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( 香水工場の )

香る生活


スリーピングミスト新作『臥待月』
月の出が遅くて臥して待つ月・・ (2024/12/30)

( 満月から4日目の月=臥し待ち月・ふしまちづき )


スリーピングミスト10作目


2025年1月1日にスリーピングミスト10作目『臥待月』(ふしまちづき)をリリースします。

「待望の新作!」といった高揚感はありません。

スリーピングミストのコンセプトがおおむねスローライフを提案する香りなので、お客様には気づけば「お、新作出てたのか?」くらいに感じてもらいたい。

新作リリースにあわせてキャンペーンなどのイベントもありません、静かにリリース。


どんな香り?


当社のお客様は「武蔵野ワークスってウッディ系の香りをよく作るよね」といったイメージをお持ちの方も多いでしょう。

図星です。サンダルウッドからスギ、ヒノキ、ヒバ、クロモジ、サイプレスなどの樹木精油をよく使います。

心落ち着くし、ちょっぴりスピリチュアルな気分になれる好きな原料です・・

『臥待月』の第一印象をスタッフに聞くと「スースー感」と言っておりました。私の印象は「わあ~材木・・」でありながらプチグレンの青っぽいグリーン感はおしゃれで贅沢、高級感を感じさせます。

(鍋料理に小さな柚子の皮を添えるだけでグンと味わい深くなるように・・プチグレンがそんな柚子の役割)


天然精油だけの香り


シダーウッドを骨格としてプチグレンとラバンジンでアクセントを加えました。こちらも天然精油だけの香りです。

シダーウッドは針葉樹林の総称、プチグレンはミカンの枝や葉っぱの精油、ラバンジンはほぼラベンダー。

年末サンタの贈り物で「これでもか樹木系」な香りを販売していたのに、またまた樹木系の香りとは食傷気味「ちょっとな~」という方も当然おられると思います、そういう方はここはスルーください。

しかし樹木系ならお米と同じで毎日食べられるよという方へ、アナウンスです:

商品:『臥待月』(ふしまちづき)
リリース:2025年1月1日~
価格:570円(税込み)



ところで臥待月とは?


別名「寝待月」(ねまちづき)・・昔の日本人は優雅でしたから夜に月を愛でる習慣があったようです。

臥待月は、30日周期の月齢でいえば19日目、15日前後の満月から4日目、右側がやや欠けた月です。

満月に向かっていく高揚感はないが、人生でいえば体力のピークを越えた壮年あたり。安定感があり若干の哀愁が漂いはじめる年齢。

夜遅く出るので人々は臥してこの月を待ったのでしょう、すばらしいスローライフですね。

スリーピングミスト『臥待月』は、人生後半にさしかかる落ち着きや安定感をスローな気分で楽しんでいただくというコンセプトで制作しました。

私のオススメな使い方は枕カバーにつけて夢の世界へ落ちていただきたい・・





(2024-12-30)
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