( 香水工場の )
香る生活
香水とアロマテラピー#1
新しい香水トレンド
先日、ある香水商社さんに商用で立ち寄った際、おもしろい香水を見せていただきました。ニューヨークやパリの新鋭パフューマーによって制作された新作香水の品々です。
ウリは「天然香料100%の香水」や「かなり天然香料の香水」です。エコサート認証を受けた製品さえありました。
エコサートとは、有機栽培の認証を行っている団体もしくはその認証をさします。おもにEU内でデファクト的オーガニック製品認証機関になっています。
「香水がエコサート認証ね・・・」とは私の内なる声。
香水のイメージとエコサートとではかなり無縁なイメージが一般的ですが、時代は動いているようです。
「医・薬・食・香」同源
香水の歴史は、そのまま香料の歴史です。香料とは香辛料だったり、植物のオイルだったりするのですが、「香料」という言葉がまだ存在しない時代には、香料はたんに食べ物の一つでした。
大昔は医薬品という考え方もなく、薬効がある食品が次第に医薬品へと分化し進化していったと考えられますが、香料も同じで食品の中で、香りがよい香辛料やオイルが香料として分化して香料という分野ができあがっていきました。
・・・と思うと「医・薬・食・香」同源なんだな、なんて素朴に驚きます。
アロマテラピーのコンセプト
日本の「医食同源」や中医の「薬食同源」というコトバはよく使われるところですが、食と薬や医薬が非常に深い関係があることは日常生活でも体験的に感じることです。
香りも食と薬と医に無関係ではないと感じます。それについては「香水とアロマテラピー」でも触れました。
アロマテラピーも、そういう延長線上にある考え方がベースになっているのではないでしょうか。
いつか「医香同源」や「薬香同源」という言葉が使われる日が来るかもしれません。
香水とアロマテラピー#2 自然回帰へ向かう香水
香水とアロマテラピー#1 新しい香水トレンド
(2011-05-26)
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