( 香水工場の )
香る生活
武蔵野の雑木林、循環型サステナブルな森
(2025/01/14)
( 明治頃までの武蔵野の原風景に近い )
当社の社名「武蔵野ワークス」は武蔵野から命名した。
武蔵野は猛獣や毒蛇など危険な動物が少ない穏やかな森として知られてきた。それに文明と自然が調和する森としても知られてきた・・深い森林地帯でもなく開拓尽くされた江戸の町とも違う。
ところが万葉集などの古書には武蔵野は草が生い茂る野原として描かれている。
江戸時代以前は武蔵野は草原だったようだ。武蔵野の林は多くが人の手による二次林。
二次林の意味はもともと自然にできた森ではなく新しく生まれ変わった森を意味する。
武蔵野は人々が薪炭林(しんたんりん=薪や炭を得るため樹木)として植林し長い時間をかけて形成された広大な雑木林の連続である。
植林された大樹は暴風雨から作物を守り、落ち葉は肥料となり、樹木は薪(たきぎ )や炭の原料となる。
現在では武蔵野はかなり開拓尽くされてしまったが、昔ながらの雑木林は武蔵野全体にわずかな広さで公園などとして点在している。
写真は八王子の小宮公園で撮影したもの。昨日の祝日を利用して見てきました。八王子中心市街から10分程度の丘陵地帯にある公園。
武蔵野の雑木林はこんな感じだっただろうと思いながらぶらり散策。写真に人はいないが、実はそれなりに散策している人が。中でも野鳥の撮影に来ている人、多かったな・・
二次林とはいえ新しい動植物が調和し多様性のある独自の生態系に進化している・・とも考えた。
私にとっての武蔵野を象徴する樹木はケヤキだが、一般に武蔵野と言えばクヌギ、コナラ=どんぐりの木。
これらは萌芽力(ほうがりょく)が抜群らしく伐採しても切り株から芽が出る、それどころか伐採することで林が若返る・・今風に言えば武蔵野は循環型のサステナブルな森だったということか。
美しいだけでなく経済的にも持続可能な生態系・経済構造体であったことが凄い、と感じ入る。
(2025-01-14)
( 明治頃までの武蔵野の原風景に近い )
社名の由来
当社の社名「武蔵野ワークス」は武蔵野から命名した。
武蔵野は猛獣や毒蛇など危険な動物が少ない穏やかな森として知られてきた。それに文明と自然が調和する森としても知られてきた・・深い森林地帯でもなく開拓尽くされた江戸の町とも違う。
ところが万葉集などの古書には武蔵野は草が生い茂る野原として描かれている。
かつで草原だった武蔵野
江戸時代以前は武蔵野は草原だったようだ。武蔵野の林は多くが人の手による二次林。
二次林の意味はもともと自然にできた森ではなく新しく生まれ変わった森を意味する。
武蔵野は人々が薪炭林(しんたんりん=薪や炭を得るため樹木)として植林し長い時間をかけて形成された広大な雑木林の連続である。
植林された大樹は暴風雨から作物を守り、落ち葉は肥料となり、樹木は薪(たきぎ )や炭の原料となる。
現在では武蔵野はかなり開拓尽くされてしまったが、昔ながらの雑木林は武蔵野全体にわずかな広さで公園などとして点在している。
武蔵野の原風景に近い
写真は八王子の小宮公園で撮影したもの。昨日の祝日を利用して見てきました。八王子中心市街から10分程度の丘陵地帯にある公園。
武蔵野の雑木林はこんな感じだっただろうと思いながらぶらり散策。写真に人はいないが、実はそれなりに散策している人が。中でも野鳥の撮影に来ている人、多かったな・・
サステナブルな森だった
二次林とはいえ新しい動植物が調和し多様性のある独自の生態系に進化している・・とも考えた。
私にとっての武蔵野を象徴する樹木はケヤキだが、一般に武蔵野と言えばクヌギ、コナラ=どんぐりの木。
これらは萌芽力(ほうがりょく)が抜群らしく伐採しても切り株から芽が出る、それどころか伐採することで林が若返る・・今風に言えば武蔵野は循環型のサステナブルな森だったということか。
美しいだけでなく経済的にも持続可能な生態系・経済構造体であったことが凄い、と感じ入る。
(2025-01-14)
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