( 香水工場の )
香る生活
新作香水「カグー」#3、南洋の開放感
豊かな香りが交差するニューカレドニアの風
ニューカレドニアには南北に山脈が走っており、熱帯雨林の様相を帯びた東側に対して西側は、比較的カラリとした気候に恵まれています。
ハワイのオアフ島も山地の東西で気象条件がかなり変化しますが、非常に似た構図になっています。
ニューカレドニアの多くの都市は西側に開け、多くの訪問者が西側に滞在します。気候は、適度な湿度とからりとした風、楽園のフローラルとニアウリや植物に含まれるグリーン感のある香り。
深呼吸したくなるような風です。
おみやげとしてスタートした「カグー」の香水
当社の香水「カグー」は、パフューマーがニューカレドニア滞在中に、現地のスーパーや精油工場で買い求めたニアウリの精油がベースとなりました。
テーマは「ニューカレドニアの想い出」。
「ニューカレドニアの想い出」は友人たちへおみやげとして配られ、それで終わる予定でしたので、帰国後、非常に短期間で制作された香りです。
しかし、南洋の楽園の雰囲気が友人たちに思いもよらず好評で、数種類のニアウリ精油で試作を行い本格的に制作活動に入ったという想定外の新作香水となりました。
南の島の明るく開放的な雰囲気
「カグー」の基本的な香りはマリン。南洋の楽園の島ですから。
私にはフローラルの楽しさがよい案配に感じられます。甘すぎず爽やかな香りです。
同じフローラルでも甘酸っぱいフローラル、粉っぽいフローラル、懐かしいフローラル、クールなフローラル、セクシーなフローラルといろいろありますが、「カグー」のフローラルは、楽しいフローラル。
南の島の明るく開放的な雰囲気が伝わってきます。
サンダルウッドや樹木系、ムスク系の香りは好き嫌いが分かれますが、「カグー」は比較的多くの人に好まれる香りではないかと思います。
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(2011-04-30)
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