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( 香水工場の )

香る生活


旅先では地元民で溢れるレストランに限る
香りと食の密接な関係を求めて、食らう!
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「香りと食の密接な関係」・・・ 昔「食・医・香」は同源で、香りの元である香料は食べ物であり、薬であり、食べ物や薬を長期保存したり味付けしたりする薬品でした。香りの勉強のためにおいしいものを食べる!なんて理屈をこねて、ちょっとばかり散財しながら知らない土地のレストランを回ることがあります。

ホテルで聞けばよい店を紹介してもらえるとガイドブックには書いてありますが、日本人は「おのぼりさん」に見えるのでしょうか?観光客向けのバカ高いレストランを紹介されることが多く、私の場合、当たったためしがありません。今ではフロントにもコンシェルジュにも相談しなくなりました。

ガイドブックも本当にアテになりません。トルコの片田舎では、あるガイドブックの投書情報でおいしいとされるピザレストランに入ると、店主に「それかして?」と私が片手で握っていたガイドブックを取り上げて周囲の大男達に「ウチはこのガイドブックに載っているから日本人が毎日くるんだよ」という内容らしい話を大きな手振り身振りで自慢していました。

ガイドブックは、はじめて発見した当時はそうだったのかもしれませんが、まあ、そういう感じで本当にアテにならないと思うようになりました。当たることもありますが、確率的に自分で捜すのどドッコイです。自分で捜して失敗する方が納得できます。

自分で捜すといっても、街にぶらり。テクテク歩くしかないのですが、地元の商店街で何か買い物したついでにレジのオヤジやおねんさんに聞いてみるとというのも手です。

ベトナムに行ったときは服を買ったお店のレジで「地元の人がよく行くレストラン」を聞いたら、店員さんはニッコリ。彼女は「OK, Come this way!」と小さな単車に大人2人乗せてホーチーミンの街を疾走しました。地元の人で溢れかえるあるレストランで私たちを降ろすとチップも受け取らずに帰っていきました。

おいしいレストランでした。結局、その翌日以降軽い食中毒に当たり闘病生活に入るのですがよい思いです。また、よいレストランでした。出張先や旅先で、はじめて入る店は、クジと同じで当たりかはずれのどちらかです。

(続く・・・)
(2009-05-12)
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