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木蓮、白檀、睡蓮を想いつつ夏よ華
Date: Thu, 8 Feb 2024

●投書:
長いこと「睡蓮」と「ロサブラン」、時々「スノーミント」、「スイカズラ」、「沈丁花」を愛用。久しぶりに買おうと思ったら、なんと「睡蓮」が廃盤。ショックを受けて、そこから迷いに迷う香り探しの旅が始まった。

といっても、実際に嗅ぐ訳ではなく、商品紹介、ブログ、コメント、コメントの返信を読み漁り妄想しまくるのだ。武蔵野さんでは、これがものすごく楽しい。香水って妄想なのかも。

定番の辛口コメントに、武蔵野香にそそられる人たちに香りのように漂う、ある一定の冷静さと品、少しばかりの斜め目線、そしてユニセックス感は、まるで好きな作家の本でも読んでいるみたいで。

思えば、「睡蓮」も、そうやって机上で出会ったのでした。

香りをネットで買うなんて無理だと思ってたのにな。
実は、「睡蓮」がなくなったのを知って、リアル店舗の和の香水に一瞬浮気をしたのです。ごめんなさい。その時はいけると思ったのですが、全然違いました。元々香りに敏感で、他人の柔軟剤の匂いで酔ってしまうので、濃い香りはダメなのだった。思い出した。

そして、やっぱり武蔵野の森に辿り着く。
今回は、初「木蓮」と「白檀」。「木蓮」の、爽やかなのにほんのり甘くて、紅茶飴みたいな香りが安らいで、朝から晩までクンクンしてしまう。寝る時につけてもよく眠れるように思うがそういう効果もあるのだろうか?

「白檀」は、お香みたいだったらどうしよう?と少し思ったのだけど、これまたよその香りとは全く違って、瑞々しいオリエンタルな香りでたまらない。凛とした色気を感じる香り。

「夏よ華」は、柑橘系に弾ける花火のようなスパイシーさが残り、これだよこれ、って感じ。普通の柑橘系だと爽やかすぎて色気がないし、こってりした本気の香水だとまとわりついてしまって酔ってしまう。やっぱり、武蔵野さんの色気しかないのだと、改めてわかりました。

夫婦で愛用しているので、長く作ってほしい。ないと困る。

もう一つ、小さい瓶で買ってみた「芍薬」。こちらはまた、とても華やかな芍薬の花が咲いているような香りで、うっとりする。気持ちを揚げたい時に使おう。

そうそう、香りによってバラバラで統一感があるようでない、ラベルのデザインにもだいぶ影響を受けて選んでいる。本の表紙みたいに。

●ハンドル:
rintarou


(国分) 「香水って妄想なのかも」の端的な一言がいいですね。香りは過去の記憶を呼び覚ますだけでなく、いろいろな空想も伴うので共感。「武蔵野さんの色気」は最高のほめコトバ、ありがとうございます。欧米ブランドさんみたいな濃厚な色気はありませんが、少しだけセクシーでありたいと思っております


(2024-02-20)
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