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( 香水工場の )

香る生活


金木犀を香水にする発想
武蔵野ワークスが金木犀の香りを香水として製品化したのは創業から間もない頃です。

その際、製品化への疑問はほとんどなかったといいます。

そして今でもありません。金木犀自体が素敵な香りだからです。

しかし、世間は甘くなかった。

多くの日本人の心の中に「金木犀の香り=トイレの芳香剤」というずぶとい図式があったんです。



「金木犀の香水」に対する反応は・・・

半数くらいの人が「トイレの芳香剤」とイメージをダブらせていたのではないかと思います。

トイレの匂いを隠すために金木犀を植えたという伝説があったり、トイレの芳香剤といえば「キンモクセイ」が定番でした。

どうもイメージがマイナス方向に傾いたままでした。

ブランドにキズが付きかねませんので、大手化粧品さんにとっては近寄りにくい香りだったに違いありません。


しかし、時代は変わりました。最近お客様から「金木犀の香り=トイレの芳香剤」という意見はほとんど聞かなくなりました。

このところ練り香水がブームで、当社にも練り香水OEMの打診がきますが、香りを「金木犀」にしてほしいというお客様が何社かあって私自身驚いています。

当社の場合、他社様のための金木犀案件はお断りせざるを得ませんが、この打診の多さから考えると来年は他社さんの金木犀の練り香水やフレグランスが市場にでてくるのでは?とライバルの動向が気になります。

金木犀は、近すぎると気分が悪くなりますが、どこからともなく香る「切なさ」は、たまりません。

今年ももうすぐですね。

(2007-09-16)
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