( 香水工場の )
香る生活
5月の香りの花・ジャスミン
香りが良いだけでなく、とっても縁起がよい花 (2019/05/10)
( 可憐なジャスミンの花、近所で 05/08 )
いたるところで、ジャスミンの香りが漂っています。ジャスミンの香りはパワフルなので、よくわかります。
東京では、大型連休の前くらいから咲き始め、連休が終わった現在ピークは過ぎましたが、まだ香るお宅も多く、街中がジャスミン臭に覆われている感じです。
東京では、お庭の生け垣、玄関のフェンスにジャスミンをはわせるお宅も多く、5月初旬はジャスミンの街に変貌します。
(東京はコンクリート・ジャングルですが、郊外では、花を栽培するお宅も多く「花の街」とも言えなくない)
私は、集合住宅に住んでいて、草木を植えるスペースがありませんが、一戸建てのお宅がいろいろ植えてくれているので、通勤中や買い物などの生活の中でジャスミンの香りが堪能できます。
15年くらい前に、このブログで、ジャスミンにはインドールが含まれており「どこか、おしっこのニオイが」と書きました。
その頃、ネット内ではあまり書いていないことで、この記事は比較的話題を集めました。しかし、現在ではインドールやスカトール(どちらも大便臭のニオイ成分)が含まれると書いている記事がいっぱい、Google検索上位を占めています。
ですので、今日は、違った話題としてジャスミンの名前の由来を。
「Jasmine(ジャスミン)」は英語ですが、語源は古代ペルシャ語。
(知っていたかのような書き方ですが、完全に受け売り)
英語Wikipediaで確認しても、そう書いてあるので、たぶん、そうなんだろう。
ペルシャは、現在のイラン。
「ジャスミン」は、古代ペルシア語の「ヤスミン(Yasamin/Yasameen)」に由来し、ヤスミンは「神からの贈り物」という意味だそうです。
(意外にもすごい名前)
英語Wikiには「Yasamin」とは「Gift from God」「God's Gift」と書かれていました。
「ゴッズ・ギフト!」・・・パワフルなコトバですね~
香りもパワフルだけど、意味もパワフルなんですね。
どれだけ縁起がよい花なのかと。
当社にも「ジャスミン」というネーミングの香水があります。
この名前通りの製品で、ジャスミンそのままの香りです。
香水によく使用されるジャスミンには、Jasmine Sambac(サンバック)とJasmine Abs.(ジャスミン・アブソリュート)がありますが、当社の「ジャスミン」は、Jasmin Sambac。
(ジャスミンにも、いろいろな種類があるので、念のため)
多くの植物では、花から採取される香料は、多くの場合、花の香りとは違うモノが多い。
ですが、ジャスミンの場合、香料もジャスミンの花の香りのまま。ですので、この香料を配合すれば、素朴にジャスミンの香りなる。
案外、シンプルな処方で、すっきり制作した方が、ジャスミンらしく、ジャスミンの良さが出ます。
当社の「ジャスミン」は、そういうコンセプトです。
(世の中のジャスミン香水の場合は、いろいろで、当社のようなコンセプトは、むしろ少数派)
今年は、4月中旬から急に当社「ジャスミン」の販売数が伸びました。
私の周囲では、まだ花は咲いていませんでしたが、こういう時は、どこかで咲き出しているときです。
そして、現在でもよい売れ行きです。
街中に咲いているジャスミンの香りに触れ、「ジャスミンの香水ってないのかしら?」と探されるのでしょう。
ありがたいお話です。ありがとうございます。
最後に、ジャスミンの安眠効果について。
独ルール大学ハット教授(Prof Hatt of the Ruhr University in Bochum, Germany)のマウス実験によれば、ジャスミンの香りは肺から血液に吸収され大脳に伝えられるそうです。
(香りは鼻で感じるものですが、鼻から入る香りは嗅覚信号になるものの、香り成分そのものの吸収は、肺から入るケースが多いようです)
そして、血中の香り成分が大脳に伝わると、脳内では脳内ホルモンの一種 "GABA" が分泌されるそうです。GABA とはストレスを鎮める効果があり、これが安眠へと誘います。
そこで、考えつく応用がこれ → ジャスミンを鉢植えにしてお部屋で育てる
すると、香りが楽しめて、さらに安眠効果の恩恵も。
実際、このようなオススメ記事が、英語圏ではちらほら書かれています。
(そのうち、日本でも書かれるようになるのでしょう)
でもね、日光を好むジャスミン、やはりお日様の下の方が、ジャスミンにとってはうれしいだろう。
(2019-05-10)
( 可憐なジャスミンの花、近所で 05/08 )
ジャスミン満開
いたるところで、ジャスミンの香りが漂っています。ジャスミンの香りはパワフルなので、よくわかります。
東京では、大型連休の前くらいから咲き始め、連休が終わった現在ピークは過ぎましたが、まだ香るお宅も多く、街中がジャスミン臭に覆われている感じです。
東京では、お庭の生け垣、玄関のフェンスにジャスミンをはわせるお宅も多く、5月初旬はジャスミンの街に変貌します。
(東京はコンクリート・ジャングルですが、郊外では、花を栽培するお宅も多く「花の街」とも言えなくない)
私は、集合住宅に住んでいて、草木を植えるスペースがありませんが、一戸建てのお宅がいろいろ植えてくれているので、通勤中や買い物などの生活の中でジャスミンの香りが堪能できます。
ジャスミン「らしからぬニオイ」とは?
15年くらい前に、このブログで、ジャスミンにはインドールが含まれており「どこか、おしっこのニオイが」と書きました。
その頃、ネット内ではあまり書いていないことで、この記事は比較的話題を集めました。しかし、現在ではインドールやスカトール(どちらも大便臭のニオイ成分)が含まれると書いている記事がいっぱい、Google検索上位を占めています。
ですので、今日は、違った話題としてジャスミンの名前の由来を。
ジャスミン、凄い意味
「Jasmine(ジャスミン)」は英語ですが、語源は古代ペルシャ語。
(知っていたかのような書き方ですが、完全に受け売り)
英語Wikipediaで確認しても、そう書いてあるので、たぶん、そうなんだろう。
ペルシャは、現在のイラン。
「ジャスミン」は、古代ペルシア語の「ヤスミン(Yasamin/Yasameen)」に由来し、ヤスミンは「神からの贈り物」という意味だそうです。
(意外にもすごい名前)
英語Wikiには「Yasamin」とは「Gift from God」「God's Gift」と書かれていました。
「ゴッズ・ギフト!」・・・パワフルなコトバですね~
香りもパワフルだけど、意味もパワフルなんですね。
どれだけ縁起がよい花なのかと。
当社のジャスミン香水
当社にも「ジャスミン」というネーミングの香水があります。
この名前通りの製品で、ジャスミンそのままの香りです。
香水によく使用されるジャスミンには、Jasmine Sambac(サンバック)とJasmine Abs.(ジャスミン・アブソリュート)がありますが、当社の「ジャスミン」は、Jasmin Sambac。
(ジャスミンにも、いろいろな種類があるので、念のため)
多くの植物では、花から採取される香料は、多くの場合、花の香りとは違うモノが多い。
ですが、ジャスミンの場合、香料もジャスミンの花の香りのまま。ですので、この香料を配合すれば、素朴にジャスミンの香りなる。
案外、シンプルな処方で、すっきり制作した方が、ジャスミンらしく、ジャスミンの良さが出ます。
当社の「ジャスミン」は、そういうコンセプトです。
(世の中のジャスミン香水の場合は、いろいろで、当社のようなコンセプトは、むしろ少数派)
咲き出すと売れる
今年は、4月中旬から急に当社「ジャスミン」の販売数が伸びました。
私の周囲では、まだ花は咲いていませんでしたが、こういう時は、どこかで咲き出しているときです。
そして、現在でもよい売れ行きです。
街中に咲いているジャスミンの香りに触れ、「ジャスミンの香水ってないのかしら?」と探されるのでしょう。
ありがたいお話です。ありがとうございます。
ジャスミンで安眠
最後に、ジャスミンの安眠効果について。
独ルール大学ハット教授(Prof Hatt of the Ruhr University in Bochum, Germany)のマウス実験によれば、ジャスミンの香りは肺から血液に吸収され大脳に伝えられるそうです。
(香りは鼻で感じるものですが、鼻から入る香りは嗅覚信号になるものの、香り成分そのものの吸収は、肺から入るケースが多いようです)
そして、血中の香り成分が大脳に伝わると、脳内では脳内ホルモンの一種 "GABA" が分泌されるそうです。GABA とはストレスを鎮める効果があり、これが安眠へと誘います。
そこで、考えつく応用がこれ → ジャスミンを鉢植えにしてお部屋で育てる
すると、香りが楽しめて、さらに安眠効果の恩恵も。
実際、このようなオススメ記事が、英語圏ではちらほら書かれています。
(そのうち、日本でも書かれるようになるのでしょう)
でもね、日光を好むジャスミン、やはりお日様の下の方が、ジャスミンにとってはうれしいだろう。
(2019-05-10)
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