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( 香水工場の )

香る生活


ホルモンパワーに傾く?
きょうは興味深いニュースを一つ

バイエル薬品、女性の更年期障害を改善する「ル・エストロジェル 0.06%」を発売

開発は資生堂さん、販売はバイエル薬品さん。「エストロ」で目が止まりました。成分にエストロゲンが配合されています。エストロゲンとは女性ホルモン。エストロゲンは肌にハリと潤いを与え女性を美しく魅力的にする効果があるとされます。

ごく少量で大きな作用を及ぼすホルモンは人の体内で作られていますが、一部のホルモンは、加齢によって減少することが知られています。この減少自体が老化であり、アンチエイジングの大きなテーマなのですが、不足するなら、とりあえず外部から取り込んでみようという発想がホルモン療法です。単純といえば単純ですが。

「療法」というと大げさになりますが、要はサプリとして食べたり、肌にぬったりして不足ホルモンを体内に補充することです。

毎日たくさん届くスパムメール。日本のスパムがアダルト系に対して、海外からのスパムは「hGH」「VIAGRA」という文字が踊ります。気になるのは「hGH」です。「ヒト成長ホルモン」(Human Growth Hormone)の広告です。

読むとはなしに内容をちらりとみると「私は70歳だが、これを飲んだ次の日は、朝目覚めるとすべてが変わっている。いつもの筋肉痛は消え、軽々立ち上がれ・・・」まさにミラクル。

日本では「ヒト成長ホルモン」は販売許可されていませんが、米国では購入できるそうで多くの消費者が服用し、それなりの効果があるようなレポートがあります。日本でも並行輸入している人も多いことでしょう。これだけパワーがあると副作用の検証は慎重にならざるをえませんよね。

皮膚に塗るステロイド剤もホルモンの一種で、すでに多くの人が使用していますが、去年化粧品に使用が許可されたEGFもホルモンの一種です。

ホルモン系医薬品や化粧品は増加の傾向にあるようです。

現在開発中の『ローズ・エッセンス コンシンのオイル』に配合を考えていた大豆オイルには天然のイソフラボンが含まれています。イソフラボンはエストロゲンと構造が似ており実際に近い作用が確認されています。

そのためイソフラボンは「女性様ホルモン」や「植物エストロゲン」と呼ばれています。イソフラボンが含まれているから大豆オイルに興味がありましたが、ローズオイルとの相性が悪くて高配合できそうにありません。もしくは配合しないかもしれません。

きょうのニュースはエストロゲンの「医薬品」バージョンの話ですが、次のステップとして化粧品への配合は視野に入れられていることでしょう。

(2007-08-01)
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