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( 香水工場の )

香る生活


ラベンダー精油タンク

祝到着、ラベンダーオイル、地中海の香り


かねて注文を入れていたラベンダー精油がフランスから到着しました。正確にはラベンダーではなくLavandin Grosso(ラバンジン・グロッソ)という品種のエッセンシャル・オイル(ここではラベンダーオイル、ラベンダー精油、ラベンダーエッセンシャル・オイルはすべて同じ意味です)。

ラバンジン・グロッソの香りは、まあ、ほぼラベンダーです。

ラベンダーの一種なので驚くことはないのですが、ラベンダーは他の品種と交配がしやすいようで、ラベンダーにはどんどん新しい交雑種が派生するようです(生命力があるとも、考えようによっては浮気性とも言えますね)。

派生品種が多く、また今後次々に生まれるでしょうから、キリがないので、世間ではラベンダーの仲間はひっくるめて「ラベンダー」で通されることが多いようです。

ラベンダーは地中海原産とされます。花は深い紫色ですが、私はラベンダーの香りで乾いた白い砂や青い海をイメージします。

かわいくていじらしいイメージの花ですが、予想に反して灌木。とても草花とは言えません。根元など見ると案外ごっつくて松のしわがれた幹のような逞しさ。盆栽向きです。


ラベンダーの香水はないの?


お客様から時折いただく質問の一つ

「ラベンダーの香りの香水はありますか?」

はい、「ラベンダサンタル」という製品があります。「サンタル」はフランス語で、英語なら「サンダルウッド(白壇)」。文字通りラベンダー&サンダルウッド(白壇)の香りがテーマの香水です。

しかし、ラベンダーオイルは香水や香りモノ製品の原料としてトップクラスの精油。精油の中の精油、エッセンシャル・オイルの中のオイル的存在かも。

そんな世界中で愛されるエッセンシャル・オイルにしては、武蔵野ワークスにはラベンダー製品が少ないのでは?

世の中、あまりにもラベンダー製品が多すぎることで「あえて武蔵野ワークスがやらなくても・・」という気持ちもちょっとあったかもしれません。


よい香水原料があってはじめる製品開発


今回、取引貿易会社さんを通してよいラベンダー精油が入手できたことで、製品開発へと機運が高まっています。

(またもや今回も原料が先で製品開発という手順になりました)

(本当は、マーケット需要が先で商品開発というプロセスが重要なんですが、天然産物はボクらの計画通りには生まれませんので、こういうプロセスも仕方ない部分があります)


周囲を香りで包む牛乳タンクのようなヤツ


今回も牛乳タンクのようなタンクでやってきました。

精油タンクはアルミニウム製が多いのですが、密封性が高くガラスと同じくらい漏れ出すことはまずありませんが、必ずニオイがついています。

(プラスティック製の材質は気体分子が目に見えないレベルで透過しやすい)

充填して密封する際に容器の口の周りや側壁に精油こぼれ付着したモノと思われますが、これがまたいいニオイなんです。うっとりします。

うっとりする上にほとんどの精油には殺菌作用がありますので、インフルエンザウイルスもノロウイルスも近寄れません。

倉庫にしまうと倉庫内をじゅっくり熟成するようにエッセンシャル・オイルの香りが満ちていきます。空気を浄化する感じたたまりません。

さあ、このラベンダーで武蔵野ワークスはどんな香りモノを創るのでしょうか?香水?、スキンケア?、シャンプー?・・・ご期待ください。

ラバンジン、香水原料01

ラバンジン、香水原料02

ラバンジン、香水原料03

(2011-02-28)
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