( 香水工場の )
香る生活
金木犀2015、新パッケージお目見え
森林系デザインの外箱で統一されている当社香水シリーズですが、金木犀2015用に "特別パッケージ" を投入 (2019/04/03)
( 金木犀2015の新パッケージ、できたて。まだスタジオでの写真撮影が済んでいないので、私のショットで緊急披露。2019年4月出荷分から、金木犀2015は、新外装に移行します。中身はこれまでどおり )
当社では、以前からキンモクセイの香りを製品としてラインアップしてきました。
キンモクセイの香りを香水として使いたいという需要は高く、以前から人気があります。
なるべくキンモクセイの生花に近い香りを追い求めていますが、これがなかなか。
人智では、とても再現できないのではと思いたくなるほど香りの再現は難しい。
当社のキンモクセイの香りは、「金木犀」からはじまり「金木犀2011」「金木犀2012」と増えていきました。
現在、これらは廃盤となり「金木犀2015」のみが残りました。
「金木犀2015」は、2015年にリリースされましたが、製造は、毎年、数回の頻度で行っています。
先日、はじめてのお客様に「金木犀2019」がほしいと言われました。
「製造した年のことでしょ?」との言葉に、おーそいういう解釈もありかと、と妙に感心しました。
車なら「2019年型○○」のような言い方しますし。
「金木犀2015」は、2019年になっても、2020年になっても「金木犀2015」です。
製品化したキンモクセイの香りは、数種類。
製品化まで行かなかった試作まで含めると、キンモクセイの香りは、それなりに制作してきましたが、現在販売中の「金木犀2015」が一番よい出来栄えと私は感じています。
ここらへんで、一番成功したこの香りで、少し認知度を上げたいという狙いがあります。
というのは、20年前、ほぼ当社製品の独壇場であった "金木犀香水" 市場も、過去5年くらいで新規参入が相次いでいますし、まだまだ参入しそうな気配。
(金木犀香水を出す生協さんもありまして、驚きました)
香りで負けるのなら、市場原理のなすままですが、マーケティングや販売力で負けることは避けたい。
"金木犀の老舗" らしく、ここはしっかりと"頑張っています!アピール" はしたいところ。
こんな事情で外装を変えてみました。
お気に召されるといいのですが。
( 既存の森林系デザイン・・・こちらも私が好きな外装です。こちらも捨てがたい )
キンモクセイも生花から香料は少しだけ採れますが、花の香りとはかなり違います。
だから他の成分で再現を試みることになります。
キンモクセイの香りを構成する成分は200種類くらい特定できています。
しかし、それらを混ぜてもキンモクセイの香りにならない点は、ナゾです。
バラも同じです。
世界中のパフューマーの憧れであり、紀元前からの目標であるにもかかわらず、生花のバラの香りを再現できた香水はありません。
生花のようなバラ香水を探している人って、実に多いのですが、けっきょく諦めることになります。
植物の花の香りって、自然界が 2億年くらい (被子植物は中生代ジュラ紀に生まれたらしい) かけて創られたもの。
だから、人類が賢くなっても、すごい AI が出現しても、2億年の偉大な試行錯誤、神の意志を伴ったトライアルには、追いつけないように感じています。
(2019-04-03)
( 金木犀2015の新パッケージ、できたて。まだスタジオでの写真撮影が済んでいないので、私のショットで緊急披露。2019年4月出荷分から、金木犀2015は、新外装に移行します。中身はこれまでどおり )
2015年にリリースされた「金木犀2015」
当社では、以前からキンモクセイの香りを製品としてラインアップしてきました。
キンモクセイの香りを香水として使いたいという需要は高く、以前から人気があります。
なるべくキンモクセイの生花に近い香りを追い求めていますが、これがなかなか。
人智では、とても再現できないのではと思いたくなるほど香りの再現は難しい。
当社のキンモクセイの香りは、「金木犀」からはじまり「金木犀2011」「金木犀2012」と増えていきました。
現在、これらは廃盤となり「金木犀2015」のみが残りました。
「金木犀2019」がほしいと言われても存在しない
「金木犀2015」は、2015年にリリースされましたが、製造は、毎年、数回の頻度で行っています。
先日、はじめてのお客様に「金木犀2019」がほしいと言われました。
「製造した年のことでしょ?」との言葉に、おーそいういう解釈もありかと、と妙に感心しました。
車なら「2019年型○○」のような言い方しますし。
「金木犀2015」は、2019年になっても、2020年になっても「金木犀2015」です。
新パッケージの背景
製品化したキンモクセイの香りは、数種類。
製品化まで行かなかった試作まで含めると、キンモクセイの香りは、それなりに制作してきましたが、現在販売中の「金木犀2015」が一番よい出来栄えと私は感じています。
ここらへんで、一番成功したこの香りで、少し認知度を上げたいという狙いがあります。
というのは、20年前、ほぼ当社製品の独壇場であった "金木犀香水" 市場も、過去5年くらいで新規参入が相次いでいますし、まだまだ参入しそうな気配。
(金木犀香水を出す生協さんもありまして、驚きました)
香りで負けるのなら、市場原理のなすままですが、マーケティングや販売力で負けることは避けたい。
"金木犀の老舗" らしく、ここはしっかりと"頑張っています!アピール" はしたいところ。
こんな事情で外装を変えてみました。
お気に召されるといいのですが。
( 既存の森林系デザイン・・・こちらも私が好きな外装です。こちらも捨てがたい )
余談:キンモクセイの香りの話
キンモクセイも生花から香料は少しだけ採れますが、花の香りとはかなり違います。
だから他の成分で再現を試みることになります。
キンモクセイの香りを構成する成分は200種類くらい特定できています。
しかし、それらを混ぜてもキンモクセイの香りにならない点は、ナゾです。
バラも同じです。
世界中のパフューマーの憧れであり、紀元前からの目標であるにもかかわらず、生花のバラの香りを再現できた香水はありません。
生花のようなバラ香水を探している人って、実に多いのですが、けっきょく諦めることになります。
植物の花の香りって、自然界が 2億年くらい (被子植物は中生代ジュラ紀に生まれたらしい) かけて創られたもの。
だから、人類が賢くなっても、すごい AI が出現しても、2億年の偉大な試行錯誤、神の意志を伴ったトライアルには、追いつけないように感じています。
(2019-04-03)
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