( 香水工場の )
香る生活
体臭が語る体調の変化
ペットに読まれる心の中
ペットの犬は、家族全員の「今日の体調」をかなり確実に把握していると思われます。
犬がそれを表現することはありませんが、たとえば「今日はオヤジ、調子悪そう。ちょっと優しく接してやるか」くらいの配慮のある犬はかなりたくさんいると信じています。
犬に心理や体調を読まれるのも、痛し痒しですが、彼らの判断基準は人の態度と「匂い」です。
体調・感情で体臭が変化
怒りに燃える人間からは悪臭が放出され、リラックスしたカラダからは甘い穏やかな匂いが発生していると推測されます。
根拠は自分の経験です。科学的に悪臭成分が検出されたわけではありませんが、経験的に間違いありません。
心理変化や体調変化で、脈拍は変化します。それどころか、体温や血糖値・血圧・呼吸数まで変化します。
それは、同じように、体臭の変化も誘発します。しかも、かなり短時間に起こる変化です。
糖尿病患者の体臭
よく語られる体験は、糖尿病患者の甘酸っぱい息。実はこれは息だけ体臭全体が匂いを帯びています。
病室に入る瞬間に感じられます。
尿も汗もきつい匂いがしますので、多くの人が異変に気づきます。
肝機能や腎機能障害がある患者さんにもそれぞれ特有の匂いがあることは、多くのお医者さんや看護婦さんが語るところです。
犬によるガン検知
研究所ではMRIのような最先端の検査装置でも発見できない初期ガン細胞の発生を犬で検知しようという実験が繰り返されています。
その精度は想像を絶します。
人類は犬に勝る検査能力を獲得しえないのではないかと思われます(ただし、犬による検査が一般化するかどうかは、個体差の有無や安定性の問題あり)。
二日酔いの体臭
昔働いていた職場の先輩は、二日酔いの日、会社では口を開かなくなる人でした。
そうとう体調が悪いのだろうと考えていましたが、ある日、理由を明かしてくれました。
「体調は悪くないが、口を開くとクサイので周囲に迷惑を掛けないように」物理的に口を開かないようにしているとのことでした。
なるほど。しかし、二日酔いの日は口だけでなく体臭全体がどよんでいるはずです。ペットならちゃんとお見通しですね。
(2009-04-06)
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