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( 香水工場の )

香る生活


香水「沈香」への投書

お香のような香り?の香水「沈香」


武蔵野ワークスには風変わりな香水があります。

香水「沈香」。

ありえないような、あっていいような香水。お香やお線香を香水にした感じ?・・・のような印象を受けるかもしれません。

白檀や沈香など、お香やお線香の原料は、人に深い安らぎと癒しを与える効果があります。

そのまま香水にもなるし、食品やサプリメントにも。そして何らかの特効成分が認められる医薬品にもなるかもしれません。

今後、香水業界では、お香やお線香は香水のテーマとして激戦区になるかも?

少なくとも過去20年間香水の一大テーマだった「マリンノート・オゾンノート」のような表面的な香りより、個人的な意見ですが、お香やお線香は、はるかに深淵で遠大なテーマになるポテンシャルがあります。

そんな気持ちもあって、香水「沈香」は当社の大切なアイテムの一つです。


香水「沈香」への投書


香水「沈香」に関する投書をいただきました。お客様にお断りの上、一部省略してこちらに転記させていただきます。

---------------引用---------------
質問:香りのTPOについて

貴社の「沈香」が好きで常用しています。

仕事ではネクタイ裏に軽く振り掛ける程度にしていますが、やはり満員電車の中とかでは沈香の香りは妙に目立ちます。

焼香や線香の匂いとは明らかに違いますが、香水に沈香を用いる人が少ないせいか、お寺とか和装束とか何か特別な存在に取る人もいる様な気がします。

沈香はきわめてシックな香りで好きなのですが、逆にその古典的な香りゆえに、社会性という点ではどうなのでしょうか?・・・
---------------引用ここまで---------------



お香の香りはモダン


「沈香」を含めお香やお線香に、お寺とか和装束のイメージは私にはないので目からウロコです。

逆にそういうイメージが確立されているから、香水でこのへんをやろうとい企業さんも少ないのかもしれません。競合が少ないということはありがたいお話です。大資本系列ブランドさんが市場を荒らし回る前に・・・

このように返答させていただきました。

---------------返答---------------
「沈香」をご愛用いただきありがとうございます。

香木系香りは、仏事への連想が避けがたいのですが、「沈香」はモダンな香りです。よくわかる方にはオシャレに感じられると思います。そして、人気があります。

あまり香りや匂いを気にされない方には古風な香りという印象が一瞬あっても深く感じない・考えない・気にならないのではないかと感じています。

沈香は、ウッディノートという範疇では香水としてそれ程異質なものではありません。ただ、梅雨から夏は湿気の多さゆえヘビーな香調ですので周囲への印象もやや重々しい部分はあると思います。

よって、この季節は薄目にご使用いただくか、あるいは、香りが強いかも?と感じられる場所では鞄等の中に入れてしまえるようにハンカチ等に香りを付けてもらうのが良いかもしれません。

肌に付けてしまうとその場ではすぐに香りを除くことができません。しかし、ハンカチやティッシュペーパーならば鞄にしまえる、香らせたい時はポケット等に入れるなどできます。

個人的に私は、沈香や白檀はスーツに似合うと考えています。モダンで現代的で、おすすめです。

先日お電話いただいた40才前後の女性のお客様は「沈香」のご愛用者です。

彼女自身、「沈香」は好きな香りの一つですが、職場で「よく似合う香りですね」と言われたのが「沈香」だけだったので、この香りばかりつけているとおっしゃておられました。彼女の話に「沈香」が古典的というイメージは微塵もありませんでした。

今後、オン・オフタイムともに香木系香水は静かに愛用者が拡大していくと当社は考えています。とっても長くなり恐縮です。参考にしてください。
---------------返答ここまで---------------

香水「沈香」


(2010-08-20)
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