( 香水工場の )
香る生活
英国で人気爆発のコリアンダー
20年くらいまえ私が大学を卒業する頃、急激な円高で「卒業旅行は海外旅行」という時代に突入していました。その頃まで私自身海外に行ったことはなく、海外旅行は、なんとなく憧れでした。
同じような日本人が多かったのでしょう。海外旅行に関する旅紀行やエッセイ、情報本、ハウツーもの、旅をからめたサスペンス小説など盛んに出版されいた時代です。
そのころ読んだ本で「東南アジアなら一食10円で暮らせる、東南アジアへ行こう!」というものがって、空想を激しく掻き立てられたものです。ただし、「コリアンダーが食べられないとあちらでの生活はアウト」という内容でした。
そのときの私は「コリアンダーってなんだ?」という状態です。
コリアンダーはあちらの料理には必須のハーブ、今ではおいしく感じますが、当時はどうもいただけませんでした。現在、タイ料理を世界で一番美味しいかも?と信奉している私にとってコリアンダーが食べられないはずがないのですが、私より一世代上になるとコリアンダーを苦手とする人は少なくありません。
私の親の世代は、多くの方がアウトのようです。
しかし、料理の味を最終的に決めるのは香りや匂いです。万人にはじめから抵抗なく受け入れられる香りは飽きも慣れも早くパンチが足りません。はじめはクサいと感じながらも、どうにもやめられなくなるモノの例に納豆やチーズがあります。本当においしい食べ物は、「クサいから旨い」という食品ばかりです。
きょうは、イギリスのハーブ事情をご紹介します。今年イギリス、ナンバー1人気に輝いたハーブは、なんとコリアンダー。
「かつて、それが何なのか知らなかったし、ましてどうやって食べてよいのか、知らなかったあのハーブが・・・」
という書き出しには興味が引かれます。イギリスの一般市場にコリアンダーが登場したのは20年前。つまり日本とかなり似た状況でイギリス人もコリアンダーファンに育ってきたということになります。
私の個人的な意見ですが、コリアンダーをイギリス人が理解できるなら、次はニラではないでしょうか。
ニラは、かつて欧米人にバカにされてきたクサい野菜ですが「ニラたっぷりモツ鍋」なら、内臓料理を愛してやまないブリテン、スコットランドの人々を魅了すると信じています。
グラスゴーやエジンバラで「モツ鍋レストラン」ってのも・・・と無駄な空想を掻き立てられています・・・・
Britain's best-selling herb: How curry made us crazy for coriander
イギリスのベストセラーハーブ、なぜコリアンダーは愛されるのか?
(要約)
コリアンダーは、かつてそれが何なのか知らなかったし、ましてどうやって食べるのか、知らなかったハーブですが、カレーやスープに散らしたり、パンに挟んだりイギリス人の食生活には欠かせないモノになってきました。
今やコリアンダーは異論の余地がないほどの人気ナンバーワンのハーブです。
コリアンダーがイギリスのスーパーマーケットなどで出回るようになったのはわずか20年前、現在では全ハーブの25%のマーケットシェアを占めます。ナンバーツーはバジルの19%、次にパセリと続きます。
これはハーブ育種者協会「Fresh Herbs」が集計したベスト10(トップ10)ハーブから結論づけられました。
コリアンダー人気を牽引した原因は、カレーとアジア料理の人気の高さにあるのではないかとスポークスマンは分析しています。
コリアンダーはベランダや窓枠のポットで育つセージやバジルのような強さはなく、育てにくいため「手軽さ」から人気になったハーブとは考えられません。
イギリスで主に消費されるコリアンダーは、甘くて芳香の強いシリア原産のコルシカンタイプです。
---------------QUOTE--------------
Once we wouldn't have known what it was, let alone what to do with it.
Now we scatter it on curries, bake it in breads and simmer it in soups.
Coriander is the undisputed king of the kitchen as the best-selling herb in Britain.
The plant, only available in supermarkets for a mere 20 years, now accounts for 25 per cent of all fresh herb sales.
Basil comes in second with 19 per cent. This is followed by old favourite parsley, both flat-leaved and curly varieties.
The country's top ten herb chart was compiled by Fresh Herbs, an organisation representing British herb growers.
"The popularity of coriander is being driven by our love of curry and Asian food," said a spokesman.
"People have developed a taste for spicy aromatic dishes and are experimenting now more than ever with different fresh herb varieties."
Herb sales are said to be up 14 per cent on last year.
The British love of coriander stems from its taste rather than ease of growing.
A less robust herb, it doesn't seem to thrive in a pot on a windowsill as basil or sage do.
It has been cultivated as a commercial crop in Britain and Scotland since the 1970s.
It was supplied to supermarkets in pots and packets from the mid 1990s.
The coriander used in most British curries is a sweet, aromatic Corsican type originally from Syria.
---------------QUOTE--------------
(2008-04-24)
同じような日本人が多かったのでしょう。海外旅行に関する旅紀行やエッセイ、情報本、ハウツーもの、旅をからめたサスペンス小説など盛んに出版されいた時代です。
そのころ読んだ本で「東南アジアなら一食10円で暮らせる、東南アジアへ行こう!」というものがって、空想を激しく掻き立てられたものです。ただし、「コリアンダーが食べられないとあちらでの生活はアウト」という内容でした。
そのときの私は「コリアンダーってなんだ?」という状態です。
コリアンダーはあちらの料理には必須のハーブ、今ではおいしく感じますが、当時はどうもいただけませんでした。現在、タイ料理を世界で一番美味しいかも?と信奉している私にとってコリアンダーが食べられないはずがないのですが、私より一世代上になるとコリアンダーを苦手とする人は少なくありません。
私の親の世代は、多くの方がアウトのようです。
しかし、料理の味を最終的に決めるのは香りや匂いです。万人にはじめから抵抗なく受け入れられる香りは飽きも慣れも早くパンチが足りません。はじめはクサいと感じながらも、どうにもやめられなくなるモノの例に納豆やチーズがあります。本当においしい食べ物は、「クサいから旨い」という食品ばかりです。
きょうは、イギリスのハーブ事情をご紹介します。今年イギリス、ナンバー1人気に輝いたハーブは、なんとコリアンダー。
「かつて、それが何なのか知らなかったし、ましてどうやって食べてよいのか、知らなかったあのハーブが・・・」
という書き出しには興味が引かれます。イギリスの一般市場にコリアンダーが登場したのは20年前。つまり日本とかなり似た状況でイギリス人もコリアンダーファンに育ってきたということになります。
私の個人的な意見ですが、コリアンダーをイギリス人が理解できるなら、次はニラではないでしょうか。
ニラは、かつて欧米人にバカにされてきたクサい野菜ですが「ニラたっぷりモツ鍋」なら、内臓料理を愛してやまないブリテン、スコットランドの人々を魅了すると信じています。
グラスゴーやエジンバラで「モツ鍋レストラン」ってのも・・・と無駄な空想を掻き立てられています・・・・
Britain's best-selling herb: How curry made us crazy for coriander
イギリスのベストセラーハーブ、なぜコリアンダーは愛されるのか?
(要約)
コリアンダーは、かつてそれが何なのか知らなかったし、ましてどうやって食べるのか、知らなかったハーブですが、カレーやスープに散らしたり、パンに挟んだりイギリス人の食生活には欠かせないモノになってきました。
今やコリアンダーは異論の余地がないほどの人気ナンバーワンのハーブです。
コリアンダーがイギリスのスーパーマーケットなどで出回るようになったのはわずか20年前、現在では全ハーブの25%のマーケットシェアを占めます。ナンバーツーはバジルの19%、次にパセリと続きます。
これはハーブ育種者協会「Fresh Herbs」が集計したベスト10(トップ10)ハーブから結論づけられました。
コリアンダー人気を牽引した原因は、カレーとアジア料理の人気の高さにあるのではないかとスポークスマンは分析しています。
コリアンダーはベランダや窓枠のポットで育つセージやバジルのような強さはなく、育てにくいため「手軽さ」から人気になったハーブとは考えられません。
イギリスで主に消費されるコリアンダーは、甘くて芳香の強いシリア原産のコルシカンタイプです。
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Once we wouldn't have known what it was, let alone what to do with it.
Now we scatter it on curries, bake it in breads and simmer it in soups.
Coriander is the undisputed king of the kitchen as the best-selling herb in Britain.
The plant, only available in supermarkets for a mere 20 years, now accounts for 25 per cent of all fresh herb sales.
Basil comes in second with 19 per cent. This is followed by old favourite parsley, both flat-leaved and curly varieties.
The country's top ten herb chart was compiled by Fresh Herbs, an organisation representing British herb growers.
"The popularity of coriander is being driven by our love of curry and Asian food," said a spokesman.
"People have developed a taste for spicy aromatic dishes and are experimenting now more than ever with different fresh herb varieties."
Herb sales are said to be up 14 per cent on last year.
The British love of coriander stems from its taste rather than ease of growing.
A less robust herb, it doesn't seem to thrive in a pot on a windowsill as basil or sage do.
It has been cultivated as a commercial crop in Britain and Scotland since the 1970s.
It was supplied to supermarkets in pots and packets from the mid 1990s.
The coriander used in most British curries is a sweet, aromatic Corsican type originally from Syria.
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(2008-04-24)
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