ヘルシンキ空港、くちなし、野ばら、サイレンス、すずらん、ピオニー
Date: Sat, 10 Aug 2024
●投書:
旧ラベルのキャンペーンに惹かれ購入しました。
・ヘルシンキ空港
・くちなし
・サイレンス
・沈丁花
*おまけ 野ばら
・すずらん
・ピオニー
を試しました。
武蔵野ワークスさんの香水は淡いのが特徴とされていますが、私の肌ではどれもトップがかなり強く香ります。そのせいかトップの柑橘がグレープフルーツやレモンの皮の苦みを濃縮した強烈な香りになったり、茎や葉の香りまで再現されてると評されるものは「緑の香り」ではなく「えぐみ」として花の香りを抑え前面に出てきてしまいます。
今回頼んだ香りは全て、トップに関してはメジャーな外資系の香水よりも強く香りました。
反面、ミドルがとても軽くあっという間に通り過ぎてしまいます。恐らく私の肌ではトップが長く残りすぎるが故の弊害でしょう。タイトルに来る香りはミドルで香るものがほとんどなのでその点がとても悲しかったです。
ラストノートは謳い文句通りほのかな香りで嫌味なく、これが日本の気候に合わせた香りかと感じました。ラストノートにムスクが来る場合少し独特の匂いになり、ムスク不得手の方はここが辛いのだと思いますし、トイレタリー感があると評された方はこの部分が引っかかったのだろうと思われます。武蔵野ワークスのムスクでこれを感じた方はラストノートにムスクがあるものは避けた方が無難そうです。
・ヘルシンキ空港
トップのハッカが強烈に香ります。メンズっぽい香調と混じりなぜかワカメっぽい(磯ではない)臭みになってしまいました。
後述しますが私の肌では甘さがないと良い香りにならないようなので、スノーミントの方が合ったのかもしれません。
・くちなし
トップのリーフグリーンが強く香ります。イランイランの濃厚さと混じりかなり酔います。ミドルはほぼ感じずラストノートのムスクに繋がりました。甘さのある香りを期待していたので残念です。
・沈丁花
強めのトップ。レモンと葉っぽい匂い。他の方のレビューでも見かけるのでこのトップの強さは意図的なのだと思います。ミドルからはまさに沈丁花の香り。トップがもう少し淡く始まると好みです。
・野ばら
「野」のバラを体現する強めのグリーンノートに青さのあるレモンの香り。ここまで書いて気付きましたが私は武蔵野ワークスさんのグリーンノートが苦手なのかもしれません。ミドルはローズメインのほんのりミュゲ、可憐に咲くバラを思わせる可愛らしい香りです。トップの「青さ」を感じさせる香り立ちが好みの分かれ目かと思われます。
・サイレンス
レビューを読み、檜メインの檜風呂をイメージして購入したのですが、トップは年配の男性向け香水らしい香りがします。寝香水として使うにはこの部分が辛い。ミドルからは様々なウッディ系の香りを墨が引き立てます。古刹をイメージと言っても苔生した寺ではなく「乾いた」と表現されているのはまさにこの部分。墨がいいアクセントになっています。ラストノートがかなり好み。檜のいい香りが淡く長く残ります。一番香り持ちが良かったです。
・すずらん
トップのグリーンノートがきつくて辛い。ミドルはアクセントのはずのホウショウが前面に出てしまいすずらんっぽさをあまり感じられず。ムスクの香りが引っ掛かりました。私と同じタイプの方はグリーンノートで始まりムスクで終わる香りは避けた方が良さそうです。
・芍薬(ピオニー)
一番好みの香りでした。武蔵野ワークスさんずっと気になっていたブランドなのに調香師の方と好みが合わないのかと悲しくなっていましたが、この香りに出会えて良かったです。トップはユーカリとちょっと癖のあるスパイシーな香り。
武蔵野ワークスさんは淡いのが特徴と言いつつトップはいつも一癖加えてある印象です。比較的早めにミドルへ移行し、ミドルはローズと蜂蜜っぽい香りのバッグにシナモンが見え隠れ。この部分がとても芍薬っぽく上手に作られています。
上記と比べるとミドルの時間が長めで、ミドル後半から薔薇石鹸のような香りが混ざり始めます。ミドル前半の華やかなイメージから後半にかけて清楚で軽やか淡く消えていく部分はまさに和の香水の真骨頂。この暑さでも華やかさと淡さが嫌味なく調和しています。
他には百合とポロヌプリが手元にありますが、まだ試していないのでレビューは改めて。
今回合わなかったものはほぼトップが苦手な印象なので寒くなってから試すと感想も違ったものになりそうです。どれもファンの多い香りですから、寒くなってから再チャレンジしてみたいと思っています。
私の場合、甘みのあるもので、トップが柑橘やグリーンノートでなく、ムスクが使われていないものが好みのようです。他にもこの系統の香りがあれば試してみたいと思うのですが、お薦めのものはありますか?
●ハンドル:
-
(国分) トップノートに対して「外資系の香水よりも強く香りました」とのこと、そうでしたか・・私はほとんどの欧米ブランドさんの香水は「最初からガツンとパワフルだな~」と感じる方なので意外なご意見です。それにしても多数ご購入いただいたのに『芍薬』以外は今ひとつだったようで恐縮しております。率直なご意見はどれも他のお客様の参考になると思います、ありがとうございました
(2024-08-13)
●投書:
旧ラベルのキャンペーンに惹かれ購入しました。
・ヘルシンキ空港
・くちなし
・サイレンス
・沈丁花
*おまけ 野ばら
・すずらん
・ピオニー
を試しました。
武蔵野ワークスさんの香水は淡いのが特徴とされていますが、私の肌ではどれもトップがかなり強く香ります。そのせいかトップの柑橘がグレープフルーツやレモンの皮の苦みを濃縮した強烈な香りになったり、茎や葉の香りまで再現されてると評されるものは「緑の香り」ではなく「えぐみ」として花の香りを抑え前面に出てきてしまいます。
今回頼んだ香りは全て、トップに関してはメジャーな外資系の香水よりも強く香りました。
反面、ミドルがとても軽くあっという間に通り過ぎてしまいます。恐らく私の肌ではトップが長く残りすぎるが故の弊害でしょう。タイトルに来る香りはミドルで香るものがほとんどなのでその点がとても悲しかったです。
ラストノートは謳い文句通りほのかな香りで嫌味なく、これが日本の気候に合わせた香りかと感じました。ラストノートにムスクが来る場合少し独特の匂いになり、ムスク不得手の方はここが辛いのだと思いますし、トイレタリー感があると評された方はこの部分が引っかかったのだろうと思われます。武蔵野ワークスのムスクでこれを感じた方はラストノートにムスクがあるものは避けた方が無難そうです。
・ヘルシンキ空港
トップのハッカが強烈に香ります。メンズっぽい香調と混じりなぜかワカメっぽい(磯ではない)臭みになってしまいました。
後述しますが私の肌では甘さがないと良い香りにならないようなので、スノーミントの方が合ったのかもしれません。
・くちなし
トップのリーフグリーンが強く香ります。イランイランの濃厚さと混じりかなり酔います。ミドルはほぼ感じずラストノートのムスクに繋がりました。甘さのある香りを期待していたので残念です。
・沈丁花
強めのトップ。レモンと葉っぽい匂い。他の方のレビューでも見かけるのでこのトップの強さは意図的なのだと思います。ミドルからはまさに沈丁花の香り。トップがもう少し淡く始まると好みです。
・野ばら
「野」のバラを体現する強めのグリーンノートに青さのあるレモンの香り。ここまで書いて気付きましたが私は武蔵野ワークスさんのグリーンノートが苦手なのかもしれません。ミドルはローズメインのほんのりミュゲ、可憐に咲くバラを思わせる可愛らしい香りです。トップの「青さ」を感じさせる香り立ちが好みの分かれ目かと思われます。
・サイレンス
レビューを読み、檜メインの檜風呂をイメージして購入したのですが、トップは年配の男性向け香水らしい香りがします。寝香水として使うにはこの部分が辛い。ミドルからは様々なウッディ系の香りを墨が引き立てます。古刹をイメージと言っても苔生した寺ではなく「乾いた」と表現されているのはまさにこの部分。墨がいいアクセントになっています。ラストノートがかなり好み。檜のいい香りが淡く長く残ります。一番香り持ちが良かったです。
・すずらん
トップのグリーンノートがきつくて辛い。ミドルはアクセントのはずのホウショウが前面に出てしまいすずらんっぽさをあまり感じられず。ムスクの香りが引っ掛かりました。私と同じタイプの方はグリーンノートで始まりムスクで終わる香りは避けた方が良さそうです。
・芍薬(ピオニー)
一番好みの香りでした。武蔵野ワークスさんずっと気になっていたブランドなのに調香師の方と好みが合わないのかと悲しくなっていましたが、この香りに出会えて良かったです。トップはユーカリとちょっと癖のあるスパイシーな香り。
武蔵野ワークスさんは淡いのが特徴と言いつつトップはいつも一癖加えてある印象です。比較的早めにミドルへ移行し、ミドルはローズと蜂蜜っぽい香りのバッグにシナモンが見え隠れ。この部分がとても芍薬っぽく上手に作られています。
上記と比べるとミドルの時間が長めで、ミドル後半から薔薇石鹸のような香りが混ざり始めます。ミドル前半の華やかなイメージから後半にかけて清楚で軽やか淡く消えていく部分はまさに和の香水の真骨頂。この暑さでも華やかさと淡さが嫌味なく調和しています。
他には百合とポロヌプリが手元にありますが、まだ試していないのでレビューは改めて。
今回合わなかったものはほぼトップが苦手な印象なので寒くなってから試すと感想も違ったものになりそうです。どれもファンの多い香りですから、寒くなってから再チャレンジしてみたいと思っています。
私の場合、甘みのあるもので、トップが柑橘やグリーンノートでなく、ムスクが使われていないものが好みのようです。他にもこの系統の香りがあれば試してみたいと思うのですが、お薦めのものはありますか?
●ハンドル:
-
(国分) トップノートに対して「外資系の香水よりも強く香りました」とのこと、そうでしたか・・私はほとんどの欧米ブランドさんの香水は「最初からガツンとパワフルだな~」と感じる方なので意外なご意見です。それにしても多数ご購入いただいたのに『芍薬』以外は今ひとつだったようで恐縮しております。率直なご意見はどれも他のお客様の参考になると思います、ありがとうございました
(2024-08-13)
< 月桃が好きなんです || 夏に纏うお花を探して >