( 香水工場の )
香る生活
5月、武蔵野は藤の花と芳香でリッチな気分
あれよあれよと5月ですね。連休いかがお過ごしですか?桜の季節も好きなのですが日々新緑が濃くなっていくこの季節も変化が目に見えるという点がわかりやすく刺激的です。
5月につける香水は、もう本当に何でもOKという気がします。バニラドロドロの濃厚タイプからお色気ムンムンムスクに、はじける爽やかさのシトラスまで何でも考えずにシュッシュ・パシャパシャやれそうな季節です。
個人的な意見ですが、街の香り・匂いも日々変化しています。
3月になると風や空気にフローラルな香りが混じるようになり、フローラル香は4月、さらに濃厚になります。
そして、5月になるとフローラルな芳香ももちろんですが、様々な香りや匂いが混じるようになり騒がしく感じられます。樹木や葉っぱのグリーンや土の匂いや・・・夏に向けて、「香り・匂いの喧噪」の余震といったところでしょうか。
テレビCMもこの時期から制汗剤やデオドラントの広告が増えてきます。電車に乗ると人の香りや匂いも濃厚になりますよね。「健康的な体臭」や「セクシーな香り」から「危ない体臭」「危険な華麗臭」までカラフルです。
香水を付けている人の香り立ちも華やかになります。
パフューマーの中には香りに色彩を感じる「共感覚」が強い方がおられますが、5月は何色なんでしょうね?
私はパフューマーではないのでそれほど香りに色彩感は感じないのですが、花が咲き乱れる植物園やフィールドに入ると、なんかビジュアルなカラフルさとは別に、脳内のイメージとして香りが色彩的カラフルさを伴って感じられます。多くの人も同じではないかと思います。
東京武蔵野の今の香りは「藤の花」の香りがパワフルです。
花の香りは面で拡散せず、煙のように一定方向にたなびくように広がる傾向にあるので、偶然その煙と鼻が遭遇した瞬間、「おっ、何か香る」とキョロキョロ見渡せば、藤の花が民家の庭先や公園の藤棚で、紫の房をたわわに垂らしている光景をここ数日何度か体験しました。
藤の甘い芳香は、好き嫌いがあるかと思いますが、私には脳天を鈍い鈍器のようなもので優しくドーンと叩かされるような重さ。
色彩感は「紫」(そのままです)。
なんと雅な姿でしょうか。「藤」の姓が語るように藤性は歴史的にセレブ系。日本では伝統的に貴族や高貴なイメージを重ねられる藤ですが、その香り・色彩・姿ともに存在感があります。
惜しいことは花の開花期間の短さ。もう少し楽しみたいなと思う頃には、紫の花びらを藤棚の下、そっと紫色の花びらを一面豪快に散らしています。
みなさんももし通学・通勤の途中で藤の花を見つけたら芳香と姿を昔の貴族風に愛でてみてください。
案外優雅な気分で小さな幸福感を味わえますよ・・・とはいえ私のようなオヤジたちは程々に。藤の花の前でたたずみ香りを愛でている野郎、ってのはやや怪しい香りがしますので。
(2010-05-05)
香水が似合う季節
5月につける香水は、もう本当に何でもOKという気がします。バニラドロドロの濃厚タイプからお色気ムンムンムスクに、はじける爽やかさのシトラスまで何でも考えずにシュッシュ・パシャパシャやれそうな季節です。
日々新しい街の香り
個人的な意見ですが、街の香り・匂いも日々変化しています。
3月になると風や空気にフローラルな香りが混じるようになり、フローラル香は4月、さらに濃厚になります。
そして、5月になるとフローラルな芳香ももちろんですが、様々な香りや匂いが混じるようになり騒がしく感じられます。樹木や葉っぱのグリーンや土の匂いや・・・夏に向けて、「香り・匂いの喧噪」の余震といったところでしょうか。
テレビCMもこの時期から制汗剤やデオドラントの広告が増えてきます。電車に乗ると人の香りや匂いも濃厚になりますよね。「健康的な体臭」や「セクシーな香り」から「危ない体臭」「危険な華麗臭」までカラフルです。
香水を付けている人の香り立ちも華やかになります。
香りに色が見える嗅覚・共感覚
パフューマーの中には香りに色彩を感じる「共感覚」が強い方がおられますが、5月は何色なんでしょうね?
私はパフューマーではないのでそれほど香りに色彩感は感じないのですが、花が咲き乱れる植物園やフィールドに入ると、なんかビジュアルなカラフルさとは別に、脳内のイメージとして香りが色彩的カラフルさを伴って感じられます。多くの人も同じではないかと思います。
今武蔵野のパワフルな香りは?
東京武蔵野の今の香りは「藤の花」の香りがパワフルです。
花の香りは面で拡散せず、煙のように一定方向にたなびくように広がる傾向にあるので、偶然その煙と鼻が遭遇した瞬間、「おっ、何か香る」とキョロキョロ見渡せば、藤の花が民家の庭先や公園の藤棚で、紫の房をたわわに垂らしている光景をここ数日何度か体験しました。
藤の甘い芳香は、好き嫌いがあるかと思いますが、私には脳天を鈍い鈍器のようなもので優しくドーンと叩かされるような重さ。
色彩感は「紫」(そのままです)。
なんと雅な姿でしょうか。「藤」の姓が語るように藤性は歴史的にセレブ系。日本では伝統的に貴族や高貴なイメージを重ねられる藤ですが、その香り・色彩・姿ともに存在感があります。
優雅な香りで癒される瞬間、禁オヤジ
惜しいことは花の開花期間の短さ。もう少し楽しみたいなと思う頃には、紫の花びらを藤棚の下、そっと紫色の花びらを一面豪快に散らしています。
みなさんももし通学・通勤の途中で藤の花を見つけたら芳香と姿を昔の貴族風に愛でてみてください。
案外優雅な気分で小さな幸福感を味わえますよ・・・とはいえ私のようなオヤジたちは程々に。藤の花の前でたたずみ香りを愛でている野郎、ってのはやや怪しい香りがしますので。
(2010-05-05)
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