( 香水工場の )
香る生活
ボンファブリックという名のコットン布
ボンファブリックでどうだろうか? (2020/10/06)
プラスティックの緩衝材(かんしょうざい)は、軽さ・強度にすぐれている。
それと価格も。
当社では、プチプチやエアー緩衝材など使用している。
こちらも、プラ減量作戦の対象として、なんとかできないかと考えている。
一案としてとして木綿の布、コットン布をテスト導入した。
コットン布は、手ぬぐいや布巾(ふきん)として伝統的に利用されてきた。
「さらし」と呼ばれることもある。
服の素材だけでなく、木綿豆腐のように食品を濾す(こす)ための素材、ガーゼや脱脂綿の素材などにも利用される。
あまりにも応用範囲が広く、文字通り、万能布である。
当社では、この布を「Bon Fabric」(ボン・ファブリック)と命名した。
個人的に下着は、綿100%が好み。
昔、山岳部に所属して山に登ることも多かった私だが、山登りのインナーは化繊(かせん)が多い。
山で遭難した際、下着の材質は重要、ときに生死を分けることもある。
私も山に登るときは化繊のヒートインナーで行く。確かに暖かく守られている感じがするし、汗をかいても体温は奪われない。
しかし、化繊だと肌がイライラするのだ。山から降りてきて、バリバリバリッという音を立てながら、下着を脱ぐときの、肌の開放感は感動的だ。
皮膚が、ふたたび深呼吸をはじめる感覚である。
今さらながら木綿布のことを調べて驚くことばかり。
綿は、綿花から採れる植物性の繊維。綿花の種は、奈良時代~平安時代に伝来したとされるが、枯れてしまい普及しなかった。
綿花の栽培が日本で広く行われるのは、室町時代からで、その布が一般に普及するのは戦国時代らしい。
では、それまで日本人は、どんな布を身につけていたのか?麻か絹でだそうだ。そもそも「綿(わた)」とは、布団や座布団の中に入れるものを指しており、材質は問わないのだとか。
綿花が栽培される以前は、絹が主な綿だったわけで、室町時代以前、「綿」と言えば「絹」を指した。
「真綿(まわた)で首を絞める」は、サスペンス好きなあなたがよく耳にするドラマのセリフだが、綿の糸だと思ってないだろうか?
(私はそう思っていた)
真綿とは、絹のことだ。絹の後に、綿花から採れる綿が出てきたので、絹と区別するために「木綿」と呼ぶようになった。
綿花は低灌木の木にように見えるからだろう。
現在では、綿と言えば、綿花から採れる繊維、つまり、「綿(めん) = 木綿(もめん)」であり、絹を指すことはない。
綿花を栽培し、綿を作る産業は、近世以降の世界の産業を動かしてきたという歴史。
世界初の本格的な資本主義型企業である「東インド会社」の主要産物は「綿」で、やがて綿織物産業が、イギリス産業革命へと連なる。
近代以降、日本も含め世界貿易が「綿」を軸に回っている感じ、恐るべし「綿」!
( 仕入れたコットン布の包みを倉庫から出しているところ、それなりに重い )
写真は、テストとして仕入れたファーストロットの数百枚。
大阪・和泉市の藤木織布工場さんから仕入れた。
来月から少しずつ、宅急便での配送荷物にはコットン布を入れて発送する。
この布は、無漂白・無蛍光剤の品(「未さらし木綿」)。薄い茶色いシミみたいなものもたまについているが、精錬ムラといって漂白していない証拠だそうだ。
また、ちょっとだけ黄ばんでいるところがナチュラルだ。香料もナチュラルだと黄ばんでいるものが多い。
ちなみに、コットン布は無漂白の方が若干高くなる。漂白する方が、製造工程で一手間かかるわけで、なぜ安価なのか、とっても気になる。
本格的なお取引になるなら、工場さんに見学に行きこのへんは聞いてみたいと思う。
コットン布は、糸くずやホコリが出にくく、吸水性がよく乾きが早いため、キッチンに何枚あっても困らない。
この記事を書くため、私は毎朝、食器を洗った後、水取りのため、この布で拭いている。
洗えば洗うほど、使えば使うほど、風味が増す。
今まで近所の町内会で、手ぬぐいをもらうことはあったが、うれしさは今ひとつだったが、実生活の中で使ってみると、とても実用的で、すごい布じゃないか!とコットン布の良さを再発見中である。
【使用例】・・
●手ぬぐい
●布巾(ふきん)や食器拭き、おしぼり
●マスク生地
●果実搾り、油絞り、野菜水切り
●お米や蒸し料理の蒸し布
●縫い合せてエコバッグに
●マフラーやスカーフ(ちょっとムリか?)
【関連記事】
・ボンファブリックという名のコットン布
・プラスティック減量作戦:シュリンク
(2020-10-06)
プラの緩衝材
プラスティックの緩衝材(かんしょうざい)は、軽さ・強度にすぐれている。
それと価格も。
当社では、プチプチやエアー緩衝材など使用している。
こちらも、プラ減量作戦の対象として、なんとかできないかと考えている。
木綿の布(コットン布)
一案としてとして木綿の布、コットン布をテスト導入した。
コットン布は、手ぬぐいや布巾(ふきん)として伝統的に利用されてきた。
「さらし」と呼ばれることもある。
服の素材だけでなく、木綿豆腐のように食品を濾す(こす)ための素材、ガーゼや脱脂綿の素材などにも利用される。
あまりにも応用範囲が広く、文字通り、万能布である。
ボンファブリック
当社では、この布を「Bon Fabric」(ボン・ファブリック)と命名した。
木綿は肌に心地よい
個人的に下着は、綿100%が好み。
昔、山岳部に所属して山に登ることも多かった私だが、山登りのインナーは化繊(かせん)が多い。
山で遭難した際、下着の材質は重要、ときに生死を分けることもある。
私も山に登るときは化繊のヒートインナーで行く。確かに暖かく守られている感じがするし、汗をかいても体温は奪われない。
しかし、化繊だと肌がイライラするのだ。山から降りてきて、バリバリバリッという音を立てながら、下着を脱ぐときの、肌の開放感は感動的だ。
皮膚が、ふたたび深呼吸をはじめる感覚である。
木綿(もめん)と綿(めん)の違い
今さらながら木綿布のことを調べて驚くことばかり。
綿は、綿花から採れる植物性の繊維。綿花の種は、奈良時代~平安時代に伝来したとされるが、枯れてしまい普及しなかった。
綿花の栽培が日本で広く行われるのは、室町時代からで、その布が一般に普及するのは戦国時代らしい。
では、それまで日本人は、どんな布を身につけていたのか?麻か絹でだそうだ。そもそも「綿(わた)」とは、布団や座布団の中に入れるものを指しており、材質は問わないのだとか。
綿花が栽培される以前は、絹が主な綿だったわけで、室町時代以前、「綿」と言えば「絹」を指した。
「真綿(まわた)で首を絞める」は、サスペンス好きなあなたがよく耳にするドラマのセリフだが、綿の糸だと思ってないだろうか?
(私はそう思っていた)
真綿とは、絹のことだ。絹の後に、綿花から採れる綿が出てきたので、絹と区別するために「木綿」と呼ぶようになった。
綿花は低灌木の木にように見えるからだろう。
現在では、綿と言えば、綿花から採れる繊維、つまり、「綿(めん) = 木綿(もめん)」であり、絹を指すことはない。
産業革命を牽引した綿産業
綿花を栽培し、綿を作る産業は、近世以降の世界の産業を動かしてきたという歴史。
世界初の本格的な資本主義型企業である「東インド会社」の主要産物は「綿」で、やがて綿織物産業が、イギリス産業革命へと連なる。
近代以降、日本も含め世界貿易が「綿」を軸に回っている感じ、恐るべし「綿」!
役に立つかお試しください
( 仕入れたコットン布の包みを倉庫から出しているところ、それなりに重い )
写真は、テストとして仕入れたファーストロットの数百枚。
大阪・和泉市の藤木織布工場さんから仕入れた。
来月から少しずつ、宅急便での配送荷物にはコットン布を入れて発送する。
この布は、無漂白・無蛍光剤の品(「未さらし木綿」)。薄い茶色いシミみたいなものもたまについているが、精錬ムラといって漂白していない証拠だそうだ。
また、ちょっとだけ黄ばんでいるところがナチュラルだ。香料もナチュラルだと黄ばんでいるものが多い。
ちなみに、コットン布は無漂白の方が若干高くなる。漂白する方が、製造工程で一手間かかるわけで、なぜ安価なのか、とっても気になる。
本格的なお取引になるなら、工場さんに見学に行きこのへんは聞いてみたいと思う。
コットン布の使用例
コットン布は、糸くずやホコリが出にくく、吸水性がよく乾きが早いため、キッチンに何枚あっても困らない。
この記事を書くため、私は毎朝、食器を洗った後、水取りのため、この布で拭いている。
洗えば洗うほど、使えば使うほど、風味が増す。
今まで近所の町内会で、手ぬぐいをもらうことはあったが、うれしさは今ひとつだったが、実生活の中で使ってみると、とても実用的で、すごい布じゃないか!とコットン布の良さを再発見中である。
【使用例】・・
●手ぬぐい
●布巾(ふきん)や食器拭き、おしぼり
●マスク生地
●果実搾り、油絞り、野菜水切り
●お米や蒸し料理の蒸し布
●縫い合せてエコバッグに
●マフラーやスカーフ(ちょっとムリか?)
【関連記事】
・ボンファブリックという名のコットン布
・プラスティック減量作戦:シュリンク
(2020-10-06)
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