( 香水工場の )
香る生活
ポロヌプリ山の写真で思い出話
これがポロヌプリ山 (2021/06/20)
( ポロヌプリ山、ランニング中に撮影 )
上の写真は、お客様から送ってもらったもの。
「今日はとても空模様もよく気温もちょうど良かったので、いつもは手にしないiPhoneを片手にランニングをしてきました。ポロヌプリが綺麗に撮れたので画像添付しますね」
初夏を漂わせる山を見ながらのランニング、爽やかさが伝わってきます。
旅心がそそられる。
ポロヌプリの意味は、大きな山、大切な山というアイヌ語が由来です。
「ポロ」は大きい、「ヌプリ」は山。
この山に関してアイヌの人々の間にどんな伝承があるのか、いつの日か調べたいですね。
すてきな雰囲気を漂わせる山なので、きっと何らか、語り継がれた物語がありそうです。
当社の香水「ポロヌプリ」は、この山から命名されました。
当社のパフューマーが旅行中に見た山で、麓まで行きました。
名前も素敵だし、遠くから見た穏やかさにインスピレーションを感じたようです。
東京に戻って、この山をテーマに調香した香水が「ポロヌプリ」。
最初は全然売れませんでしたね。
まず、名前からどんな香りか想像できないし、そもそもこの山の名前が有名でない。
それが原因かな?と考えていました。
当社は、売れない香水でも、どんどん創りリリースしますので、自分たちが納得する香りなら、売れなくてもOK、というスタンスではあるのですが・・
種類が増えすぎて、管理負担が増大すると、やはり、人気がない商品から廃盤にする傾向は致し方ない。
われらポロヌプリも何度か、廃盤ミーティングで上がってきたアイテムでした。
しかし、なぜだか 2年くらい前から、地味に愛されるようになっており、ヒットはないが、なくてはならいアイテムになっています。
(見よ、この生命力!)
ポロヌプリ山のパワーを、かすかに授かっているのではないかと感じますね。
ポロヌプリ山は、日本のゴールドラッシュを起こした山、ご存じでしたか?
日本の金は、知名度・量ともに佐渡金山が有名ですが、あちらは江戸幕府の管轄で大変厳しい管理が行われました。
しかし、ポロヌプリのゴールドラッシュは、川辺から砂金が採れるため、あっというまに数万人の夢追い人が全国から集まりました。
ポロヌプリ山を源流とする大きな川は3本、パンケナイ川・ウソタン川・ペーチャン川。
そのすべてから大量の砂金が採取されたそうで、まさにポロヌプリ山は「ゴールデン・マウンテン」。
資産運用総合研究所さんによると、「日本のゴールドラッシュは、北海道・北見枝幸(えさし)において、明治31年(1899年)に始まった」。
『枝幸小学校沿革誌』には、明治32年6月1日の項に「砂金採取のため、高等科生の欠席多し」と記載があるそうで、笑ってしまいました。
高等科生とは、高学年の子供かな?
私が、当時の現地の小学生なら、学校の授業より、まちがいなく、せっせと金探しですね、目が輝いてしまう。
ただ、このゴールドラッシュでは、砂金は、比較的早く枯渇し、4年程度でブームは終了しました。
静かな山に戻って良かったとも感じます。
パフューマーも、本当は登りたかったようですですが、麓まで行き、それまででした。
しかし、神聖な山に感じられますので、登らなくて正解だったかもしれません。
オーストラリアにある赤い巨岩山ウルル(別名エアーズロック) は、2019年、入山が禁止されました。
登山口には「PERMANENT CLOSURE (永久閉鎖)」の看板が立てらました。
アボリジニの人々にとって神聖な山ですので、本来の姿かもしれません。
ポロヌプリ山が、アイヌの人々にとって神聖な山かどうかは、わかりませんが、静かさが似合う山です。
(2021-06-21)
( ポロヌプリ山、ランニング中に撮影 )
お客様にいただいた写真
上の写真は、お客様から送ってもらったもの。
「今日はとても空模様もよく気温もちょうど良かったので、いつもは手にしないiPhoneを片手にランニングをしてきました。ポロヌプリが綺麗に撮れたので画像添付しますね」
初夏を漂わせる山を見ながらのランニング、爽やかさが伝わってきます。
旅心がそそられる。
ポロヌプリ山とは?
ポロヌプリの意味は、大きな山、大切な山というアイヌ語が由来です。
「ポロ」は大きい、「ヌプリ」は山。
この山に関してアイヌの人々の間にどんな伝承があるのか、いつの日か調べたいですね。
すてきな雰囲気を漂わせる山なので、きっと何らか、語り継がれた物語がありそうです。
香水ポロヌプリの由来
当社の香水「ポロヌプリ」は、この山から命名されました。
当社のパフューマーが旅行中に見た山で、麓まで行きました。
名前も素敵だし、遠くから見た穏やかさにインスピレーションを感じたようです。
東京に戻って、この山をテーマに調香した香水が「ポロヌプリ」。
最初は全然売れませんでしたね。
まず、名前からどんな香りか想像できないし、そもそもこの山の名前が有名でない。
それが原因かな?と考えていました。
当社は、売れない香水でも、どんどん創りリリースしますので、自分たちが納得する香りなら、売れなくてもOK、というスタンスではあるのですが・・
種類が増えすぎて、管理負担が増大すると、やはり、人気がない商品から廃盤にする傾向は致し方ない。
われらポロヌプリも何度か、廃盤ミーティングで上がってきたアイテムでした。
しかし、なぜだか 2年くらい前から、地味に愛されるようになっており、ヒットはないが、なくてはならいアイテムになっています。
(見よ、この生命力!)
ポロヌプリ山のパワーを、かすかに授かっているのではないかと感じますね。
ポロヌプリは、ゴールドラッシュの山
ポロヌプリ山は、日本のゴールドラッシュを起こした山、ご存じでしたか?
日本の金は、知名度・量ともに佐渡金山が有名ですが、あちらは江戸幕府の管轄で大変厳しい管理が行われました。
しかし、ポロヌプリのゴールドラッシュは、川辺から砂金が採れるため、あっというまに数万人の夢追い人が全国から集まりました。
ポロヌプリ山を源流とする大きな川は3本、パンケナイ川・ウソタン川・ペーチャン川。
そのすべてから大量の砂金が採取されたそうで、まさにポロヌプリ山は「ゴールデン・マウンテン」。
資産運用総合研究所さんによると、「日本のゴールドラッシュは、北海道・北見枝幸(えさし)において、明治31年(1899年)に始まった」。
『枝幸小学校沿革誌』には、明治32年6月1日の項に「砂金採取のため、高等科生の欠席多し」と記載があるそうで、笑ってしまいました。
高等科生とは、高学年の子供かな?
私が、当時の現地の小学生なら、学校の授業より、まちがいなく、せっせと金探しですね、目が輝いてしまう。
ただ、このゴールドラッシュでは、砂金は、比較的早く枯渇し、4年程度でブームは終了しました。
静かな山に戻って良かったとも感じます。
静かさが似合うポロヌプリ
パフューマーも、本当は登りたかったようですですが、麓まで行き、それまででした。
しかし、神聖な山に感じられますので、登らなくて正解だったかもしれません。
オーストラリアにある赤い巨岩山ウルル(別名エアーズロック) は、2019年、入山が禁止されました。
登山口には「PERMANENT CLOSURE (永久閉鎖)」の看板が立てらました。
アボリジニの人々にとって神聖な山ですので、本来の姿かもしれません。
ポロヌプリ山が、アイヌの人々にとって神聖な山かどうかは、わかりませんが、静かさが似合う山です。
(2021-06-21)
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