( 香水工場の )
香る生活
ネット顧客 vs QVC顧客 #3
人は買い物が大好き
人は買い物が好きです。買うという行為自体が好きなのだと思います。私も大好きです。
大切なお金を出すわけですから、真剣になれる瞬間です。勝負の瞬間とも言えます。
勝負を終えると、心がすっきりと晴れる気分を味わうことがあります。
彼女の場合、相当の金額を費やされているようなので、不肖・国分、厚かましくも月額いかほど投資されているのか聞きました。
「先月、カード決済の明細書が来てびっくり。60万越えてて・・・」
とうれしそうです。
欲しかったモノも届くころには冷めている
たとえば、食品なら見ていて「あ〜私も食べてみたいな・・・」という衝動が走り、ケータイを引き寄せて、テレビの前から即電話。クレジット決済で商品ゲット!。
「ソールドアウト近し」とテレビから宣言されると、気持ちに火が付くことも。
しかし、商品が届く頃には気持ちは冷めており、開封されない商品が箱に入れられたまま山となっていることも・・・以上、が彼女の通販生活だそうです。
不肖・国分、若干余計なことまで聞いてしまいました。
「不躾な質問ですが、ご主人様はこのことをご存じなんでしょうか?」
「あら、あの人の方がもっと凄いわよ」
なるほど。要は「お金持ち」ということなんですね。
彼女が指摘する通販の魅力は、自分に代わって世界中のすばらしい商品をバイヤーさんが見つけてきてくれることだそうです。
少女時代を海外で暮らしたという彼女なので、海外事情にもそれなりに通じた方なのでしょう。
それでも自分では見つけてこられないものが紹介されて、カンタンに手に入るところが楽しみのようです。
電話を終えて時計を見ると40分ほど経過していました。
年間1,000万円以上も費やす人も
日本のテレビショッピングの2大大手といえば、JSC(ジュピターショップチャンネル、住友商事系列)とQVC(三井物産系列)と思いますが、ともに日本での創業からまだ10年前後、毎年視聴者と売上をトントン拍子で増やし、すでに「1000億円企業」。
新聞によれば、ジュピターショップチャンネルには年間購入金額が1,000万円以上の「超お得意さま」が50人以上おられるそうで、QVCのバイヤーさんによれば、QVCでも似たようなロイヤルカスタマーの存在がうかがえます。
香水は、予想外にもナチュラル系が好み
香水の好みは、QVCのお客さまといえども、濃厚系よりナチュラル派でライト志向の方が多いようです。
これは武蔵野ワークスのテイストにぴったり合います。
QVCのお客さまからいただいた電話で「母が『夜間飛行』が好きでした」というお客さまがおられました。
私にはQVCの客層のイメージが一言で言い表されているようで印象的でした。
ゲランの『夜間飛行』。
古き良き時代のパリを彷彿とさせる言葉です。イマジネーションが刺激されます。
QVCのお客さま層とは、「『夜間飛行』時代ではなく、さらにその娘さんたちの世代」に感じられます。
ネット顧客 vs QVC顧客 #3
ネット顧客 vs QVC顧客 #2
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(2008-05-24)
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