香る生活

独特なフローラル、なぜ今まで気づかなかった・・ (2022/01/12)

( 12月末に撮影したビワの花。羊毛のようなフワフワの毛に包まれた小花が密集して咲く。意外にも強い香りで独特なフローラル )

夏の果実、まさか12月に咲くとは・・

枇杷 (ビワ) の果実は、小さい頃の思い出。

近所の大きな住宅の敷地の隅にビワの大樹があり、初夏になるとオレンジ色の実をたわわにつけていた。

子供たちは、それを盗みに行くのだが、それ自体が冒険だった。

ビワに関する記憶は、これ以外なかったのですが、先月、自宅で花をつけていたビワの枝をもってきてくれたスタッフがおりまして、驚きました。

( 花が咲いている、１２月に？ )

いかんせん、夏のイメージのビワ。

やや信じがたい驚きでした。

そして、もう一つの驚きが、その花の「香り」。

独特なフローラル

( この香りは・・思い当たる似た香りがない )

ベースは、柑橘系とピーチを足して割ったような果実系ですが、なにかアイスバーのような冷たさと甘さがある香り。

( う～ん、うまく言えない )

好きな香りと言えないが、オレはオレ、みたない主張がいい。

媚びることのない個性を感じましたね。

文献によると、この白い小花は、やがて黄色に変わっていき、香りも強くなるとか。

( えーまだ強くなんの？ )

枇杷 (ビワ) の香水、あってもいい

このすましたクールさはおもしろい。

ビワの香水、あってもいいんじゃないかな～と思った。

( 売れないだろうけど )




お客様コメント：


2022/05/27 (Fri) 14:10:22

びわの香り…父の花

・コメント：
香りが好きでした。なんの香りが謎のまま何年も過ごしていましたが、杏仁豆腐の香りと同じでした。解決嬉しくなりコメントします。亡き父は、びわが好きでした、９月は、枇杷の実は、ありません缶詰を食べて、懐かしんでいました。花が、プリントしてあり、長崎の幼い日を思い出していまようです。今では、庭の木には、実るようになり、父の木木花として、毎年頂いています。ごちそうさまです。

・・マザーハンドながた野



枇杷の花の香りは神がビワにあたえた美しいものです。花々が枯れた真冬の寒い日に、澄んだ冬空の頭上から落ちてくるのです。なぜこんな時期にいい花の香りが？とキョロキョロすると、やぼったい木の枝先に、もっさりとした美しさの欠片もない花があるのです。厳しい季節に神様が用意してくれたプレゼントです。

おんまま



こんにちは、花の薫りは割と知っている方でした。いえ知っているつもりでした。びわの花が寒いときに咲くのも知っていましたが、さすがに高い木の上で咲いているのを嗅いだことがありません。
益々嗅ぎたい気分になってきました。
フレグランスになったら面白いかもしてませんね。
機会があったら嗅いでみようと思います。
興味をそそられるお話有り難う御座いました。

みーたん


(2022-01-12)