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( 香水工場の )

香る生活


メンズ香水のオキテ・・・柑橘系で行こう!
前に燃えるメンズ香水、開発現場でメンズフレグランス開発経過をお伝えしましたが、その続報です。

メンズ香水ではフローラル系は少なく、シトラス、フゼア、オリエンタル、シプレのどれかになります。ウッディ系も好まれます。レザーやタバックなどもチョイわるオヤジたちには憎い演出です。若い男性ですとアクア系も人気の香りです。そして成分としてムスクやアンバーは欠かせません。それらのコンビネーションとバリエーションがメンズ香水の潮流で市販のメンズ香水もだいたいこの傾向を踏襲しています。

ところが、ムスク(ジャコウジカのオチンコから採るという迷信がありますがウソです)は、日本をはじめ世界の先進国では研究用途は別としても商業用途では100%人工の合成香料を使用します。ムスクやアクア系香料はだいたいニューケミカル(自然界に存在しない組成の合成香料)が多く、拒絶反応を示す方々が少なからずおられます。当社ではこれらの配合比率はなるべく控えめにしています。

メンズ香水のミッションである「女性からの好感度」から判断するとメンズ香水の4つの系統(シトラス、フゼア、オリエンタル、シプレー)のうち、チョイわるオヤジたちが投票したがるフゼア、オリエンタル、シプレーより、「シトラス爽やか系」が女性にははるかに高得点をマークします。これがヨーロッパだともっと違った結果になるかもしれませんが、日本ではメンズ香水のイントロダクションはシトラスが無難という結論に。

武蔵野ワークス初のメンスフレグランスは、柑橘系で行くことになりました。ネーミングも決定しました・・・そのままズバリ『フローラル・フォーシーズンズ 柑橘系』。

今月末か来月にリリース予定です。




(2007-02-16)
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