( 香水工場の )
香る生活
ブルガリアローズの "ローズジェル"
ローズブームが去って小さなファン層が残りました、今年も製造します (2017/10/10)
(ブルガリアンローズ・ジェルのパウチの一部、今年も生産の時期。王冠は"香りの女王"の象徴)
当社のスキンケア製品は、ベタガードとローズジェルの2種類。
過去には「緑茶ジェル」「ラベンダージェル」「柚子クリーム」などが存在しました。
それなりに希望をもって開発したスキンケアですが、スキンケア戦線は、ライバルがひしめき、敗退していきました。
つまり、生き残っている製品より敗退した製品の方が多いのです。
販売力とプレゼンスがないブランドが「軽々しく参入できる分野でない」という事実を、体験を通して学びました。
日本の化粧品の大まかな人気品目(市場規模)=市場比率は次の通り:
1位・・・スキンケア(50%)
2位・・・ヘアケア(30%)
3位・・・メイクアップ(20%)
というわけで、日本の化粧品市場内での主戦場といえばスキンケア。
スキンケアを征する者が日本の化粧品市場を征することになります。
だから、スキンケアにライバルが多いことは当然ですよね。
余談ですが、香水・フレグランスとなると、日本の化粧品市場における市場規模は「0.2%」。スキンケアから見れば、四捨五入で「0%」となる香水・フレグランス。
香水・フレグランスにライバルが少ないことも明白ですね。
当社のローズジェルは、武蔵野ワークスのスキンケアの中では、一番最初にリリースされました。2000年代中頃のこと。
2000年代に入ると日本ではローズブーム(マスコミでは「バラブーム」という言葉が多かった)が起きます。
テレビで報道されるような大規模ブームでなかったため、一般には認識されにくいブームでした。
しかし、ローズ関連ビジネスで新しい会社が次々に生まれ、ローズのレストランや健康食品・食品・サプリメントなどローズ関連商品も次々と出され盛り上がりました。
たとえば、この頃には、「飲むローズ」(ローズオイルを生で飲む発想のサプリ)やローズ香るチューインガムなども人気でしたよ。
しかし、このローズブーム、数年で失速し、2010年くらいまでに穏やかに終息していきました。
この辺を分析する人がいないので、勝手に空想するとローズ関連市場は、500億円くらいの市場規模に至ったのではと感じています。
ブームが終焉する頃、新興のローズ関連(貿易や商品開発)の会社さんやショップさんは商売替えか、畳んだりといった状況でした。
ローズジェルのリリースは2006年、ローズブームにも陰りが見え始めた頃です。
ブームに乗りたいという気持ちはさらさらなく、たまたまローズブームの最中にローズのスキンケアをリリースしてしまったという状況でした。
この新製品によって、私はスキンケアとは何か、スキンケア・ビジネスはどんなものか、をいろいろ勉強させてもらいました。
もちろん、最大の教訓は、上に書いたようにスキンケアは「販売力とプレゼンスがない企業が軽々しく参入できる分野でない」ことです。
しかし、この教訓以外にも・・・
・実は、ローズの本物の香りを知っている人はあまりいない
・実は、ローズの本物の香りを好きな人は多くない
・実は、スキンケアにローズオイルを入れても、ローズの香りを感じる人は案外少ない
世の中にローズのコスメやフレグランスが溢れているにも関わらず!です。もう驚きでした。
逆に世の中のローズ製品の香りが、いかに本物と違っているかを物語る証拠の一つです。
武蔵野ワークスローズジェルには、本物のローズオイルを入れています。そして、他にいかなる香料も足さず、純粋に天然のローズオイルのみの香りに保っています。
この香り、実は必ずしも愛される香りでもないし、そもそも香りを感じないという方もそれなりにおられます。
夢を持ってリリースしたローズジェルは、すぐに現実を見せつけられる結果となりました。
しかし、ローズジェルのファンになっていただけるお客様も確実におられることも事実。それらのお客様に支えられ、10年以上作り続けることができました。
後発の「緑茶ジェル」や「柚子クリーム」などが、次々と退場していく中でも、このローズジェルだけは続いています。
今年もブルガリアからローズオイルが入荷しました。
そして、今年もローズジェルの生産を開始する時期となりました。
本物のローズを愛する方々のために、今年もよい製品をお届けしたいと思います。
この記事の最後に、武蔵野ワークスのローズ・ファンの方々に報告です。
ローズジェルは、初代の名称が「コンシンのジェル」、数年前から「ブルガリアンローズ・ジェル」という名称に変更しましたが、今年は愛称が仲間入りしました:「武蔵野ローズジェル」です。
練り香水の愛称、"武蔵野ねりこ"が好評で、柳の木の下の二匹目狙いで "武蔵野ローズジェル" と呼ぶことにしました。
→ ローズジェル
(2017-10-10)
(ブルガリアンローズ・ジェルのパウチの一部、今年も生産の時期。王冠は"香りの女王"の象徴)
武蔵野ワークスのスキンケア
当社のスキンケア製品は、ベタガードとローズジェルの2種類。
過去には「緑茶ジェル」「ラベンダージェル」「柚子クリーム」などが存在しました。
それなりに希望をもって開発したスキンケアですが、スキンケア戦線は、ライバルがひしめき、敗退していきました。
つまり、生き残っている製品より敗退した製品の方が多いのです。
販売力とプレゼンスがないブランドが「軽々しく参入できる分野でない」という事実を、体験を通して学びました。
コスメの人気品目は?
日本の化粧品の大まかな人気品目(市場規模)=市場比率は次の通り:
1位・・・スキンケア(50%)
2位・・・ヘアケア(30%)
3位・・・メイクアップ(20%)
というわけで、日本の化粧品市場内での主戦場といえばスキンケア。
スキンケアを征する者が日本の化粧品市場を征することになります。
だから、スキンケアにライバルが多いことは当然ですよね。
余談ですが、香水・フレグランスとなると、日本の化粧品市場における市場規模は「0.2%」。スキンケアから見れば、四捨五入で「0%」となる香水・フレグランス。
香水・フレグランスにライバルが少ないことも明白ですね。
バラブームとローズジェル
当社のローズジェルは、武蔵野ワークスのスキンケアの中では、一番最初にリリースされました。2000年代中頃のこと。
2000年代に入ると日本ではローズブーム(マスコミでは「バラブーム」という言葉が多かった)が起きます。
テレビで報道されるような大規模ブームでなかったため、一般には認識されにくいブームでした。
しかし、ローズ関連ビジネスで新しい会社が次々に生まれ、ローズのレストランや健康食品・食品・サプリメントなどローズ関連商品も次々と出され盛り上がりました。
たとえば、この頃には、「飲むローズ」(ローズオイルを生で飲む発想のサプリ)やローズ香るチューインガムなども人気でしたよ。
しかし、このローズブーム、数年で失速し、2010年くらいまでに穏やかに終息していきました。
この辺を分析する人がいないので、勝手に空想するとローズ関連市場は、500億円くらいの市場規模に至ったのではと感じています。
ブームが終焉する頃、新興のローズ関連(貿易や商品開発)の会社さんやショップさんは商売替えか、畳んだりといった状況でした。
実際に出してはじめて体験する現実
ローズジェルのリリースは2006年、ローズブームにも陰りが見え始めた頃です。
ブームに乗りたいという気持ちはさらさらなく、たまたまローズブームの最中にローズのスキンケアをリリースしてしまったという状況でした。
この新製品によって、私はスキンケアとは何か、スキンケア・ビジネスはどんなものか、をいろいろ勉強させてもらいました。
もちろん、最大の教訓は、上に書いたようにスキンケアは「販売力とプレゼンスがない企業が軽々しく参入できる分野でない」ことです。
しかし、この教訓以外にも・・・
いかに本物のローズが少ないか
・実は、ローズの本物の香りを知っている人はあまりいない
・実は、ローズの本物の香りを好きな人は多くない
・実は、スキンケアにローズオイルを入れても、ローズの香りを感じる人は案外少ない
世の中にローズのコスメやフレグランスが溢れているにも関わらず!です。もう驚きでした。
逆に世の中のローズ製品の香りが、いかに本物と違っているかを物語る証拠の一つです。
本物だけをご提供します
武蔵野ワークスローズジェルには、本物のローズオイルを入れています。そして、他にいかなる香料も足さず、純粋に天然のローズオイルのみの香りに保っています。
この香り、実は必ずしも愛される香りでもないし、そもそも香りを感じないという方もそれなりにおられます。
本物を愛してくださるファン
夢を持ってリリースしたローズジェルは、すぐに現実を見せつけられる結果となりました。
しかし、ローズジェルのファンになっていただけるお客様も確実におられることも事実。それらのお客様に支えられ、10年以上作り続けることができました。
後発の「緑茶ジェル」や「柚子クリーム」などが、次々と退場していく中でも、このローズジェルだけは続いています。
新鮮なブルガリアンローズ・オイルが入荷
今年もブルガリアからローズオイルが入荷しました。
そして、今年もローズジェルの生産を開始する時期となりました。
本物のローズを愛する方々のために、今年もよい製品をお届けしたいと思います。
愛称は「武蔵野ローズジェル」
この記事の最後に、武蔵野ワークスのローズ・ファンの方々に報告です。
ローズジェルは、初代の名称が「コンシンのジェル」、数年前から「ブルガリアンローズ・ジェル」という名称に変更しましたが、今年は愛称が仲間入りしました:「武蔵野ローズジェル」です。
練り香水の愛称、"武蔵野ねりこ"が好評で、柳の木の下の二匹目狙いで "武蔵野ローズジェル" と呼ぶことにしました。
→ ローズジェル
(2017-10-10)
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