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( 香水工場の )

香る生活


香水の著作権
香りに知的所有権や著作権はあるか?はややグレーな問題です。

理論的な話は別としてブランド香水の香りをコピーして製造販売している企業がある実状では、ブランドさんたちが何らかの法的なプロテクトを望むのは理解できます。

当社もそのような質問には「香りにも著作権は存在します」と答えてきましたが、事例や判例は薄く、どのような法的根拠があるのか示すのはかなり厳しいと感じていました。

が、今年4月フランスで香水業界、特にブランドさん達を安堵させる事件が起こりました。

ランコムの「トレゾア」など11種類の香水をコピーして販売していたベルギーの会社を相手にロレアルなど香水大手6社が起こしていた訴訟に対して、パリの控訴院が88万ユーロの支払いを命じた、というものです。

これは事実上「香りの著作権」を認めた判例として象徴的な裁判になりました。

今後、香りの著作権問題は議論を呼びそうです。

そんな香り業界人にとってはホットなテーマの「香りのミニシンポジウム」(フレグランスジャーナル社主催)が開催されます。

香りのミニシンポジウム
“香りの著作権”をめぐって
─フランス・パリ控訴院判決の意味するものは─
(主催)フレグランスジャーナル社



(2006-08-25)
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