Date: Sat, 3 Aug 2024

●投書：
　ひとふきした瞬間、土……というか、水と土の入り混じった（誤解を恐れずに言えば泥の）香りがしました。かといって不快なものではなく、夏の朝、太陽にあたためられた水と、温度の上がってきた土の香り。その香りはすぐに、やわらかな柑橘系の香りに沈んでしまうのですが、時折ふっと戻ってきます。水面と水の中の境界あたりで、風が小さな波を立てているような心地。

　確かに武蔵野ワークスさんのほかの香水と比較すると重たさはありますが、からっとした暑い日にはこの重たさが似合うのかもしれません。Summerとはまた違った方向の、夏の香りだと思います。

●ハンドル：
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(国分) 暑い夏には重たい香りは疲れがちですが、香水の使い手さんの中には夏に重厚な香りをまとい、そして実によく似合う方っておられます。自分の体臭やまとい方をよくご存じなのか生来のセンスなのか不明ですが、そんな方に違いない、と空想します・・


(2024-08-08)