( 香水工場の )
香る生活
モテ香水#6 香りで落ちる恋と眠り
香水で好感度アップ
香水で好感度アップは事実。しかし、香水だけで本当にモテる?
モテ香水の実効性・モテ度・モテ具合の実態は?となると・・・ モテ香水だけで女性が惚れた、女性に振られたという単純なケースはないでしょう。
ヒトはそんなに単純ではないですよね。
仮に一時的な性的興奮作用だけでいい。即効性があり劇的な興奮を誘発するヤツ、なんてそんな都合のよい薬物や惚れ薬は、麻薬かそれに類似する薬物の類しか思いつきません。
恋愛の小道具
恋愛として、女性にモテるかどうかは、結局、その人の人間性や、そのときのシチュエーションやタイミング、相手次第といった要素が圧倒的に大きいのです。
人生も恋愛もそれが普通。
しかし、恋愛の小道具なら、香水はその役回りにぴったりです。恋愛のエンジェルですね。
香りと眠り
リラックスと眠りの深い関係は日常的に誰でも体験していることです。お酒や音楽でリラックスする人も多いでしょう。
「よい香り」「好きな香り」でリラックスするという生理現象も多く見受けられます。
リラックス度やストレス度は、脳波や血液中のストレス物質(たとえば、副腎皮質ホルモンのコルチゾールは有名)を測定することで、数値データが得られるためリラックス度やストレス度の指標として利用されます。
目を閉じた安静時(たとえば、座禅や瞑想時)には、脳波のうちアルファ波の出現が観察されます。
「よい香り」でアルファ波が増加がすることが実験で確かめられています(*)。
悪臭でコルチゾールが増加するデータもあります。
(*)アルファ波=リラックスか?という問題はありますが、ここでは一応リラックス状態と解釈。アルファ波は覚醒時の安静状態でよく観察され、睡眠時にはアルファ波の出現は衰えるそうです。
眠りと恋愛のイントロ、意外な共通性
よい香りが「よい眠り・よい安眠」への導入剤的な効果を果たしているメカニズムは、「よい香り=心身のリラックス」という生理的な現象と考えられますが、恋心も似た現象ではないかと常々感じています。
男性には、常に「いい女」を求めて何人でもいい女を獲得したいという本能が働いています。
浮気性な性分は、詰まるところ子孫保存の本能に起因する欲望。一方女性にはそれに対する警戒心があります。
自分に言い寄る男、近づく男性は、心を許すまで、女性にとってすべて警戒の対象です。
ところが、言い寄る男性の体臭や香りが、好きな香りでリラックスする香りなら警戒心が和らげる効果が期待できます。
眠りと同じで、香りでリラックスし心まで和らぐのです。
リラックスすれば「恋に落ちる心理的な準備」(レディネス)ができあがる可能性も高いと思われます。
架空の惚れ薬に比較すれば、劇的な効果とは言えませんが、恋のナチュラルなプロセスです。
(2018-02-24)
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