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( 香水工場の )

香る生活


大酒飲みとライトなお酒

お酒の魅力


「人類最良の飲み物といえば母乳以外ではビール」ということわざがあったり「味わうべき酒はワイン」のようなことをおっしゃる方もいます。

お酒はふしぎな飲み物ですよね。


パワフルな大酒飲み達


昔は、酒好き同僚と飲みに繰り出す機会も多かったです。

いろいろな酒飲みがいましたが、大酒飲みの人たちは、概して、ライトでフルーティーな日本酒に批判的でした。

「水のような」酒は酔わないというのが理由でした。

そんな男達の愛するタバコは「ホープ」「ピース」「わかば」あたり。

愛する甘味料は「チクロ」。

寿司なら、重金属汚染リスクが高い「トロ」に限る。脂っこいほど旨い!に決まっている。

こういう人種はパワーがあります。


ライト香水へのご不満


中高年らしき女性の方にお電話いただきました。近年の香水は物足りないとのことです。

「ライトすぎる」という趣旨でした。お聞きすれば相当の香水通。

知らない香水についてロウロウとそのすばらしさを訴えられたのですが、どれも濃厚そうなものばかり。


ライト指向の現代


現代は、食品も酒もタバコも香水も、すべてライト指向です。

それに「小食」です。

香水のライト指向は、これは80年代後半から顕著になってきた世界的な傾向です。現代人は少し食べ過ぎただけでバタバタと糖尿病です。夜を徹して食べ続けたという本来のフレンチなどカケラさえなくなりました。

「淡泊」「ライト」「小食」には、現代人の生命力が細ってきている印象も受けます。

一方、戦乱が少なく比較的安定した社会を長く穏やかに生きるための人類の生理的な変化かもしれません。


(2018-01-17)
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