( 香水工場の )
香る生活
ローズウォーター#4
使い途が乏しいローズウォーター
先日から書き綴っている「ローズウォーター」は、倉庫に眠っているローズウォーターどうやって料理するかと悩んでいる間に心に浮かんでは消えるローズウォーターをあてもなく書き綴っていました。
「高価で凄い水」なのに使い途に今ひとつ、決定打がないところが苦しい素材です。
なつかしい「コンシンのウォーター」
当社ではローズウォーターを一度だけ製品化されたことがあります。製品化といっても売り物ではなくノベルティ製品です。キャンペーンプレゼントでした。
その名は「コンシンのウォーター」。
ローズウォーターに若干の粘度(トロミ成分)を加えてヘアローションとして出してみました。
乾けばサラサラ整髪剤として髪型を維持してくれて、さらに髪の毛が揺れるたびローズウォーターの香りがふんわりと漂うという製品です。
ナチュラルでゴージャスなヘアローションというコンセプトでした。
トロミ成分は、食品業界では需要が高くは様々な成分があります。食品に使われるくらいなので安全性が高い成分はいくらでもあるので、製品開発自体、技術的には手間暇かかりませんでしたが、・・・
・サラサラ水のはずのローズウォーターがゼリーのようにトロリとしている->(マイナス驚き)
・ローズオイルの香りと比較するとかなり弱い->(期待を裏切られる)
の2点の理由で、イマイチ評判は芳しくありませんでした。
中には正式な商品化を熱望される方もおられましたが、少数派でした(なんと社内では、未だ愛用しているスタッフがいます、在庫が残っておりますもんで)。
やっぱり、生でそのまま使うしか?
ローズウォーターは、やっぱり、生でそのまま使うしか?ないのではと思い始めています。
世の中には、普通の水や飲用のミネラルウォーターをそのまま顔のお肌にのせてポンポンたたく女性がそなりにおられるそうで、それがローズウォーターなら豪華な気がします。
フェーシャルローション(お顔用のローション)としてのローズウォーターってありでしょうか?・・・(続く)
(2010-11-18)
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