Home > ブログ
リスト表示 | (edit)
( 香水工場の )

香る生活


映画『パフューム-』
本屋さんを歩いていたら文庫本コーナーの『香水-ある人殺しの物語』(旧表紙)の表紙がクールになっていたので手に取ってみると映画ポスターに合わせて模様替えしてありました。

表紙タイトルもなぜか『パフューム-ある人殺しの物語』に変更されていて、原作を映画に合わせて変えたのかな、とページをめくると『香水-ある人殺しの物語』のまま。

中身は変更されていませんでした。

この映画については昨年ブログでお伝えしました(Das Parfumの映画化)。

あれはたまたまニュースを見つけ「へえー、完成したか」と呑気な発見で書きましたが、実際はその頃すでに東京国際映画祭で上映されたり、配給権を獲得したギャガ・コミュニケーションズさんによって試写会も開催されていた模様です。

『パフューム-ある人殺しの物語』(Das Parfum,パトリック・ジュースキント,1985)の日本封切りは3月3日、全国松竹・東急系にてロードショーだそうです。


「18世紀のパリはひどく臭かった・・・」から始まるナレーションは強烈です。

実はパリがクサかったのは有名な話です(近年まで犬のフンが多かったのも有名ですね)。パリの歴史は世界史に刻まれる数々の大事件や芸術の都としての役割は言うまでもありません。

しかし、成立から現在まで、絶え間ない人の流入と過剰人口による糞尿対策と激闘してきた街としての側面もあります。そのへんを丁寧に描いてくれていると面白いです。

パフューマーの仕事内容や、調香のプロセスも丁寧に描かれているといいなと期待しています。

知らない人に「こうやって香りを作るのか?」というような発見があればストーリーとは別の楽しみ方もでてくるかもしれません。

『上海の伯爵夫人』もそうでしたが、プロモーションを見る限り見せ方やストーリーはヨーロッピアンテイストが濃厚で、日本では好みが分かれるでしょう。


(2007-01-10)
search
月一メルマガ

TOP