香る生活

「病は気から」と言いますが、気持ちだけで病気が治療できたり病気になったりということであれば凄いことです。

しかし、少なくとも私たち一般人には、気をコントロールできるわけもなく、やはり薬局で買える即効性のあるおクスリに頼りたくなるのは我ら庶民の人情です。

運良く私は花粉症とは現状無縁ですが、この時期周囲にはマスクが手放せない人たちが少なからずいて、かなり辛そうです。

フィールドワークに出て帰社するとぐったりしています。そんな日は夜中に発熱したり咳き込むそうです。

スギ花粉の猛威に陰りが見えてくると、今度はもう一人の友人がヒノキ花粉で苦しみ出します。

去年の今頃、記憶に残ったニュースは、花粉症対策健康食品を飲んだ４０歳代の女性が、全身性アレルギー反応で意識不明の重体になった事件。

その食品とはスギ花粉をカプセルに詰めた加工食品だそうです。

開発者は予防接種のワクチンのような考え方をされていたのでしょうか、その大胆さに「おお！」と驚かされました。


花粉症のささやかな記事をご紹介。このニュースには、一抹の寂しさがありました。

花粉症　気分から治療(2008年3月23日 読売新聞)

「効き目があるとされるものを試すこと自体、気分を前向きにする効果がある」

「薬の服用やマスクなど花粉症対策の基本をマスターした上で、少しでも気分を変えてみたい」

無用なアドバイスにしか見えない。


やはり花粉症はじっと我慢、今のところ回避策はなさそう。
(2008-03-24)