( 香水工場の )
香る生活
新「ねりこ・白檀2019」、年末~年明けに
ねりこ・白檀2019のおしらせ (2019/10/07)
( スティックタイプ容器のデザイン案、みなさんはどれがお好き? )
お待たせしている練り香水「ねりこ・白檀2019」ですが、なかなかはっきりしたアナウンスができずお許しください。
ようやく「年末~年明けにリリースします」とだけアナウンスできる状態になりました。
新・練り香水の容器には、スティックタイプを採用。
練り香水って、ほとんどの人が、そんなには量を使えないんです。
(海外では、そうでもなさそうですが)
すると現行のコンテナタイプでは、何年も使い切れずに、最終的に途中廃棄というケースが多い。
ですので、容量を少なくし、価格も多少下げたいというテーマが一点。
さらに、手を汚さずに使用したいという需要もそれなりに高い。これが二点目のテーマ。
ちょうどベタリップ (ベタガードのリップクリーム版) の開発中だったので、この容器が、新・練り香水にもぴったりやね、ということで採用になりました。
処方も完成し、容器の発注も完了しています。
パッケージデザインなども完成していました・・・
可能ならば、ベタリップと同時の12月リリースを目標にしてきましたが、残念ながら早くて12月下旬、もしかしたら年明けリリースとなりそうです。
新製品って、毎回細心の注意を払っているつもりながら、想定外なことが起きて、あわてるケースがあります(製造業の宿命と言うか)。
「ねりこ・白檀2019」も思わぬ指摘で、ちょっと淀みました。
それは、デザイナーの一言。
ベタリップと同じ容器なので「リップクリームと間違える人いませんかね~」
私の第一印象は「あれ!」
いや、そういう誤解は起こりうる、ここは盲点だった。
「練り香水」であることをもっとわかりやすく明示する必要があると考え直し、容器の印刷デザインとパッケージデザインを白紙に戻しやり直すことに、現在、鋭意進行中。
ここからは余談。昔『タイタニック』という映画がヒットしました。
あのときのタイタニック号は、CGが使われていますが、かなり大きなレプリカ船も制作されたそうで。予算の関係から船の右半分の右舷だけが建造されました。
あるインタビューで、半分の模型で「100万ドル節約できた」とジェームズ・キャメロン監督が言っていたので、もしかしたら模型の制作費用は1億円くらいか。
で、左舷も制作したら2億円だったという意味ですかね?
で、笑えるのはここから。船の接岸は、昔から国際的に左舷で行うことが常識 (飛行機も搭乗口は左舷)。
完成したタイタニック号も左舷で接岸させようとしたら、「あれ?」となったそうです。
(「あれ?」というより「ガチョーン!」かな)
右舷のレプリカしかありませんからね。
レプリカの制作に関わった人は、監督をはじめ莫大な数のスタッフ、が、誰も完成するまで気づかなかった。
1億円が溶けるかと思われた瞬間、キャメロン監督は、右舷のまま撮影し、編集時に左右逆にして、なんとか乗り切りました。
ボタンのかけ方を逆にした服を準備したり、[TITANIC」を「CINATIT」と刺繍した船員用の帽子を制作したりとか調整はありましたが。
なかなか含蓄がある話ですよね。
最終段階になって「あれ?」という瞬間、"製造業あるある" の一つなんです。
今回は、新「ねりこ・白檀2019」開発の最終段階で、ややこの雰囲気でしたが、なんとか年末に出せるよう頑張ります。
(2019-10-08)
( スティックタイプ容器のデザイン案、みなさんはどれがお好き? )
ねりこ・白檀2019
お待たせしている練り香水「ねりこ・白檀2019」ですが、なかなかはっきりしたアナウンスができずお許しください。
ようやく「年末~年明けにリリースします」とだけアナウンスできる状態になりました。
容器はベタリップと共通
新・練り香水の容器には、スティックタイプを採用。
練り香水って、ほとんどの人が、そんなには量を使えないんです。
(海外では、そうでもなさそうですが)
すると現行のコンテナタイプでは、何年も使い切れずに、最終的に途中廃棄というケースが多い。
ですので、容量を少なくし、価格も多少下げたいというテーマが一点。
さらに、手を汚さずに使用したいという需要もそれなりに高い。これが二点目のテーマ。
ちょうどベタリップ (ベタガードのリップクリーム版) の開発中だったので、この容器が、新・練り香水にもぴったりやね、ということで採用になりました。
リリース時期、12月下旬
処方も完成し、容器の発注も完了しています。
パッケージデザインなども完成していました・・・
可能ならば、ベタリップと同時の12月リリースを目標にしてきましたが、残念ながら早くて12月下旬、もしかしたら年明けリリースとなりそうです。
想定外だったこと
新製品って、毎回細心の注意を払っているつもりながら、想定外なことが起きて、あわてるケースがあります(製造業の宿命と言うか)。
「ねりこ・白檀2019」も思わぬ指摘で、ちょっと淀みました。
それは、デザイナーの一言。
ベタリップと同じ容器なので「リップクリームと間違える人いませんかね~」
私の第一印象は「あれ!」
いや、そういう誤解は起こりうる、ここは盲点だった。
「練り香水」であることをもっとわかりやすく明示する必要があると考え直し、容器の印刷デザインとパッケージデザインを白紙に戻しやり直すことに、現在、鋭意進行中。
映画『タイタニック』の「あれ?」
ここからは余談。昔『タイタニック』という映画がヒットしました。
あのときのタイタニック号は、CGが使われていますが、かなり大きなレプリカ船も制作されたそうで。予算の関係から船の右半分の右舷だけが建造されました。
あるインタビューで、半分の模型で「100万ドル節約できた」とジェームズ・キャメロン監督が言っていたので、もしかしたら模型の制作費用は1億円くらいか。
で、左舷も制作したら2億円だったという意味ですかね?
で、笑えるのはここから。船の接岸は、昔から国際的に左舷で行うことが常識 (飛行機も搭乗口は左舷)。
完成したタイタニック号も左舷で接岸させようとしたら、「あれ?」となったそうです。
(「あれ?」というより「ガチョーン!」かな)
右舷のレプリカしかありませんからね。
レプリカの制作に関わった人は、監督をはじめ莫大な数のスタッフ、が、誰も完成するまで気づかなかった。
1億円が溶けるかと思われた瞬間、キャメロン監督は、右舷のまま撮影し、編集時に左右逆にして、なんとか乗り切りました。
ボタンのかけ方を逆にした服を準備したり、[TITANIC」を「CINATIT」と刺繍した船員用の帽子を制作したりとか調整はありましたが。
なかなか含蓄がある話ですよね。
最終段階になって「あれ?」という瞬間、"製造業あるある" の一つなんです。
今回は、新「ねりこ・白檀2019」開発の最終段階で、ややこの雰囲気でしたが、なんとか年末に出せるよう頑張ります。
(2019-10-08)
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