( 香水工場の )
香る生活
2009年「ローズ&サンタの贈り物」
さて、今年も12月が目前です。12月といえば、当社では「ローズの贈り物」&「サンタの贈り物」のシーズン。
今年の「サンタの贈り物」は悩み抜いた末、ローズがテーマになりました。
「え!ローズの贈り物があるじゃん」
と思われそうですが、ちょっとした偶然の経緯が。
今年ブルガリアン・ローズオイルの仕入れをフランスの香料会社さんに依頼したところ、間違ってアブソリュートが空輸されてきました。税関から送られた書類を見て「?」。
・Rose Absolue Bulgare(ブルガリアン・ローズ・アブソリュート)
本来ならエッセンシャル・オイルとなるべきところです。
・Rose Bulgare Huile Essentielle(ブルガリアン・ローズ・エッセンシャル・オイル)
もしや・・・という予感は的中。香料会社の担当者がアブソリュートとエッセンシャル・オイルを取り違えて日本に出荷したことが判明しました。
正真正銘の2009年ブルガリア産ローズオイルには間違いないのですが、アブソリュートとエッセンシャル・オイル(ローズオットー)では何かと違います。
当社ではエッセンシャル・オイルをメインに使用してきました。
どちらもバラ(ダマスクローズ)の花びらから採取するローズのオイルですが、アブソリュートは溶剤抽出、一方エッセンシャル・オイルは水蒸気蒸留法といって釜ゆでにして蒸気揮発で採取します。
アロマ関係の方々はエッセンシャル・オイル(ローズオットー)を好まれる方が多いように見受けられます。
香水関係やパフューマーはアブソリュートを好まれる方が多いようです。
というのはエッセンシャル・オイルは100度の熱を通しますので成分の一部が変質したり飛んだりして本来のオイルと若干風味が異なるためです。
どちらも一長一短があって、どちらが優れているというものではありません。
ローズオイルの生産国では通常2種類の採取法が行われているものですが、ブルガリアも例外ではありません。トルコなどはアブソリュートがメインに生産されています。
さてさて、間違って手元に届いたブルガリアン・ローズ・アブソリュート。
何かの縁あって武蔵野ワークスに辿り付いたモノ。冷たく重厚なアルミボトルを手にとると、どうしても「欲しくなる」ものです。
ちょっとだけ香りを確かめたいと思うものの一度でも開封すればメーカーの品質保証外となるため開けることはできません。開封は購入後のみ許されます。
アブソリュートの購入予算は計上されていませんので、当然送り返す予定でしたが、フランスの仕入元から思わぬオファーが。
「発送ミスは当社側の責任であり、またこれまでの取引を鑑みて、今回この出荷分に関しては特別プライスをご提案いたします。いかがですか?」
商売上手というより、信じがたいプライスです。
100%赤字のはずです。
やはり、我が社に縁あっての入荷だと社内では言いくるめて緊急購入にいたりました(会計士さんには、注意を受けましたが)。
そのローズ・アブソリュートを使用した第一弾の製品が、2009年「サンタの贈り物」となりました。
「ローズの贈り物&サンタの贈り物」
(2009-11-20)
今年の「サンタの贈り物」は悩み抜いた末、ローズがテーマになりました。
「え!ローズの贈り物があるじゃん」
と思われそうですが、ちょっとした偶然の経緯が。
今年ブルガリアン・ローズオイルの仕入れをフランスの香料会社さんに依頼したところ、間違ってアブソリュートが空輸されてきました。税関から送られた書類を見て「?」。
・Rose Absolue Bulgare(ブルガリアン・ローズ・アブソリュート)
本来ならエッセンシャル・オイルとなるべきところです。
・Rose Bulgare Huile Essentielle(ブルガリアン・ローズ・エッセンシャル・オイル)
もしや・・・という予感は的中。香料会社の担当者がアブソリュートとエッセンシャル・オイルを取り違えて日本に出荷したことが判明しました。
正真正銘の2009年ブルガリア産ローズオイルには間違いないのですが、アブソリュートとエッセンシャル・オイル(ローズオットー)では何かと違います。
当社ではエッセンシャル・オイルをメインに使用してきました。
どちらもバラ(ダマスクローズ)の花びらから採取するローズのオイルですが、アブソリュートは溶剤抽出、一方エッセンシャル・オイルは水蒸気蒸留法といって釜ゆでにして蒸気揮発で採取します。
アロマ関係の方々はエッセンシャル・オイル(ローズオットー)を好まれる方が多いように見受けられます。
香水関係やパフューマーはアブソリュートを好まれる方が多いようです。
というのはエッセンシャル・オイルは100度の熱を通しますので成分の一部が変質したり飛んだりして本来のオイルと若干風味が異なるためです。
どちらも一長一短があって、どちらが優れているというものではありません。
ローズオイルの生産国では通常2種類の採取法が行われているものですが、ブルガリアも例外ではありません。トルコなどはアブソリュートがメインに生産されています。
さてさて、間違って手元に届いたブルガリアン・ローズ・アブソリュート。
何かの縁あって武蔵野ワークスに辿り付いたモノ。冷たく重厚なアルミボトルを手にとると、どうしても「欲しくなる」ものです。
ちょっとだけ香りを確かめたいと思うものの一度でも開封すればメーカーの品質保証外となるため開けることはできません。開封は購入後のみ許されます。
アブソリュートの購入予算は計上されていませんので、当然送り返す予定でしたが、フランスの仕入元から思わぬオファーが。
「発送ミスは当社側の責任であり、またこれまでの取引を鑑みて、今回この出荷分に関しては特別プライスをご提案いたします。いかがですか?」
商売上手というより、信じがたいプライスです。
100%赤字のはずです。
やはり、我が社に縁あっての入荷だと社内では言いくるめて緊急購入にいたりました(会計士さんには、注意を受けましたが)。
そのローズ・アブソリュートを使用した第一弾の製品が、2009年「サンタの贈り物」となりました。
「ローズの贈り物&サンタの贈り物」
(2009-11-20)
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