( 香水工場の )
香る生活
体臭でわかる人の生命力
楽しく明るい人だったようだ
ヘレン・ケラーといえば、小学校で習う古典的な偉人。今日は彼女の嗅覚について。
最近読ん何かの記事に匂いに対する彼女の感覚の凄さが書かれておりました。
興味が湧き、彼女の著作を取り寄せ読んでみました。すると、小学校で教わったヘレン・ケラーとは違う印象。実際の彼女は、偶像化された偉人ではなく、もっとリアルで楽しい人だったようです。
香りにでる人の生命力
彼女の嗅覚については「The World I Live In」(私が生きている世界)というエッセイ集に書かれています。今読んでいます。原文で何十ページも読むのはきついが、何とかこの嗅覚の部分だけでも。
体臭は顔と同じくらいその人を語る
「体臭は、顔や手と同じで、個人ごとに違っており、匂いで誰であるか特定することができる」
(Human odors are as varied and capable of recognition as hands and faces)
「アフリカのド真ん中で会ってもすぐにわかる」
(recognize his odor instantly in the heart of Africa)
これの部分はおもしろい。体臭は、顔と同じくらい個人ごとに特定可能ということらしい。
刺激的な体臭の人の方が生命力がある
「刺激的な体臭の人は、エネルギーに満ちている」。
(one who has a pungent odor often possesses great vitality, energy, and vigor of mind)
「私はときどきはっきりした体臭がない人に出会うことがあるが、そういう人々は概して生命力や面白みに欠けているようです」とも言っています。
体臭が弱い日本人はどう?
体臭のない日本人など、ヘレンからすれば、面白みのない民族に写ったのだろうか?
彼女は、日本に何回か来ていますので、日本人の印象はきっとあるかと思いますが、その辺の記述はありませんでした。
(2018-01-21)
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