( 香水工場の )
香る生活
"トワレ"と"トイレ"、香水通販の落し穴
私の仕事は営業とマーケティング。当社は香水通販を生業としていますので、通販が盛り上がることが会社の業績。
たとえば、FacebookやTwitterのようなSNS活動。
米国では社内スタッフのコミュニケーションをTwitterで公開し、社内の内情をガラス張りにすることで顧客の信用と愛着を得ることに成功した通販会社さんがあるとか。
やりすぎでしょう。
日本のある大手コーヒー会社さんでは、露骨なキャンペーン広告をTwitterに流してユーザーの不評を買ったなど、我が身のことのように感じます。
通販会社やスーパーマーケットの仕入れ担当者は、世の中の流行物に目を光らせています。テレビ番組はその影響力の大きさから必須の要チェック媒体です。
一昔前なら『あるある大事典』や『おもいッきりテレビ』『ためしてガッテン』の放送内容が事前にわかれば、一儲けできたといわれるくらい影響力があり百貨店や通販会社のバイヤーさん御用達の番組でした。
とはいえ、これは目先の小手先マーケティングですが。
当社の場合、流行やブームには乗り遅れる方ですので、テレビ番組表とにらめっこしてどうのというアクションは皆無です。
しかし、インターネットで検索されるキーワードには少しだけ注意を払っています。
インターネットで検索されるキーワードとは、GoogleやYahooの検索窓に打ち込まれる単語やワードです。
Googleは、キーワードツールなる無料ツールを一般公開しています。
私たちは自分の関心があることを検索窓に打ち込みますので、どんなワードがどれくらい検索されたかという統計情報は、インターネットユーザーの人気の対象やトレンドの判断材料としてとっても適しています。
当社でしたら香水の通販を行っていますので、「香水」「オードトワレ」「パルファム」「フレグランス」「人気」・・・などの香水やフレグランス関連ワードをキーワードツールに打ち込んで、どんな関連ワードがどれくらいのボリュームで上がってくるかをチェック。
結果は、今時の香水のトレンドを探るヒントになります。
今日は、たまたま「トワレ」と打ち込んでみました。
トワレとは、もちろんオードトワレのことでパルファムよりやや軽い香水程度の意味で、間違いなく香水の一種です。
香水用語としては通常は「オードトワレ」ですが、略語の「トワレ」も使用されます。香水業界の人ならトワレは、間違いなく香水です。それ以外はありえません。
しかし、検索数は「オードトワレ」より「トワレ」が断然高いことを発見しました。
・トワレ・・・6万回/月間
・オードトワレ・・・2万回/月間
ちなみに香水やフレグランスといったビッグワードは何万件でしょう?
・香水・・・67万回/月間
・フレグランス・・・13万回/月間
この結果からインターネットでは「オードトワレ」より「トワレ」の方が3倍も多く使われている、香水用語としてはトワレはオードトワレより需要があるという結論になります。
今日、この事実を発見して新鮮でした。
「オードトワレ」より「トワレ」というコトバで当社を発見してくれるインターネットユーザーは3倍も存在する!という意味になります。
であればサイト内の記事は「オードトワレ」の表記より「トワレ」が好ましいという結論が導き出されます。
しかし、単純な誤解でした。
トワレとともに打ち込まれやすいコトバに「温水」があってハッとしました。「もしや」と検索してみると、案の定。
ある家電メーカーさんの人気商品で「温水洗浄便座」装置の製品名がトップページを埋め尽くしているではありませんか。
商品名の一部に「トワレ」が使用されていました。これは、トワレといえども意図違いのトワレ。
イキなネーミングですが、香水メーカーとしては複雑ではあります。トワレと検索される方の多くは、おそらく香水ではなく便座を探されているんですね。
敗退・・・
(2010-05-29)
香水通販のマーケティング
たとえば、FacebookやTwitterのようなSNS活動。
米国では社内スタッフのコミュニケーションをTwitterで公開し、社内の内情をガラス張りにすることで顧客の信用と愛着を得ることに成功した通販会社さんがあるとか。
やりすぎでしょう。
日本のある大手コーヒー会社さんでは、露骨なキャンペーン広告をTwitterに流してユーザーの不評を買ったなど、我が身のことのように感じます。
キーワードで知る香水トレンド
通販会社やスーパーマーケットの仕入れ担当者は、世の中の流行物に目を光らせています。テレビ番組はその影響力の大きさから必須の要チェック媒体です。
一昔前なら『あるある大事典』や『おもいッきりテレビ』『ためしてガッテン』の放送内容が事前にわかれば、一儲けできたといわれるくらい影響力があり百貨店や通販会社のバイヤーさん御用達の番組でした。
とはいえ、これは目先の小手先マーケティングですが。
当社の場合、流行やブームには乗り遅れる方ですので、テレビ番組表とにらめっこしてどうのというアクションは皆無です。
しかし、インターネットで検索されるキーワードには少しだけ注意を払っています。
インターネットで検索されるキーワードとは、GoogleやYahooの検索窓に打ち込まれる単語やワードです。
香水&フレグランス関連用語
Googleは、キーワードツールなる無料ツールを一般公開しています。
私たちは自分の関心があることを検索窓に打ち込みますので、どんなワードがどれくらい検索されたかという統計情報は、インターネットユーザーの人気の対象やトレンドの判断材料としてとっても適しています。
当社でしたら香水の通販を行っていますので、「香水」「オードトワレ」「パルファム」「フレグランス」「人気」・・・などの香水やフレグランス関連ワードをキーワードツールに打ち込んで、どんな関連ワードがどれくらいのボリュームで上がってくるかをチェック。
結果は、今時の香水のトレンドを探るヒントになります。
偶然打ち込む「トワレ」に驚きの結果
今日は、たまたま「トワレ」と打ち込んでみました。
トワレとは、もちろんオードトワレのことでパルファムよりやや軽い香水程度の意味で、間違いなく香水の一種です。
香水用語としては通常は「オードトワレ」ですが、略語の「トワレ」も使用されます。香水業界の人ならトワレは、間違いなく香水です。それ以外はありえません。
しかし、検索数は「オードトワレ」より「トワレ」が断然高いことを発見しました。
・トワレ・・・6万回/月間
・オードトワレ・・・2万回/月間
ちなみに香水やフレグランスといったビッグワードは何万件でしょう?
・香水・・・67万回/月間
・フレグランス・・・13万回/月間
この結果からインターネットでは「オードトワレ」より「トワレ」の方が3倍も多く使われている、香水用語としてはトワレはオードトワレより需要があるという結論になります。
今日、この事実を発見して新鮮でした。
意図違いのトワレ
「オードトワレ」より「トワレ」というコトバで当社を発見してくれるインターネットユーザーは3倍も存在する!という意味になります。
であればサイト内の記事は「オードトワレ」の表記より「トワレ」が好ましいという結論が導き出されます。
しかし、単純な誤解でした。
トワレとともに打ち込まれやすいコトバに「温水」があってハッとしました。「もしや」と検索してみると、案の定。
ある家電メーカーさんの人気商品で「温水洗浄便座」装置の製品名がトップページを埋め尽くしているではありませんか。
商品名の一部に「トワレ」が使用されていました。これは、トワレといえども意図違いのトワレ。
イキなネーミングですが、香水メーカーとしては複雑ではあります。トワレと検索される方の多くは、おそらく香水ではなく便座を探されているんですね。
敗退・・・
(2010-05-29)
< 5月、スイカズラが香る || 香りビジネス、NHKの番組を見て >
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