( 香水工場の )
香る生活
化粧品開発展で見たコスメトレンド
先日、東京ビッグサイトで開催された化粧品原料に関する展示会・化粧品開発展(COSME Tech)に行ってきました。業界的なお話になりますが、レポートをお届けします(2017/02/01 中村)
(化粧品開発展の主催者Webサイト)
化粧品原料にもブームがあることをご存じでしょうか?
そして原料主導型のコスメブームも起きることがあり、しかもモンスター級にパワフルなブームになるケースがあります。たとえば、10年前のコエンザイムQ10。
コエンザイムQ10、覚えている方もおられるのではないでしょうか?抗酸化力が抜群でアンチエイジング的な効果が期待されます。
抗酸化物質ならポリフェノールやビタミンなど数多くありますが、なぜかQ10がビッグヒット。
ブーム時は、Q10の品薄状態が続き、多くの化粧品会社さんは原料の入手さえできませんでした。
Q10ありきで、多種多様な化粧品の新製品が生まれました。
Q10のような、それまで一般には聞きなれない成分が一躍躍り出るときは、仕掛け人の存在が、気になるところですよね。
しかし、このへんの深掘りはせず、今日は化粧品原料にもブームがありトレンドが形成されて動いている事情をご理解いただければと思います。
ブームやトレンドを起こすのが個人なのか・特定の企業なのか・業界なのか、偶然なのか・意図的なマーケティングの結果なのか、それは千差万別です。
しかし、どういう事情でブームやトレンドが生まれるにしろ、化粧品展示会はその予兆を感じさせる一つのイベントだと思います。
今回の「化粧品開発展」も数年先までのコスメのブームやトレンドを感じるよい機会になりました。今日は感じたトレンドから一つだけ、ヘアケアをピックアップします。
今回、会場を回っているとヒアルロン酸・セラミド・コラーゲンなどを出展しているブースが目にはいりました。
これらはスキンケアの王道的な保湿成分なので、展示会に出品されていても珍しいことではないのですが、これをヘアケアに応用する提案が多くなされていた点が新しい。
4-5年くらい前からでしょうか、「洗い流さないトリートメント」が普及しはじめました。
それまでのインバスタイプのトリートメントから、アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)の流行は、美容室から生まれた動向と思われます。
「やっぱり、美容室のトリートメントって違うよね」という印象を抱く消費者の方は多いでしょう。
本来、これらのプロ仕様製品は、美容室専売品として一般には販売されないケースが多いのですが、そのうち美容専門店やスペシャリティ・ストアのプロユースコーナーに置かれるようになり、次第に販路を拡大していきました。
化粧品メーカーからすれば、この分野の魅力は価格帯です。ヘアケアは、スキンケアと比較すると、これまで高価な価格帯は付けにくい状況でした。
たとえば、500mL・数百円は、それまでの代表的なプライシングでしょうか。アウトバストリートメントなら100mL・数千円台も可能です。
10倍以上の価格差もモノともせず購入する層の出現は化粧品業界での大きなムーブメントになりそうです。
ヘアカラーなどでチリチリ・パサパサ・カサカサになった人には、多少値が張るお値段でも効果あるなら、買ってしまうのも人情。
一方、とにかく安い方が良いという消費者も多いですから、ヘアケアは二極化へと進むでしょう。
で、ご自宅のバスルームには、お父さん用の安価なシャンプー・リンスから家族全員のそれぞれの"こだわりヘアケア用品"が並ぶ光景が繰り広げられるのでしょう。
高級ヘアケア価格帯なら、先に挙げたヒアルロン酸・セラミド・コラーゲンなどの高価な原料が配合可能となります。本来お肌の保湿成分ですが、キューティクルの保湿・補修にも有効です。
また頭皮へのスカルプケアにも有効であることは言うまでもありません。
毛生えというよりは、抜け毛予防です。皮膚を柔軟にして乾燥を防ぐという観点です。また、栄養としても毛を太く、丈夫にしてくれますので。
化粧品の原料メーカーさんが、このように原料をある分野へプッシュする際は、だいたい試験データや臨床データも取られているケースが多いのです。
だから、化粧品メーカーにとっては、髪の毛や頭皮への保湿効果に関する試験や検証が軽減されます。
これは開発工数の大幅な削減ですので魅力的で、化粧品メーカーにとって商品開発のモチベーションになります。
当社にはブルガリアンローズ・ジェルがあります。
これはスキンケア製品ですが、販売当初からヘアケアにもご利用頂けます、とおすすめしてきたので、10年も前から現在のトレンドを先読みしていたか、と自画自賛的な心境になりました。
ブルガリアンローズ・ジェルは、さっぱり系ジェルなので、オイリーな頭皮でも比較的さらさらな感触ですし、また、ヒアルロン酸は、お肌・頭皮・髪の毛すべてに保湿効果が発揮されます。
当社のブルガリアンローズ香るジェル = ブルガリアンローズ・ジェル、リンク付けておきます。
(2017-02-06)
(化粧品開発展の主催者Webサイト)
化粧品原料もブームで動く
化粧品原料にもブームがあることをご存じでしょうか?
そして原料主導型のコスメブームも起きることがあり、しかもモンスター級にパワフルなブームになるケースがあります。たとえば、10年前のコエンザイムQ10。
コエンザイムQ10、覚えている方もおられるのではないでしょうか?抗酸化力が抜群でアンチエイジング的な効果が期待されます。
抗酸化物質ならポリフェノールやビタミンなど数多くありますが、なぜかQ10がビッグヒット。
ブーム時は、Q10の品薄状態が続き、多くの化粧品会社さんは原料の入手さえできませんでした。
Q10ありきで、多種多様な化粧品の新製品が生まれました。
Q10のような、それまで一般には聞きなれない成分が一躍躍り出るときは、仕掛け人の存在が、気になるところですよね。
しかし、このへんの深掘りはせず、今日は化粧品原料にもブームがありトレンドが形成されて動いている事情をご理解いただければと思います。
化粧品展示会はトレンドを知る機会
ブームやトレンドを起こすのが個人なのか・特定の企業なのか・業界なのか、偶然なのか・意図的なマーケティングの結果なのか、それは千差万別です。
しかし、どういう事情でブームやトレンドが生まれるにしろ、化粧品展示会はその予兆を感じさせる一つのイベントだと思います。
今回の「化粧品開発展」も数年先までのコスメのブームやトレンドを感じるよい機会になりました。今日は感じたトレンドから一つだけ、ヘアケアをピックアップします。
保湿成分とヘアケア
今回、会場を回っているとヒアルロン酸・セラミド・コラーゲンなどを出展しているブースが目にはいりました。
これらはスキンケアの王道的な保湿成分なので、展示会に出品されていても珍しいことではないのですが、これをヘアケアに応用する提案が多くなされていた点が新しい。
4-5年くらい前からでしょうか、「洗い流さないトリートメント」が普及しはじめました。
それまでのインバスタイプのトリートメントから、アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)の流行は、美容室から生まれた動向と思われます。
「やっぱり、美容室のトリートメントって違うよね」という印象を抱く消費者の方は多いでしょう。
本来、これらのプロ仕様製品は、美容室専売品として一般には販売されないケースが多いのですが、そのうち美容専門店やスペシャリティ・ストアのプロユースコーナーに置かれるようになり、次第に販路を拡大していきました。
"高級ヘアケア"が流行の兆し
化粧品メーカーからすれば、この分野の魅力は価格帯です。ヘアケアは、スキンケアと比較すると、これまで高価な価格帯は付けにくい状況でした。
たとえば、500mL・数百円は、それまでの代表的なプライシングでしょうか。アウトバストリートメントなら100mL・数千円台も可能です。
10倍以上の価格差もモノともせず購入する層の出現は化粧品業界での大きなムーブメントになりそうです。
家族それぞれのこだわりヘアケア用品
ヘアカラーなどでチリチリ・パサパサ・カサカサになった人には、多少値が張るお値段でも効果あるなら、買ってしまうのも人情。
一方、とにかく安い方が良いという消費者も多いですから、ヘアケアは二極化へと進むでしょう。
で、ご自宅のバスルームには、お父さん用の安価なシャンプー・リンスから家族全員のそれぞれの"こだわりヘアケア用品"が並ぶ光景が繰り広げられるのでしょう。
"高級ヘアケア"なら高額な原料も配合できる
高級ヘアケア価格帯なら、先に挙げたヒアルロン酸・セラミド・コラーゲンなどの高価な原料が配合可能となります。本来お肌の保湿成分ですが、キューティクルの保湿・補修にも有効です。
また頭皮へのスカルプケアにも有効であることは言うまでもありません。
毛生えというよりは、抜け毛予防です。皮膚を柔軟にして乾燥を防ぐという観点です。また、栄養としても毛を太く、丈夫にしてくれますので。
化粧品の原料メーカーさんが、このように原料をある分野へプッシュする際は、だいたい試験データや臨床データも取られているケースが多いのです。
だから、化粧品メーカーにとっては、髪の毛や頭皮への保湿効果に関する試験や検証が軽減されます。
これは開発工数の大幅な削減ですので魅力的で、化粧品メーカーにとって商品開発のモチベーションになります。
ということは、ブルガリアンローズ・ジェル、来てる?
当社にはブルガリアンローズ・ジェルがあります。
これはスキンケア製品ですが、販売当初からヘアケアにもご利用頂けます、とおすすめしてきたので、10年も前から現在のトレンドを先読みしていたか、と自画自賛的な心境になりました。
ブルガリアンローズ・ジェルは、さっぱり系ジェルなので、オイリーな頭皮でも比較的さらさらな感触ですし、また、ヒアルロン酸は、お肌・頭皮・髪の毛すべてに保湿効果が発揮されます。
当社のブルガリアンローズ香るジェル = ブルガリアンローズ・ジェル、リンク付けておきます。
(2017-02-06)
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