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白梅
Date: Wed, 5 Jun 2024

●投書:
最後に『白梅』を付けたのは学生の頃でした。お小遣いもない時代、お年玉でやり繰りして親にバレないよう購入した1mlミニボトルを思い出します。

『白梅』に興味を持ったのは、とある漫画に出てくる女性キャラクターが白梅香をつけていたのがキッカケでした。どうしようもなく憧れて、少しでもその女性に近づきたくて白梅の香りを求めてこちらに行き着いたのです。


久々に付けてみると、お小遣いもない子供には早過ぎる香りだったかもしれません。大人っぽくて澄んだ香り。

記憶の中と同じ香りが、懐かしさと憧れの気持ちを呼び起こしてくれます。

梅の花は香りがない、もしくはかなり薄い個体が多く一般には香りは認知されていない、と明言されており、比較的はっきり香るウメの花をモデルにしているとも言われています。

それでも、紅梅ほどハッキリとしていない、酸っぱくもない。派手ではなく上品で、寒い中で際立ちそうな青さと甘さ。冬でなくともオールシーズン良いです。複雑な香りで、季節によって青さ、酸っぱさ、甘さ、色々な顔を見せてくれます。冬はキンとして、暖かい時期は甘いような香り、大好きです。私にとって、白梅の香水といえば武蔵野ワークスさんの『白梅』の香りです。

大人っぽい香りではありますが、お値段も手頃で香りで酔うことも海外ブランドに比べると少ないと思いますので、香水に憧れる学生さんにも『白梅』だけでなく好きな花、憧れの香りがあれば是非勧めたいです。

大人になった時、憧れて付けていたあの頃に思いを馳せたり、立ち止まって自身の理想像を思い出したりする、貴重な時間を頂けるキッカケが香りにはあると思います。

改めて、やはり綺麗な香りです。

もっとこの香りに似合う人になろうと、気を引き締めてくれる香水です。

●ハンドル:
はっちー


(国分) 学生時代からのご利用ありがとうございます。『白梅』は以前人気アニメ『るろうに剣心』の影響で突然人気が出た時期がありました。イメージで購入されている方がほとんどと推測していましたが、『白梅』を純粋に楽しんでくださった方がおられたんですね、ありがたい。「立ち止まって自身の理想像を思い出したりする」・・香りと記憶の関係、共感します


(2024-06-16)
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