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( 香水工場の )

香る生活


「香りの悩み」・・・取材に答えて、その4
(Q)体臭が元々強く、デオドラントや香水を日常からたくさん使うアメリカ人に比べて、体臭の薄い日本人は、どのようにすれば強くなりすぎず香水をつけられる?
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(A)人間の五感の中で、匂いをつかさどる嗅覚(きゅうかく)は、極端に疲労を起こしやすい特徴があります。

これを「嗅覚疲労」(きゅうかくひろう)と言います。

この特徴は、それなりに耐久性・持続力のある視覚や聴覚など他の五感と比較するとかなり違うものです。

嗅覚疲労は、実は疲労ではなく、人間の「環境適応力」かもしれません。

嗅覚疲労を起こすとその特定の匂いを感じなくなりますが、一方で違う匂いには、依然敏感に反応することができます。

つまり、嗅覚システム自体が疲労を起こしていると考えるより、一旦危険性がないと判断された匂いはノーチェックにするという生理的な体内メカニズムが働いているように感じられます。

嗅覚研究者は少なく嗅覚の研究は世界的に進んでいないのが現状で、生理医学的に真理はどうなのか依然ナゾの部分です。

しかし、事実として香水をカラダにつけても自分自身その香りを感じなくなることはよく起こります。

このため「香水の香りがしていないのではないか?」という疑惑を抱かれる人は少なくありません。

こうなると自分の付け過ぎを「自覚できない」状態に陥っていますが、かといってこのへんは同僚も部下も上司も、なかなか指摘できずにモジモジする光景が展開されます。

「周囲5メートル以内には近づけない女」
「彼女は香水女」
「ヤツは香水男」

と内心思っていても誰も指摘できない。

なんとも悩ましくも苦しい光景ではないですか。

これは案外、どこの職場でもそれなりに発生しているプチ事件ではないでしょうか。

ここは、やはり身内や家族の人間にチェックしてもらうことが効果的です。

「香りの悩み、お答えします」・・・取材に答えて、その6
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