( 香水工場の )
香る生活
新聞広告
新聞に香水広告を出してみました
ある全国紙の東海・北陸版に新聞広告を出してみました。全5段。「段」とは新聞広告の単位で全1段が3.3×38.5cm。新聞の1面は15段なので、1面の3分の1の面積です。
広告を打つこと自体、当社では珍しい。新聞広告はひょうとしたら創業以来はじめてのできごとかもしれません。
投資資源が無意味に消費される
ただ、広告は、媒体により性質が違いますが、たいていは打てば、本当に一瞬で跡形もなく消える感じです。大きく打ってもたいていは、まあ、花火のようなモノで一瞬の思い出。
文字通り湯水のように消えていくことは確実ながら、広告効果の方はさっぱりわかりません。
カネが湯水のように消えていく広告よりグレードが高い原料の購入に当てた方がグッドという意見が多いようです。
しかし、ある程度ビジネスが動き、売上もあれば、それなりの原料も購入できますので、鶏が先か卵が先か問題と同じです。
ある程度のサイズのビジネスには、情報(*1)も原料も人材も自然と集まりますし、広告によって世間に自社や自社の活動を知ってもらうことで情報はさらに集まりやすくなります。
(*1)「情報」とはおもによい天然香料情報です。天然香料の情報などはまずニュースなどで流れることはなく、ほとんど業界や生産者の人的ネットワークで世界中に広がります。案外アナログでクローズドな世界。
サンダルウッド香水の新聞広告、そのいきさつは?
先日、大手の広告代理店さんから電話がありました。
全国紙の広告枠を「破格」でどう?という内容でした。話を聞けば大手クライアントの突然のキャンセル(かなりきわどいドタキャンです)、空いたスペースを埋めるためだけの投げ売りでした。
全国紙の朝刊1面広告は数千万円の世界。新聞広告料金のある程度の相場を知っている私には異様なプライス。新聞業界の先行きを案じたくらいです。
震災の影響で一時的に広告主が空白化した、まさに一瞬のスキマだった可能性があります。
制約はオファーの受諾を2時間以内に決定し、12時間以内に広告レイアウトの完全データの入校を完了するというジェットコースター並のスピード感。
そのためデータ素材、広告タイトルのテキストや写真データなど送れば、広告代理店の制作部さんが無料でレイアウトしてくれる、という破格のオファーでした。
破格・訳ありバーゲン広告に乗って
ちょうどサンダルウッド香水のCM動画を公開した時期で、相乗効果で「サンダルウッド香水」のプロモートというアイデアになりました。
デザイナーは出社していない日でしたので、私がPC内に残されているデータをアレコレ掻き集めすぐに広告代理店に送りました。
降って湧いたような単発広告。こんな単発物に飛びついてよいものかどうか、社内できっちりしたポリシーはありません。
破格・訳あり商品の山積みワゴンにスーパーで偶然遭遇し条件反射的に手を出す主婦的なリアクションでした。
スピード感よい
本来、全国紙レベルの広告になると企業審査などうるさい話もでてくると思いますが、法務部や審査部の人たちが出てきて儀式的なことを言い始めると活力は失われます。
しかし、今回は審査ナシ・手続きナシという広告代理店担当者のやる気と切迫感が好印象でした。
サンダルウッドのプロモーション広告(20110427)。
そして、一番重要な反響は?
で、結果は?・・・うーよくわからないです。反響はとくに感じませんので。
(2011-05-08)
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