開発日誌 (~2012年)
手作りハンドクリーム(蜜蝋)
(2010-04-01 08:30:07)
日本では昔、自宅で味噌や醤油を作っている家庭が多かったそうです。
ハンドクリームは味噌や醤油よりももっと手軽に簡単で短時間で作れます。
蜜蝋とはビーアックス(ハチのワックス)とも呼ばれます。
ハチの巣にできる天然の動物性ワックスです。
養蜂で蜂蜜(ハチミツ)の副産物として販売されているので比較的簡単・安価に入手できます。
蜜蝋ハンドクリームはハンドクリームの2大カテゴリーではノンウォーター系ハンドクリームになります。
ハンドクリームとしては蜜蝋だけでも機能しますが、ワックスだけに固くやや使いにくい。
そこでこ植物オイルと香り付けとして精油(エッセンシャルオイル)を混ぜることが一般的です。
100gの蜜蝋ハンドクリームを作る場合
クリームの堅さやテクスチャの好みに応じて蜜蝋と植物オイルの配合比率は変更してください。
植物オイルのオススメはホホバオイルです。
抗酸化力が強く変質しにくいためです。
またお肌の皮脂成分と非常に似ていて、アレルギー反応が出にくいこと、皮膚に吸収されやすくサラサラ感があることが理由です。
ホホバ以外にはオリーブ油やツバキオイルでもOKです。
これらはアロマテラピーでは「キャリアオイル」と呼ばれ、精油を溶かして皮膚への吸収をよくする働きがあります。
精油はすばらしい香りがあり、多くは抗菌作用があります。
ハンドクリームに必ずしも精油は必要ありませんが、少しだけでも入れると楽しさ豪華感・癒し効果がアップします。
私の個人的なおすすめはローズマリーです。
ハーブの香りが食品についたとき(ハンドクリームなので)、まったく違和感が感じられない点がいいですね。
※溶けた蜜蝋を配水管に流すと配水管を詰まらせる原因になります。ご注意下さい。余った蜜蝋はキッチンペーパーで拭き取り燃えるゴミとして廃棄のこと。
防腐剤を使っていませんが、ノンウォーター系ハンドクリームは腐敗しにくい性質があり室温保管でも大丈夫。
理想を言えば、ビタミンE(トコフェロール)を数滴加えておくとさらに抗酸化力が上がるのですが、入手が可能ならぜひお試しください。
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ワックス系ハンドクリームの素材として「蜜蝋(ミツロウ)」が多く取り上げられます。
その理由は作り方が簡単で原料が入手しやすいためと思われます。
※ミツロウ(蜜蝋)とは?・・・ミツバチの巣から採れる固形ロウです。英語ではビーズ・ワックス。
パルミチン酸ミリシルを主成分とし、やや甘い香りの天然ワックスで食されることもありお肌にやさしい素材です。
必要な原料と器材は下記の通りです:
【材料】
【器材】
コンロと鍋も必要ですが、台所で行えば普通にあるものばかりです。これだけで化粧品メーカーも驚く完成度の高いハンドクリームができます。
作り方はホホバオイルとミツロウを溶かして精油を落とす。これだけです。
(1)ホホバオイルにミツロウを入れて暖める
ハンドクリームの基材作りです。「基材」(きざい)とは化粧品のベースとなるクリームや溶液のことです。
ここではハンドクリームの本体ですね。ハンドクリームの作り方、始まり始まり・・・
ミツロウとホホバオイルの配合比率は(ミツロウ:ホホバオイル)=(1:2 - 1:5)程度。
1:2の比率で制作すると真夏の30度を超える気温でも液状化しない傾向にsりますが、反面冬場は固すぎて使いにくいです。
逆に1:5の配合比率なら冬場使いやすいのですが、夏まで持ち越すと液状化する可能性が大です。
ビーカーに入れたミツロウとホホバオイルをそのまま、水を張った鍋の中に入れ火に掛けます。これを「湯煎」(ゆせん)と呼びます。
ミツロウが溶けてしまえばハンドクリームの基材が完成です。
(2)お好きな精油を加える+掻き混ぜる
精油とは植物から採取されるオイル上の天然の芳香成分です。
精油の配合量は「お好きなだけ」と言いたいところですが、とにかく精油はパワーのあるオイルであまり高濃度では危険です。
精油それぞれに使用量のガイドラインがありますので購入されたオイルの説明書やアロマテラピーの参考書などを参考にされるとよいでしょう。
しかし、通常はそれほど神経質になる必要はありません。通常の推奨配合量は1%程度が多いかもしれません。
もし1%程度の配合ですと100ml基材に対して1ml、だいたい20滴くらいです。
ビーカーに余ったミツロウを排水口に絶対流さないこと。
余ったミツロウは紙などで拭き取ってゴミ箱へ(燃えるゴミ)。排水口に流さすと目詰まりの可能性大です。
ハンドクリームは味噌や醤油よりももっと手軽に簡単で短時間で作れます。
手作りのメリット・デメリット
- 【メリット】
- ・どんな成分が入っているのか安全性が確認できる
- ・自分好みにテクスチャや成分を変更できる
- 【デメリット】
- ・材料を買いそろえる手間と割高感
- ・容器を自分で準備する手間
- ・ステロイドやビミタミンAのように個人では入手しにくい成分がある
蜜蝋(ミツロウ)を使う
蜜蝋とはビーアックス(ハチのワックス)とも呼ばれます。
ハチの巣にできる天然の動物性ワックスです。
養蜂で蜂蜜(ハチミツ)の副産物として販売されているので比較的簡単・安価に入手できます。
蜜蝋ハンドクリームはハンドクリームの2大カテゴリーではノンウォーター系ハンドクリームになります。
ハンドクリームとしては蜜蝋だけでも機能しますが、ワックスだけに固くやや使いにくい。
そこでこ植物オイルと香り付けとして精油(エッセンシャルオイル)を混ぜることが一般的です。
蜜蝋ハンドクリームのレシピ
100gの蜜蝋ハンドクリームを作る場合
- ・蜜蝋・・・20g
- ・植物オイル・・・80g
- ・精油・・・数滴
クリームの堅さやテクスチャの好みに応じて蜜蝋と植物オイルの配合比率は変更してください。
植物オイルのオススメはホホバオイルです。
抗酸化力が強く変質しにくいためです。
またお肌の皮脂成分と非常に似ていて、アレルギー反応が出にくいこと、皮膚に吸収されやすくサラサラ感があることが理由です。
ホホバ以外にはオリーブ油やツバキオイルでもOKです。
これらはアロマテラピーでは「キャリアオイル」と呼ばれ、精油を溶かして皮膚への吸収をよくする働きがあります。
キャリアオイルとして最適な植物オイル
- ・オリーブオイル
- ・サフラワーオイル
- ・胡麻油
- ・オリーブオイル
- ・ツバキオイル
- ・スィートアーモンドオイル
香り付けとして最適な精油
精油はすばらしい香りがあり、多くは抗菌作用があります。
ハンドクリームに必ずしも精油は必要ありませんが、少しだけでも入れると楽しさ豪華感・癒し効果がアップします。
私の個人的なおすすめはローズマリーです。
ハーブの香りが食品についたとき(ハンドクリームなので)、まったく違和感が感じられない点がいいですね。
- ・カモミール
- ・カユプテ
- ・グレープフルーツ
- ・クローブ
- ・ゲットウ(月桃)
- ・サイプレス
- ・サンダルウッド(白檀)
- ・シトロネラ
- ・ジンジャー
- ・スペアミント
- ・セージ
- ・ティートリー
- ・ヒノキ
- ・フェンネル
- ・プチグレイン
- ・ペパーミント
- ・ベルガモット
- ・ラベンダー
- ・レモン
- ・レモングラス
- ・ローズウッド
- ・ローズオットー(ダマスクローズ)
蜜蝋ハンドクリームの作り方
- ・湯煎(ナベに水を入れ沸かし、溶かず物体を容器に入れ容器ごと間接的に熱すること)で60-70度くらいで蜜蝋が溶ける
- ・キャリアオイル投入
- ・よくかき混ぜて最後に、精油を数滴垂らす
- ・保存容器に移し替え、さましたらできあがり
※溶けた蜜蝋を配水管に流すと配水管を詰まらせる原因になります。ご注意下さい。余った蜜蝋はキッチンペーパーで拭き取り燃えるゴミとして廃棄のこと。
防腐剤を使っていませんが、ノンウォーター系ハンドクリームは腐敗しにくい性質があり室温保管でも大丈夫。
理想を言えば、ビタミンE(トコフェロール)を数滴加えておくとさらに抗酸化力が上がるのですが、入手が可能ならぜひお試しください。
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蜜蝋ハンドクリーム
ワックス系ハンドクリームの素材として「蜜蝋(ミツロウ)」が多く取り上げられます。
その理由は作り方が簡単で原料が入手しやすいためと思われます。
※ミツロウ(蜜蝋)とは?・・・ミツバチの巣から採れる固形ロウです。英語ではビーズ・ワックス。
パルミチン酸ミリシルを主成分とし、やや甘い香りの天然ワックスで食されることもありお肌にやさしい素材です。
蜜蝋ハンドクリームの材料
必要な原料と器材は下記の通りです:
【材料】
- ・ホホバオイル
- ・ミツロウ
- ・精油
【器材】
- ・ビーカー(またはコップ)
- ・スパティラ(または割り箸、竹串など要は掻き回すもの)
- ・クリームを保管するための容器
コンロと鍋も必要ですが、台所で行えば普通にあるものばかりです。これだけで化粧品メーカーも驚く完成度の高いハンドクリームができます。
作り方の手順
作り方はホホバオイルとミツロウを溶かして精油を落とす。これだけです。
(1)ホホバオイルにミツロウを入れて暖める
ハンドクリームの基材作りです。「基材」(きざい)とは化粧品のベースとなるクリームや溶液のことです。
ここではハンドクリームの本体ですね。ハンドクリームの作り方、始まり始まり・・・
ミツロウとホホバオイルの配合比率は(ミツロウ:ホホバオイル)=(1:2 - 1:5)程度。
1:2の比率で制作すると真夏の30度を超える気温でも液状化しない傾向にsりますが、反面冬場は固すぎて使いにくいです。
逆に1:5の配合比率なら冬場使いやすいのですが、夏まで持ち越すと液状化する可能性が大です。
ビーカーに入れたミツロウとホホバオイルをそのまま、水を張った鍋の中に入れ火に掛けます。これを「湯煎」(ゆせん)と呼びます。
ミツロウが溶けてしまえばハンドクリームの基材が完成です。
(2)お好きな精油を加える+掻き混ぜる
精油とは植物から採取されるオイル上の天然の芳香成分です。
精油の配合量は「お好きなだけ」と言いたいところですが、とにかく精油はパワーのあるオイルであまり高濃度では危険です。
精油それぞれに使用量のガイドラインがありますので購入されたオイルの説明書やアロマテラピーの参考書などを参考にされるとよいでしょう。
しかし、通常はそれほど神経質になる必要はありません。通常の推奨配合量は1%程度が多いかもしれません。
もし1%程度の配合ですと100ml基材に対して1ml、だいたい20滴くらいです。
失敗しがちな注意点
ビーカーに余ったミツロウを排水口に絶対流さないこと。
余ったミツロウは紙などで拭き取ってゴミ箱へ(燃えるゴミ)。排水口に流さすと目詰まりの可能性大です。
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