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( 香水工場の )

香る生活


練り香水 (武蔵野ねりこ)
10月1日(明日)リリース予定の新・練り香水シリーズ、「ねりこ」という愛称になりました (2017/09/30)

練り香水 武蔵野ねりこ(新・練り香水シリーズ、ファーストロットの商品を取り出してテーブルに並べたところ。愛称は「ねりこ」「ネリコ」)


新・練り香水、入荷しました


昨日、新シリーズが納品されてきました。写真は、ファーストロットの段ボール箱を開けて、テーブルの上に並べたものです。

写真には人は写っていませんが、この周囲をスタッフが囲んでいる状態です。


最初は4種類のシリーズで


新シリーズのアイテムは、みなさまのアンケートなども参考にして次の4種類になりました:

(1) 沈丁花
(2) 白壇(サンダルウッド)
(3) 金木犀2015
(4) くちなし

当社の人気オードパルファンの比較的オーソドックスな顔ぶれになりました。

「くちなし」は若干、想定外と思われるかもしれませんが、ワックス状の練り香水にしたとき香り方が素直で心地よかった点で採用しました。

一部のお客さまからは「蜜柑の花」を強くご要望いただきました。実際、香り立ちが魅力的だったのですが、今回見送りとなりました。

しかし、今後のリリース候補です・・・お客さまの感想などをお聞きしながら、種類を増やしたいと希望しています。


暗雲が立ちこめたシルク印刷


昨年からの商品開発、思い返してみると、処方作成や製品テストは、比較的順調に進みました。

一番大切な部分は製品処方ですので、それが今年初夏くらいにフィックスすると、峠を越えてなんとなく一段落という気持ちになりました。

こんな時にこそ、伏兵に足をすくわれる、ってこと、どんなプロジェクトでもよくあります。

今回の伏兵は、容器のシルク印刷でした。

8月初旬、パッケージデザインも余裕を持って起こしておりましたが、容器のシルク印刷を依頼している印刷会社さんから連絡がきました。

イメージする色彩・風味が「出せないかも」。


優雅な仕上がり


プラスティックの上にインクを乗せるシルク印刷は、メッシュ状の網目からインクを押し出す印刷方法です。

油絵のようにインクを肉厚に盛るという表現が可能ですが、インクの色や種類に制限があり、一般の印刷と比較すると、繊細さや色彩の点で表現力が落ちます。

文字やアイコン程度のシンプル・デザインで、色数もおおむね単色しか使えないくらいの前提で、インクの色彩を調整してもらいました。

結局、メタリック・パウダーを配合して渋めの色調で完成したのは、9月も下旬のことでした。速攻で製品生産に入り、明日の発売にギリギリセーフです。


新シリーズ、お気に召されますように


ファーストロットの抜き打ちテストも昨日行いました。想定通りの優雅なできばえです。

前作シリーズを超えて満足していただけると、自信をもっておすすめします。

明日より、当社サイトにて販売開始させていただきます。

お気に召される製品に仕上がっていることを祈ります。


商品名「ねりこ」


「練り香水」では響きが固い、そこで私が「ネリコ」の愛称にしたいと提案。

すると、女性スタッフから、ひらがなの「ねりこ」の方がカワイイ!という発言で、開発ミーティングの空気は一気に「ねりこ」へと流れていきました。

化粧品は、厚生労働省に対して販売名を申請登録する必要があります。法的な正式名称は「武蔵野ワークス 練り香水」です。

しかし、愛称だった「ねりこ」を社員一同、気にいてしまい、好きすぎて、ついに商品名も「ねりこ」へ。

たとえば、「沈丁花」なら『ねりこ★沈丁花』、「白檀」なら『ねりこ★白檀(サンダルウッド)』・・・

しかも、愛称なのに正式愛称名まであるのです。それが「武蔵野ねりこ」。氏名のにようでしょ?

お客様にも「ねりこ」や「ネリコ」、お呼びいただけると光栄です。


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