( 香水工場の )
香る生活
テレビに出たい?
小さな会社には様々な売り込みが来ます。会社ならではの珍しい売り込みの一つが「テレビに出られます」サービス。企業はたしかに自社製品をテレビで露出させたいものの・・・ (2017/10/27)
(ケーブルテレビ用CMの撮影現場、都内の貸しスタジオで商品撮影をやっているところ、何年も前の話)
こんなメールが当社にもよくきます。
おそらく内容はテレビ局のプロデューサー(番組の企画責任者)レベルの人々にプレスリリースを送ったり、実際に会って手渡したりなど、売り込みを代理してくれるサービス。
芸能事務所の企業版といった感じでしょうか。
「テレビに出れるかどうか=カネ次第」? を思わせるサービスですが、実際は、時代のニーズやTV番組の主旨に合うかどうかであり、いくら投資してもダメな場合はダメですよね。
テレビ取材支援サービスを利用したことはありませんが、一度、個人的にこの種のコンサルタントさんとミーティングをしたことがあります。
もともとキー局でプロデューサーをされていた方で、誰もが知っている有名人さんとも公私にお付き合いがあるようでした。
「このコンサル受けたら、テレビで取り上げてもらえるかも?」と内心、取らぬ狸の皮算用をしたことは事実です。しかし、当社らしくもないマーケティング、見送りました。
CMは、お金さえ払えば、かなりの確率でテレビで商品露出が可能です。
「取材」という形で取り上げられれば無料というだけでなく、自己PR型の「広告」とは別次元の好印象を残せます。だから取材がダントツですが、取材がダメなら残された選択肢はCM。
テレビCM料金は、過去10年で、驚異プライスからお値打ちプライスへと下落中とはいえ、予算的に地上波でCMを流すことは現在の当社ではありえません。
しかし、ケーブルテレビなら、中小企業でも比較的気軽に流せます。
ケーブルテレビの残念な点は、受信可能な世帯数は多くても、実際に見ている人は非常にレアなところ。
さて、実際にオンエアしてみると、なんと1回のオンエア(30万-50万世帯)で売上0件、数十回のオンエアでも安定して0件。
CMの総累積到達件数1,000万世帯を超えたと思いますが、それでも「0件!」
予想以上のインパクトでした
(同時に、香水ビジネスって難しいなと感じました)
実際の視聴者数が期待できないケーブルテレビではCMを流しても、大して売上が上がらないと予測していました。
ただ、テレビCM効果の可能性の検証という点で、学ぶべきものがあると期待しておりました。
(そして、その経験値や手応えをベースに将来、地上波でのCM展開もありうるかも?という皮算用も)
しかし、0件だと、なんというか「検証のしようがない」が率直な感想でした。スタートラインにさえ立てなかった感触しか残りませんでした。
誤解を招くといけませんので補足します。"ケーブルだとCMがムダ"という話ではなく、"香水とテレビCMは相性が良くない"という感触を抱きました。
他の商品なら違う結果だったかもしれません。
この事件以来、製品のテレビ露出への関心は、減衰したままです。
香水とテレビCMは、相性は良くないという考えは、今でも変わりません。
だから、一部の世界的なブランドさんが、たまに、香水のテレビCMを流していると
「このCMの真意は?」
とCM放映の裏側を空想したりするクセがついてしまいました。
(2017-10-27)
(ケーブルテレビ用CMの撮影現場、都内の貸しスタジオで商品撮影をやっているところ、何年も前の話)
「テレビ番組取材支援サービスのご案内」というメール
こんなメールが当社にもよくきます。
おそらく内容はテレビ局のプロデューサー(番組の企画責任者)レベルの人々にプレスリリースを送ったり、実際に会って手渡したりなど、売り込みを代理してくれるサービス。
芸能事務所の企業版といった感じでしょうか。
「テレビに出れるかどうか=カネ次第」? を思わせるサービスですが、実際は、時代のニーズやTV番組の主旨に合うかどうかであり、いくら投資してもダメな場合はダメですよね。
テレビ業界に人脈を持つ人々
テレビ取材支援サービスを利用したことはありませんが、一度、個人的にこの種のコンサルタントさんとミーティングをしたことがあります。
もともとキー局でプロデューサーをされていた方で、誰もが知っている有名人さんとも公私にお付き合いがあるようでした。
「このコンサル受けたら、テレビで取り上げてもらえるかも?」と内心、取らぬ狸の皮算用をしたことは事実です。しかし、当社らしくもないマーケティング、見送りました。
テレビCMに関心があった一時期
CMは、お金さえ払えば、かなりの確率でテレビで商品露出が可能です。
「取材」という形で取り上げられれば無料というだけでなく、自己PR型の「広告」とは別次元の好印象を残せます。だから取材がダントツですが、取材がダメなら残された選択肢はCM。
テレビCM料金は、過去10年で、驚異プライスからお値打ちプライスへと下落中とはいえ、予算的に地上波でCMを流すことは現在の当社ではありえません。
しかし、ケーブルテレビなら、中小企業でも比較的気軽に流せます。
ケーブルテレビならCMを打てる、が・・・
ケーブルテレビの残念な点は、受信可能な世帯数は多くても、実際に見ている人は非常にレアなところ。
さて、実際にオンエアしてみると、なんと1回のオンエア(30万-50万世帯)で売上0件、数十回のオンエアでも安定して0件。
CMの総累積到達件数1,000万世帯を超えたと思いますが、それでも「0件!」
予想以上のインパクトでした
(同時に、香水ビジネスって難しいなと感じました)
テレビCMへの関心は薄れ
実際の視聴者数が期待できないケーブルテレビではCMを流しても、大して売上が上がらないと予測していました。
ただ、テレビCM効果の可能性の検証という点で、学ぶべきものがあると期待しておりました。
(そして、その経験値や手応えをベースに将来、地上波でのCM展開もありうるかも?という皮算用も)
しかし、0件だと、なんというか「検証のしようがない」が率直な感想でした。スタートラインにさえ立てなかった感触しか残りませんでした。
誤解を招くといけませんので補足します。"ケーブルだとCMがムダ"という話ではなく、"香水とテレビCMは相性が良くない"という感触を抱きました。
他の商品なら違う結果だったかもしれません。
香水とテレビCMは相性が良くない
この事件以来、製品のテレビ露出への関心は、減衰したままです。
香水とテレビCMは、相性は良くないという考えは、今でも変わりません。
だから、一部の世界的なブランドさんが、たまに、香水のテレビCMを流していると
「このCMの真意は?」
とCM放映の裏側を空想したりするクセがついてしまいました。
(2017-10-27)
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