水文化の裾野の弱さに起因するのかもしれません。日本の香水文化も層を厚くしていますので、次第にデオドラントにはデオドラント製品をチョイスし、香水には香水の楽しみ方を知る人々が増えていくように思います。
恋の小道具として香水を知り、香水の楽しさを知り恋愛だけでなく生活一般、ビジネスもプライベートも含め日常生活の中のちょっとした楽しみと演出用小道具として香水を取り入れれていく、これが香水の普及課程の最終形になっていくように感じます。
この記事は#5
20代男性の香水#5 裾野を広げる香水
20代男性の香水#4 香水と恋愛の関連度
20代男性の香水#3 日本も激動中
20代男性の香水#2 香水&デオドラントに高い意識
20代男性の香水#1 下降気味マッチョトレンド
(2010-04-01)
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