( 香水工場の )
香る生活
香水とお香、香木系の香りが熱い
(2012/06/05)
香水といえば、フローラルな香り・爽やかな香り・セクシーな香りが定番ですが、そのどれにも属さない孤高の香りが香木系の香りです。この香りを愛する香水ファンが増殖中(2012/06/06)
「香」に「お」を付けて合体したまま普通名詞化した「お香(おこう)」。
最近では「インセンス(incense)」と英語で呼ばれたりします。
今時、インセンスは雑貨アイテムの定番。雑貨屋さんに足を踏み入れれば香るインセンスの数々。
線状・円錐状など形状も様々、カラフルなインセンスが、これまた同じくカラフルなアロマキャンドルやアロマオイルとともに所狭しと並べられるようになりました。
このポップな楽しさは「お香」と呼ぶより、たしかに「インセンス」の呼び名が似合いそうです。
お線香やお香の定番である香木系から、フルーツ系やフローラルなど香水系のインセンスまで。フルーツやフローラルな香りをお香で楽しむことは、個人的には、趣味を超越していますが、アリでしょう。
お香は宗教儀式にその起源がありますが、現在でも瞑想的な雰囲気にはお香はよく似合います。
カラフルに楽しいインセンスも、香りの傾向としてはフルーティで甘いものよりサンダルウッド(白檀)・伽羅などの香木系、アジアンなエキゾチック系が多いようです。
香水は、セクシーさや色っぽさ、または爽やかでリフレッシュするところが香水の香水たる所以だったのですが、香木系の香りも、香水の一大カテゴリーとして抵抗もなく受け入れられるようになりました。
たとえば、当社の『サンダルウッド(白檀)』はエキゾチックなサンダルウッド(白檀)に「墨」の香りが配合されていますが、まったく違和感がない人気の一品です。
そして、このところ人気沸騰(また大げさなコトバですが)!の『沈香』も異色すぎますが、よく出ています。
先日のあるお客様からのメモです。
「アロマオイルの『山里の秋』の大ファンなのですが、もう購入することはできないのでしょうか?どうかもう一度復活させて下さい!!よろしくお願い致します」
『山里の秋』とは2005年秋にノベルティとして限定リリースしたアロマオイルです。
ベチバーというドロのように匂いのを中心とした香りでした。はっきり言って香木系のシブいヤツ。シブすぎて評判はイマイチどころか、無反応といった感じでしょうか。
(誰も何の感想を言ってくれない製品って、むしろ、恐い感覚)
「こういう個性のある香りは広く配布するノベルティには向かない」と反省させられたものです。
そんなこともあって『山里の秋』は可哀想なことに放置されていました。まさか数年して「山里の秋の大ファン」というメモをいただくのは意外です。
しかし、考えてみれば香木系の香りを好きな方は確実におられ、その比率は10%以下かもしれませんが、香りに対する情熱は、やはりちょっと熱い方が多いようです。
フローラルから少し冒険してみたいという方にも香木系はお勧めです。
年齢的には三十路(みそじ)を越えるあたりからお仏壇の香りも「愛(いと)おしく」感じられるようになる(?)かもしれません。
ちなみに私がレタスに味があることをわかるようになったのは30過ぎてから。
それまで、レタスには普通に「パリパリするハッパ」くらいの感想しか抱かなかったのですが、ある日、突然レタスに味や個性があることがわかるようになりました。
それとこれが関係あるのか定かではないのですが。なんか似ています。
(2012-06-05)
香水といえば、フローラルな香り・爽やかな香り・セクシーな香りが定番ですが、そのどれにも属さない孤高の香りが香木系の香りです。この香りを愛する香水ファンが増殖中(2012/06/06)
おしゃれ雑貨屋さん定番 お香=インセンス
「香」に「お」を付けて合体したまま普通名詞化した「お香(おこう)」。
最近では「インセンス(incense)」と英語で呼ばれたりします。
今時、インセンスは雑貨アイテムの定番。雑貨屋さんに足を踏み入れれば香るインセンスの数々。
線状・円錐状など形状も様々、カラフルなインセンスが、これまた同じくカラフルなアロマキャンドルやアロマオイルとともに所狭しと並べられるようになりました。
このポップな楽しさは「お香」と呼ぶより、たしかに「インセンス」の呼び名が似合いそうです。
お線香やお香の定番である香木系から、フルーツ系やフローラルなど香水系のインセンスまで。フルーツやフローラルな香りをお香で楽しむことは、個人的には、趣味を超越していますが、アリでしょう。
心にしみる香木系の香り
お香は宗教儀式にその起源がありますが、現在でも瞑想的な雰囲気にはお香はよく似合います。
カラフルに楽しいインセンスも、香りの傾向としてはフルーティで甘いものよりサンダルウッド(白檀)・伽羅などの香木系、アジアンなエキゾチック系が多いようです。
異色ながら香水の一大カテゴリーに成長した香木系
香水は、セクシーさや色っぽさ、または爽やかでリフレッシュするところが香水の香水たる所以だったのですが、香木系の香りも、香水の一大カテゴリーとして抵抗もなく受け入れられるようになりました。
たとえば、当社の『サンダルウッド(白檀)』はエキゾチックなサンダルウッド(白檀)に「墨」の香りが配合されていますが、まったく違和感がない人気の一品です。
そして、このところ人気沸騰(また大げさなコトバですが)!の『沈香』も異色すぎますが、よく出ています。
誰も何も言ってくれない恐怖
先日のあるお客様からのメモです。
「アロマオイルの『山里の秋』の大ファンなのですが、もう購入することはできないのでしょうか?どうかもう一度復活させて下さい!!よろしくお願い致します」
『山里の秋』とは2005年秋にノベルティとして限定リリースしたアロマオイルです。
ベチバーというドロのように匂いのを中心とした香りでした。はっきり言って香木系のシブいヤツ。シブすぎて評判はイマイチどころか、無反応といった感じでしょうか。
(誰も何の感想を言ってくれない製品って、むしろ、恐い感覚)
「こういう個性のある香りは広く配布するノベルティには向かない」と反省させられたものです。
何年たっても香木系ファンは熱い
そんなこともあって『山里の秋』は可哀想なことに放置されていました。まさか数年して「山里の秋の大ファン」というメモをいただくのは意外です。
しかし、考えてみれば香木系の香りを好きな方は確実におられ、その比率は10%以下かもしれませんが、香りに対する情熱は、やはりちょっと熱い方が多いようです。
三十路過ぎれば、あなたも香木ファン!(たぶん)
フローラルから少し冒険してみたいという方にも香木系はお勧めです。
年齢的には三十路(みそじ)を越えるあたりからお仏壇の香りも「愛(いと)おしく」感じられるようになる(?)かもしれません。
ちなみに私がレタスに味があることをわかるようになったのは30過ぎてから。
それまで、レタスには普通に「パリパリするハッパ」くらいの感想しか抱かなかったのですが、ある日、突然レタスに味や個性があることがわかるようになりました。
それとこれが関係あるのか定かではないのですが。なんか似ています。
(2012-06-05)
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