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( 香水工場の )

香る生活


メール便のメリット・デメリット
ヤマト運輸「クロネコメール便」が1997年3月に開始されて以来、はや10年も経過しました。

毎年取扱高を増やし今や年間20億冊、2000億円サービスに。しかし、ヤマト運輸さんにとって利益のある「おいしいサービス」なのかどうか・・・


ネットではクロネコメール便の悪評は後を絶ちませんが、確実に取扱数を伸ばしている事実は、やはり私同様メール便を支持するファンも少なくないことを物語ります。

メール便にはトラブルが伴います。投函ミス、投函後の紛失や盗難、荷物の行方不明。これらのトラブルはYahooオークション人気の勃興とともに特に増加しました。

また、B4サイズの雑誌などポストからはみ出る配送物も近所の住民の拝借心をそそるようです。

しかし、メール便の利便性とコストを考えると、そういうリスクを負ってでもメール便での配送は今後とも衰えないと予想されます。


メール便は、ネットショップ企業にも大きなビジネスチャンスです。

ダイレクトメールやカタログ、定期購読雑誌など同じ内容物を大量に配布する印刷物がすでにかなりメール便に依存しています。

一方で、DMやカタログと違い、商品の配送は1対1のお取引。

多くのネットショップや通販会社が、小物の配送にメール便を検討し実験し、そして、多くの企業が「不安定」という理由でメール便の採用を断念したり、途中から撤退したりしました。


下記はあるサイトで見つけた記事です。

ニーズはあってもやらないという選択も・・・

以前はメール便配送も行っておりまして"送料80円"を売り文句に

ところがポスト投函配送においては、紛失や盗難、また家族が受け取っているのに気付かずクレーム・・・

と色々と問題があるほか、配送できるサイズも (中略) また買い合わせで容量オーバーする場合など(中略)

ニーズはあっても当店では責任が持ちきれないこと、結果としていい印象とはならないことが分かりましたので・・・」



こちらの記事の趣旨は、メール便にはトラブルが多いが、トラブルが発生すれば配送業者のサービスよりも、それを採用しているネットショップや通販会社の信用問題。

盗難にしろ行方不明にしろ、ショップの責任とは言い難い第三者に起因するトラブルでも、お客さまにとっては、そのショップとの取引の一部であり印象は最悪です。

「ニーズはあってもメール便は採用しない」という方針も正しい選択です。

当社もメール便は一切やめてしまおうか・・・と意見が出たこともあります。しかし、長年メール便のトラブルで苦しんでくると、それを回避する方法がおぼろげに見えてきました。


皆無ではありませんが、今年、当社のメール便トラブルは激減しています。本当にうれしいことです。

逆も、もっとメール便を利用してもらいたいと考えるようになっています。

(2008-06-09)
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