( 香水工場の )
香る生活
アンチエイジング原料のテスト
スキンケアの新しい原料をトライアル中 (2018/06/04)
( 新しいアンチエイジング原料、ヘラの先に付いている黄色い液体がそれ、中身はローズマリーエキス )
先月のキャンペーンで、ネイルケア「こまめ」をフルボトルご購入のお客さまに配布しました。このブログをお読みの読者にも「こまめ」を現在、使用されている方がおられると思います。
お気に召されることを祈るばかりです。
「こまめ」のキー成分は、ハーブのディルエキスでした。
この原料は、化粧品原料メーカーさんから仕入れるのですが、こちらの会社さんは、ローズマリーエキスを利用したアンチエイジング原料も製造されています。
この原料が、気になっていてお願いしてサンプルを分けてもらいました。
医薬品開発をしている人から聞いた話ですが、近年の新薬開発は、病気の原因タンパク質と結合できる物質の分子構造をスパコンを使ってシミュレーションするとか。
だから、コンピューターの中で作り出される分子構造をもとに、逆にそういう物質を創り出す手法だそうです。
このへんは、私の知らない世界なので、聞き違いかもしれませんが、次の話は本当だと感じました。
スパコンでシミュレーションするとはいえ、まったくゼロから分子構造から決めていくより、薬効がある植物を選び、その成分をベースに分子構造を決めていく方が新薬の発見につながりやすい。
「植物には、人智では到達できない薬効成分が、まだまだありそう」
薬効が認められた植物は、とくに「薬草」(やくそう)や「薬用植物」(やくようしょくぶつ)と呼ばれます。
人類が薬草を利用してきた歴史は深く驚異的です。どんな民族でも植物を利用した民間療法の言い伝えは必ずあるものです。
その中でも凄い人類の英知の一つが中国の『神農・本草経』(しんのうほんぞうきょう)という本。
書かれた時代は、後漢時代(日本では、邪馬台国の卑弥呼以前)とされますが、もともとあった民間の伝承や民間療法をもとに集大成したモノと考えられています。
そのもともとの伝承は、紀元前数千年も前に「神農」という神様が、さまざまな植物の根・茎・葉・実を自分のカラダを使って薬効を試し、何度も毒にあたりながら調査したもの。
(「毒にあたる」という部分は、実に人間的ですね)
何度も毒にあたりながらも、そのたびに植物の薬効によって生き返ったとか。
(神様なのにクスリで救われる部分も人間的)
この神農さまは、植物に触れるだけで、どんな薬効があるかわかったといった伝説をどこかで読みましたが、出典を思い出せません。
神農本草経には、数百種類の植物の薬効が掲載されています
しかし、私の印象では、どんな植物も、人にとって、なにかしら薬効があるようです(逆に言えば、植物は副作用リスクを伴う生き物)。
私にとって、超・気になる植物が、ローズマリー。
西洋では伝統的に、記録力によい、膝や関節に効果があるアンチエイジングの植物とされてきました。「記憶力のハーブ」とも呼ばれます。
(香りと記憶をコントロールする脳内の部分は、同じ海馬。記憶と香りは密接な関係がありそう)
ローズマリーは、抗酸化作用があることでも有名で、血行促進や美容効果があります。認知症への効果も。
(私の素人意見ですが、老化とは「毛細血管の破損」と信じる私には、血行や血管をプロテクトする成分こそがアンチエイジングの王道)
ローズマリーに含まれる薬効は、すべて解明されているわけでありません。今後、どんな凄い未知の成分が飛び出すかわからないポテンシャルがあります。
(要は、私は軽度のローズマリー信者)
だから、ベタガードにローズマリー精油を配合しましたし、こまめにもローズマリーです。もう一つ、何かできないかなと、今回入手したローズマリーエキスの原料を元に現在トライアル中です。
私は以前、無線通信のソフトウェアを開発する会社にて仕事をした経験があります。
その際、通信速度を測定して、どの他社製品をもしのぐ結果が出たので、「世界最速スピード」と広告しました。
ウソは言っていません。
しかし、世界最速であるためには、ある一定のテスト条件があったり、テストデータの中で自社の都合がよいモノだけを選択するなど、"厳密な公平さからすれば、世界最速とは言えない" という気持ちもありました。
企業やメーカーが出してくる実験データには、多かれ少なかれ、このような背景があります。データで示された奇跡が、私やみなさんに、そのまま起きるとは考えにくいのですが、期待したいと思います。
当社では、社内で進めているテストに協力して下さるボランティアを募集します。
・実験期間: 2ヶ月
・方法: 当社提供ジェルタイプ・スキンケアを朝夕2回、気になるシワなどに塗布
・提出物: 感想をお電話でお聞かせください
・謝礼: Amazonギフトカード(2000円)
・募集人数: 5名
※条件: 40才以上(自己申告)で小じわなど気にされている部分がある方
※注意点: 湿疹などトラブルの可能性があります
応募方法は、2018年6月号の「月一メルマガ」(6/4発行予定)をご覧下さい。
(URLは、「月一メルマガ」で検索ください)
今までの経験から、ボランティアは20名くらい応募いただけるのではないかと思いますが、今回、ぜひ注意いただきたいことは、実験の過程で湿疹がでるかもしれない点です。
実は、社内のスタッフの一人は、この原料を含むジェルの塗布後、顔に湿疹がでてしまいました。すぐに水で洗いローズジェルを塗ったら30分くらいで正常に戻りました。
安全な原料しか使用していませんが、それでも、スキンケアのテストでは、このようなトラブルはたまに起きます。
湿疹がでても自己責任です、そういうリスクをご承知いただく方にお願いします。
※続編記事 → ローズマリーランド
(2018-06-04)
( 新しいアンチエイジング原料、ヘラの先に付いている黄色い液体がそれ、中身はローズマリーエキス )
「こまめ」は試されましたか?
先月のキャンペーンで、ネイルケア「こまめ」をフルボトルご購入のお客さまに配布しました。このブログをお読みの読者にも「こまめ」を現在、使用されている方がおられると思います。
お気に召されることを祈るばかりです。
「こまめ」のキー成分は、ハーブのディルエキスでした。
この原料は、化粧品原料メーカーさんから仕入れるのですが、こちらの会社さんは、ローズマリーエキスを利用したアンチエイジング原料も製造されています。
この原料が、気になっていてお願いしてサンプルを分けてもらいました。
植物の力
医薬品開発をしている人から聞いた話ですが、近年の新薬開発は、病気の原因タンパク質と結合できる物質の分子構造をスパコンを使ってシミュレーションするとか。
だから、コンピューターの中で作り出される分子構造をもとに、逆にそういう物質を創り出す手法だそうです。
このへんは、私の知らない世界なので、聞き違いかもしれませんが、次の話は本当だと感じました。
スパコンでシミュレーションするとはいえ、まったくゼロから分子構造から決めていくより、薬効がある植物を選び、その成分をベースに分子構造を決めていく方が新薬の発見につながりやすい。
「植物には、人智では到達できない薬効成分が、まだまだありそう」
『神農本草経』(しんのうほんぞうきょう)
薬効が認められた植物は、とくに「薬草」(やくそう)や「薬用植物」(やくようしょくぶつ)と呼ばれます。
人類が薬草を利用してきた歴史は深く驚異的です。どんな民族でも植物を利用した民間療法の言い伝えは必ずあるものです。
その中でも凄い人類の英知の一つが中国の『神農・本草経』(しんのうほんぞうきょう)という本。
書かれた時代は、後漢時代(日本では、邪馬台国の卑弥呼以前)とされますが、もともとあった民間の伝承や民間療法をもとに集大成したモノと考えられています。
そのもともとの伝承は、紀元前数千年も前に「神農」という神様が、さまざまな植物の根・茎・葉・実を自分のカラダを使って薬効を試し、何度も毒にあたりながら調査したもの。
(「毒にあたる」という部分は、実に人間的ですね)
何度も毒にあたりながらも、そのたびに植物の薬効によって生き返ったとか。
(神様なのにクスリで救われる部分も人間的)
この神農さまは、植物に触れるだけで、どんな薬効があるかわかったといった伝説をどこかで読みましたが、出典を思い出せません。
神農本草経には、数百種類の植物の薬効が掲載されています
しかし、私の印象では、どんな植物も、人にとって、なにかしら薬効があるようです(逆に言えば、植物は副作用リスクを伴う生き物)。
ローズマリーのマジック
私にとって、超・気になる植物が、ローズマリー。
西洋では伝統的に、記録力によい、膝や関節に効果があるアンチエイジングの植物とされてきました。「記憶力のハーブ」とも呼ばれます。
(香りと記憶をコントロールする脳内の部分は、同じ海馬。記憶と香りは密接な関係がありそう)
ローズマリーは、抗酸化作用があることでも有名で、血行促進や美容効果があります。認知症への効果も。
(私の素人意見ですが、老化とは「毛細血管の破損」と信じる私には、血行や血管をプロテクトする成分こそがアンチエイジングの王道)
私はローズマリー信者
ローズマリーに含まれる薬効は、すべて解明されているわけでありません。今後、どんな凄い未知の成分が飛び出すかわからないポテンシャルがあります。
(要は、私は軽度のローズマリー信者)
だから、ベタガードにローズマリー精油を配合しましたし、こまめにもローズマリーです。もう一つ、何かできないかなと、今回入手したローズマリーエキスの原料を元に現在トライアル中です。
奇跡は起きるのか?
私は以前、無線通信のソフトウェアを開発する会社にて仕事をした経験があります。
その際、通信速度を測定して、どの他社製品をもしのぐ結果が出たので、「世界最速スピード」と広告しました。
ウソは言っていません。
しかし、世界最速であるためには、ある一定のテスト条件があったり、テストデータの中で自社の都合がよいモノだけを選択するなど、"厳密な公平さからすれば、世界最速とは言えない" という気持ちもありました。
企業やメーカーが出してくる実験データには、多かれ少なかれ、このような背景があります。データで示された奇跡が、私やみなさんに、そのまま起きるとは考えにくいのですが、期待したいと思います。
実験ボランティア募集
当社では、社内で進めているテストに協力して下さるボランティアを募集します。
・実験期間: 2ヶ月
・方法: 当社提供ジェルタイプ・スキンケアを朝夕2回、気になるシワなどに塗布
・提出物: 感想をお電話でお聞かせください
・謝礼: Amazonギフトカード(2000円)
・募集人数: 5名
※条件: 40才以上(自己申告)で小じわなど気にされている部分がある方
※注意点: 湿疹などトラブルの可能性があります
応募方法は、2018年6月号の「月一メルマガ」(6/4発行予定)をご覧下さい。
(URLは、「月一メルマガ」で検索ください)
今までの経験から、ボランティアは20名くらい応募いただけるのではないかと思いますが、今回、ぜひ注意いただきたいことは、実験の過程で湿疹がでるかもしれない点です。
実は、社内のスタッフの一人は、この原料を含むジェルの塗布後、顔に湿疹がでてしまいました。すぐに水で洗いローズジェルを塗ったら30分くらいで正常に戻りました。
安全な原料しか使用していませんが、それでも、スキンケアのテストでは、このようなトラブルはたまに起きます。
湿疹がでても自己責任です、そういうリスクをご承知いただく方にお願いします。
※続編記事 → ローズマリーランド
(2018-06-04)
< ローズマリーランド || fragrance.co.jpへ、準備はじめ >
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