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( 香水工場の )

香る生活


新作香水「カグー」#1、カグーとは?

「カグー」って何だ?


カグーとは、鳥の名前。

はい、あの空を飛ぶ鳥です。もっともカグーは、空を飛べなくなった小鳥なんです。ニューカレドニア固有種の鳥。ニューカレドニアの国鳥でニューカレドニアを象徴する動物です。

当社の「カグー」は「ニューカレドニアの香り」をテーマにした香水で2011年の新作香水の一つです。

(カグーそのものの動物のニオイは入っていません)。


「天国にいちばん近い島」ニューカレドニア


ニューカレドニアは、日本では小説や映画の影響からかよく「天国にいちばん近い島」と称されます。「死にかけた人がたくさんいる島」でなく「楽園」という意味です。

文字通り、そこは楽園の島です。

海外では「ジュラシックな島」と言われているようです。恐竜時代の植物が生存しているためです。豊かで珍しい動植物がいまだ生存しているところも「楽園」にふさわしい光景です。


共生の島


カグーが空を飛べなくなった理由も外敵がおらず、飛ばなくて良かったからと言われています。

カグーに限らず、驚くことに捕食関係がない動植物や昆虫が多く、見事なバランスと調和が平和的に成立している島です。「共生の島」といっても過言ではありません。

ニューカレドニアではトゲのある植物は希ですが、これも捕食者や外敵がいなかったことが理由です。

ニューカレドニアへ行くとすべての動植物がフレンドリーで優しく見えます。

そういう意味でもニューカレドニアは楽園の島なんですね。


厳しい現実も


一方、人間の世界ではニューカレドニアは必ずしも楽園とはいえない状態です。

現在もフランス植民地であり、暴力が伴う独立運動も過去数十年散発的に発生しています。

もともとの先住民であるメラネシア系住民とフランスや他国から移住してきた人々との経済格差の問題もあり、さらに世界最大のニッケル鉱山に起因する公害問題も深刻です。

楽園の島はひとたびバランスが崩れれば内戦の危険性さえ残る現実も横たわります。

私たちはニューカレドニアの森や海に入り、ニューカレドニアの自然を満喫しました。

厳しい人間界の現実を忘れる限り、この島は本当に楽園です。

ニューカレドニアへ観光できた人なら大半の人が訪れるアメデ灯台でさえ、押し寄せる観光客に壊されることなく、未だ圧倒されるほどの美しい自然があふれています。

新作「カグー」#3、南洋の開放感
新作「カグー」#2、島を守るニアウリ
新作「カグー」#1、カグーとは?
(2011-04-30)
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