( 香水工場の )
香る生活
ベジタリアン・菜食主義な人々
厳格なベジタリアンからベジタリアン風な人々まで、ベジタリアンの幅は広い (2018/05/18)
(昨夜の我が家の夕食、ベジタリアン風プレート。実はこのほかに魚のフライがあって、ベジタリアン料理からはやや遠い。ところでプレートの中の白い四角形はチーズ。厳格なベジタリアンなら、チーズやバターも許されないそうです)
みなさんはベジタリアン?もしくは、周囲にベジタリアンの方はおられますか?
日本では少ないので、ベジタリアンに出会うことは珍しいと思いますが、いかがでしょう。
少なくとも私は、海外出張をしたある日まで、ベジタリアンが実際に存在すること自体、実感としてありませんでした。
90年代、もう20年も前の話ですが、当時働いていた会社で初の海外出張がありました。
行き先はロンドン、仕事の合間に観光する時間もあって、ロンドン市内をぶらぶらしました。
ロンドン観光で、驚いたことの一つが、ベジタリアンメニュー。
マクドナルドはどうだったか記憶がありませんが、それ以外のレストランには、必ずベジタリアンメニューが置いてあるか、メニューの一部にベジタリアン・コーナーがありました。
それだけロンドンにはベジタリアン人口が高いというわけですから、大きなカルチャーショックでした。
その後しばらくして海外スタッフとの雑談で「夫がベジタリアン」という女性がいて、おもしろおかしくベジタリアンの生活を話してくれました。
彼女自身はお肉大好き派で、どちらかといえば、ベジタリアンを笑いのタネにしている風情でした。
(彼女の夫は、20年以上ベジタリアンでしたが、ある日、ステーキを食べている夫を発見。彼女が、驚いて問いただすと「ベジタリアンは、やめた」と言ってそれ以来、ベジタリアンでなくなったそうです、そういうオチでした)
気づけば、私の周囲にも、ちらほらベジタリアンは存在していることを知りました。
以前、仕事上の知り合いから夕食に招待されたことがあります。奥さんは日本人、旦那はイギリス人でベジタリアン。そこで本格的なベジタリアン料理を振る舞われました。
(おお、これがベジタリアン料理か! 肉っぽい感触のものもあったけど動物性タンパク質はゼロ)
また、あるプロジェクトで仕事が一緒になったインドの若者はベジタリアン、日本に来て2年の彼に「日本では何を食べているの?」と質問したら「うどん」と言っておりました。
(うどんの場合、昆布だしはOKだが、かつお・煮干しだしはベジタリアンにはダメ。普通のうどん屋さんで昆布だしだけの店は考えにくいので、彼はだしが何から作られているか知らなかったと思う)
ところで、ベジタリアンの考え方は、実は古代インドや古代ギリシャから存在する考え方であり、宗教上の規律や生活習慣として存在していたそうです。
かの有名なピタゴラス(古代ギリシアの数学者)も、厳格なベジタリアンだったそうですよ。
ベジタリアンといっても幅が広く、肉はダメだが、魚はよいとするベジタリアンもいます。
私は「卵」はどうかなと思いますが、卵を認めるベジタリアンもいれば、認めないベジタリアンもいます。
では、ミルクやチーズはどうでしょう?
動物を殺傷しませんので、よさそうですが、一般的なベジタリアンより厳格な「ヴィーガン」と呼ばれる人々には、酪農製品全般が許されません。
私はベジタリアンではありません。普通にお肉を食べますが、おそらく現代の平均的な日本人の半分程度だと思います(それでも江戸時代の日本人の数倍程度か)。
自宅での食事は、野菜中心で、ささやかな魚や肉が付け合わせ程度という感じです。
お肉は好きですが、野菜中心の食事でも、それほど苦しくありません。
仏教では精進料理が勧められますが、そもそも日本では平安時代の頃から動物(四つ足動物)を食べてきませんでした。
だから歴史的にベジタリアンな民族だったとも言えそうですよね。
そういう歴史的背景を考えればベジタリアンと日本人は、そんなに異質な組み合わせではありませんので、今後、日本でもベジタリアンが増えるかもしれません。
(2018-05-18)
(昨夜の我が家の夕食、ベジタリアン風プレート。実はこのほかに魚のフライがあって、ベジタリアン料理からはやや遠い。ところでプレートの中の白い四角形はチーズ。厳格なベジタリアンなら、チーズやバターも許されないそうです)
ベジタリアンですか?
みなさんはベジタリアン?もしくは、周囲にベジタリアンの方はおられますか?
日本では少ないので、ベジタリアンに出会うことは珍しいと思いますが、いかがでしょう。
少なくとも私は、海外出張をしたある日まで、ベジタリアンが実際に存在すること自体、実感としてありませんでした。
驚愕、必須のベジタリアンメニュー
90年代、もう20年も前の話ですが、当時働いていた会社で初の海外出張がありました。
行き先はロンドン、仕事の合間に観光する時間もあって、ロンドン市内をぶらぶらしました。
ロンドン観光で、驚いたことの一つが、ベジタリアンメニュー。
マクドナルドはどうだったか記憶がありませんが、それ以外のレストランには、必ずベジタリアンメニューが置いてあるか、メニューの一部にベジタリアン・コーナーがありました。
それだけロンドンにはベジタリアン人口が高いというわけですから、大きなカルチャーショックでした。
その後しばらくして海外スタッフとの雑談で「夫がベジタリアン」という女性がいて、おもしろおかしくベジタリアンの生活を話してくれました。
彼女自身はお肉大好き派で、どちらかといえば、ベジタリアンを笑いのタネにしている風情でした。
(彼女の夫は、20年以上ベジタリアンでしたが、ある日、ステーキを食べている夫を発見。彼女が、驚いて問いただすと「ベジタリアンは、やめた」と言ってそれ以来、ベジタリアンでなくなったそうです、そういうオチでした)
私の周囲にもベジタリアン
気づけば、私の周囲にも、ちらほらベジタリアンは存在していることを知りました。
以前、仕事上の知り合いから夕食に招待されたことがあります。奥さんは日本人、旦那はイギリス人でベジタリアン。そこで本格的なベジタリアン料理を振る舞われました。
(おお、これがベジタリアン料理か! 肉っぽい感触のものもあったけど動物性タンパク質はゼロ)
また、あるプロジェクトで仕事が一緒になったインドの若者はベジタリアン、日本に来て2年の彼に「日本では何を食べているの?」と質問したら「うどん」と言っておりました。
(うどんの場合、昆布だしはOKだが、かつお・煮干しだしはベジタリアンにはダメ。普通のうどん屋さんで昆布だしだけの店は考えにくいので、彼はだしが何から作られているか知らなかったと思う)
菜食主義は、意外にも凄い歴史
ところで、ベジタリアンの考え方は、実は古代インドや古代ギリシャから存在する考え方であり、宗教上の規律や生活習慣として存在していたそうです。
かの有名なピタゴラス(古代ギリシアの数学者)も、厳格なベジタリアンだったそうですよ。
厳格なベジタリアン「ヴィーガン」
ベジタリアンといっても幅が広く、肉はダメだが、魚はよいとするベジタリアンもいます。
私は「卵」はどうかなと思いますが、卵を認めるベジタリアンもいれば、認めないベジタリアンもいます。
では、ミルクやチーズはどうでしょう?
動物を殺傷しませんので、よさそうですが、一般的なベジタリアンより厳格な「ヴィーガン」と呼ばれる人々には、酪農製品全般が許されません。
私の場合
私はベジタリアンではありません。普通にお肉を食べますが、おそらく現代の平均的な日本人の半分程度だと思います(それでも江戸時代の日本人の数倍程度か)。
自宅での食事は、野菜中心で、ささやかな魚や肉が付け合わせ程度という感じです。
お肉は好きですが、野菜中心の食事でも、それほど苦しくありません。
日本人はベジタリアン民族だった
仏教では精進料理が勧められますが、そもそも日本では平安時代の頃から動物(四つ足動物)を食べてきませんでした。
だから歴史的にベジタリアンな民族だったとも言えそうですよね。
そういう歴史的背景を考えればベジタリアンと日本人は、そんなに異質な組み合わせではありませんので、今後、日本でもベジタリアンが増えるかもしれません。
(2018-05-18)
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