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( 香水工場の )

香る生活


化粧水セミナー (京成バラ園)
(2014/11/07)

11月8(土)、京成バラ園(千葉県)さんにてセミナーを開催します(2014/11/07)
京成バラ園、香りローション制作セミナー
(京成バラ園さん)

化粧水も香り重視で作ろう!


当社が開催するセミナーは、もっぱら「香水制作セミナー」ですが、今回は趣向を変えて化粧水を作るセミナーにしました。たんに化粧水を作るだけだと「手作り化粧水セミナー」になってしまい、当社の出番がなくなりますので、ここは「香りの化粧水」の制作実習にしました。

チョイスできる香りは3種類

・ローズ
・カモミール
・ラベンダー

香水セミナーだと、精油(エッセンシャルオイル)や香料を原料として使いますが、精油は基本オイル、水溶性の化粧水に溶けませんので、フローラルウォーターを使用します。

受講生のみなさんにお作りいただく作品は30mLのスプレー。3種類の香りをブレンドしてお好みの香りに仕上げてもらいます。

ここがみなさんの調香センスの見せ所ですね。香水だともう少し多い種類の香料を使いますが、今回は3種類。若干物足りないかと思っておりましたが、社内でプレテストしたところ、とっても盛り上がりました。

お持ち帰りいただくスプレー

メンズローションならこの配合がオススメ


案外、3種の香りのブレンド(調香)でも個性を出せるのです。私はキリリと爽やかでハーバルな香りが好きなので、ラベンダーをベースに、薬味的にカモミール、ローズは隠し味程度に配合しました。

・ローズ・・・4mL
・カモミール・・・6mL
・ラベンダー・・・20mL

メンズっぽい香りですが、ローズが入ることでおしゃれ感がでます。おすすめですよ。みなさんは、どんな配合にされますか?


フローラルウォーターとは?


精油(エッセンシャルオイル)を水蒸気蒸留法で採取する際にできる水です。

水蒸気蒸留とは、一言で言えば釜ゆでによる成分分離法のことです。ローズなどを釜ゆでにするとニオイが上がってきますが、それを蒸気もろとも集めて冷やすと「精油」と「フローラルウォーター」(芳香蒸留水/ハーブウォーター)ができるんです。

フローラルウォーターは、精油として抽出されない水溶性の香り成分と、精油に含まれる成分の一部が水に溶けているため、また違った味わいですよ。

【メリット】
・精油成分の一部と水溶性成分が含まれる
・皮膚への刺激が少ない
・水溶性であること → 化粧水やジェルの基剤として最適
・禁忌事項が少ない、光感作(ひかりかんさ)・光毒性のリスクが低い
・pH7(中性)からpH5〜6(弱酸性)
・ピュアな天然物
・デメリット → 高価

【利用方法】
フローラルウォーターは、そのまま飲料水や高級菓子の材料として利用されます。コスメとしてのご利用も人気です。

セラミド、ヒアルロン酸、リピジュア、コエンザイムQ10、コラーゲン、グリセリンなどの保湿成分を配合すると、どこまでも天然の本格派化粧水となります(溶けてくれるか、という技術的な問題がありますが、ここでは無視します)。

こんな利用方法が人気です:

・そのまま単品で化粧水として利用
・ルームフレグランス
・リネンウォーター(枕にスプレーして安眠効果)
・化粧水のベース(基剤)
・ヘアーローション
・美容ジェル

ブルガリアの蒸留所
(ブルガリアのローズ畑と近くの蒸留所。釜の中にバラの花を入れてゆでることで、精油とフローラルウォーターができます)


セミナーのご案内


場所:京成バラ園
時間:午後1時から もしくは、午後2時半から
お代:1200円(材料費込み)

ローズウォーターを使った本格手作りコスメ

ご近所の方、お時間許せば、ぜひお越し下さい。私も講師として参加致します。



(2014-11-07)
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