( 香水工場の )
香る生活
マスコミに取材されたい?
企業とマスメディアの関係は微妙に変化してきていると思う (2018/12/14)
( クマちゃんのやや厳しい目、マスコミさんは中小企業の弱点をよくご存じ )
誰もが知っている企業さんは別だが、当社のような無名の企業は、マスコミに取り上げられるかどうかで、大きく命運を分けることが多々ある。
もちろん「取り上げられたい」が本音だ。
しかしね、なかなか世の中、うまくいかないもの。
そこでテレビ局や雑誌に取り上げてもらうことを専門に活動する PR会社さんにお金をお支払いして、売り込みを行う、そんな企業は多い。
当社も 4年くらい前かな、小さな PR会社さんと一年間、契約してみた。
結果的にテレビにも大手雑誌にも取り上げられなかった。
しかし、PR会社さんとはどういう会社か、マスコミに売り込むとはどういうことか、体験できた点で、たいへん勉強になった。
いや、決してトランプ大統領に賛辞を送っているわけではない。
しかし、まさかの当選から現在に至るまで多くのマスコミを平然と非難し続ける態度は、時代が変わったことをつくづくと世界の人々に印象づけた。
たとえば、CNN の記者に対して「お前の組織は最低」「黙れ」「フェイク・ニュース」と公衆の前でののしる態度は、それまでの大統領では見たことがない光景である。
政治家たる者、大統領といえども、マスコミの前では「綸言、汗の如し」(りんげん、あせのごとし)を地でいく神妙な顔をしていたものだが、トランプ大統領にはあまり見られない。
Amazon による名門ワシントン・ポスト紙の買収が象徴するように、時代は変化しつつある。
マスコミの影響力は、今後、後退気味なんだろうな、と多くの人と同じく私も感じる。
以前は、マスコミから電話があると、けっこううれしかった。
マスコミからの連絡は、当社の場合、取材をしたいという内容でなく、香りや香水に関して、○×な内容を放送するのですが、まちがっていませんか、といった内容の信憑性の確認や裏取りが多かった。
当社サイトは、香りや香水について、それなりに詳しい記事を掲載しているので、それでテレビなどの制作会社の人間は、「知らない会社だけど、とりあえず、この会社さんに聞いてみよう」というレベルだろう。
(このような問い合わせは、大企業だと広報に回されて、なかなかキーパーソンに繋がらない)
そんなこと、無料で誰が教えてあげるかって?
それがけっこう、好意的に協力するのだ。誰もが知っている「○×新聞」とか言われるとね。
テレビ局の場合は、直接の電話はあまりなく、番組の制作会社からの電話が多い。キー局の有名番組だと、こちらも協力したくなる。
(下心があるからね)
私の質問は「で、当社名は掲載されるのですか?」だ。
いろいろ聞かれる割には、なんと、掲載してくれることは非常に希である。
つまり、無償の協力をごく当たり前のように言ってくるマスコミさんのなんと多いことか。
大企業さんは、テレビ局の大スポンサーか潜在的大スポンサーだから、腫れ物に触るかのような態度で接してもらえるが、ボクら中小企業は、便利な使い走りに見られてるんだな、とつくづく感じる。
一度、あるアニメ作家さん(有名な方らしいが、私はわからなかった)が、調香師の作品を制作されるとかで、その企画をマネジメントされている出版社さんから連絡があった。
調香に関する真偽の確認、情報提供などの協力要請であった。そのオファーに関しては当社名が作品の協力会社として記載されるという内容だったので魅力的だった。
が、その次の電話では、作家さんが「とりあえず調香をしてみたいので、個人レッスンを ○月○日 にお願いしたい」と当社の都合を聞くこともナシに。
その日なら作家さんのスケジュールが空いているとか言われて唖然とした。
(当社は奴隷?)
この先どんな試練が待っているか見えたので、オファーそもののを辞退した。
近年では、マスコミの取材にはまったく興味を失った。
仮にマスコミさんから取材したいというオファーをいただいたら、受けるかもしれないが、辞退する可能性も高い。
取材される負担は大きいからね。
(2018-12-14)
( クマちゃんのやや厳しい目、マスコミさんは中小企業の弱点をよくご存じ )
もちろん「取り上げられたい」
誰もが知っている企業さんは別だが、当社のような無名の企業は、マスコミに取り上げられるかどうかで、大きく命運を分けることが多々ある。
もちろん「取り上げられたい」が本音だ。
しかしね、なかなか世の中、うまくいかないもの。
そこでテレビ局や雑誌に取り上げてもらうことを専門に活動する PR会社さんにお金をお支払いして、売り込みを行う、そんな企業は多い。
当社も 4年くらい前かな、小さな PR会社さんと一年間、契約してみた。
結果的にテレビにも大手雑誌にも取り上げられなかった。
しかし、PR会社さんとはどういう会社か、マスコミに売り込むとはどういうことか、体験できた点で、たいへん勉強になった。
トランプ大統領の凄さ
いや、決してトランプ大統領に賛辞を送っているわけではない。
しかし、まさかの当選から現在に至るまで多くのマスコミを平然と非難し続ける態度は、時代が変わったことをつくづくと世界の人々に印象づけた。
たとえば、CNN の記者に対して「お前の組織は最低」「黙れ」「フェイク・ニュース」と公衆の前でののしる態度は、それまでの大統領では見たことがない光景である。
政治家たる者、大統領といえども、マスコミの前では「綸言、汗の如し」(りんげん、あせのごとし)を地でいく神妙な顔をしていたものだが、トランプ大統領にはあまり見られない。
Amazon による名門ワシントン・ポスト紙の買収が象徴するように、時代は変化しつつある。
マスコミの影響力は、今後、後退気味なんだろうな、と多くの人と同じく私も感じる。
マスコミから電話
以前は、マスコミから電話があると、けっこううれしかった。
マスコミからの連絡は、当社の場合、取材をしたいという内容でなく、香りや香水に関して、○×な内容を放送するのですが、まちがっていませんか、といった内容の信憑性の確認や裏取りが多かった。
当社サイトは、香りや香水について、それなりに詳しい記事を掲載しているので、それでテレビなどの制作会社の人間は、「知らない会社だけど、とりあえず、この会社さんに聞いてみよう」というレベルだろう。
(このような問い合わせは、大企業だと広報に回されて、なかなかキーパーソンに繋がらない)
そんなこと、無料で誰が教えてあげるかって?
それがけっこう、好意的に協力するのだ。誰もが知っている「○×新聞」とか言われるとね。
テレビ局の場合は、直接の電話はあまりなく、番組の制作会社からの電話が多い。キー局の有名番組だと、こちらも協力したくなる。
(下心があるからね)
私の質問は「で、当社名は掲載されるのですか?」だ。
いろいろ聞かれる割には、なんと、掲載してくれることは非常に希である。
つまり、無償の協力をごく当たり前のように言ってくるマスコミさんのなんと多いことか。
大企業さんは、テレビ局の大スポンサーか潜在的大スポンサーだから、腫れ物に触るかのような態度で接してもらえるが、ボクら中小企業は、便利な使い走りに見られてるんだな、とつくづく感じる。
体験談
一度、あるアニメ作家さん(有名な方らしいが、私はわからなかった)が、調香師の作品を制作されるとかで、その企画をマネジメントされている出版社さんから連絡があった。
調香に関する真偽の確認、情報提供などの協力要請であった。そのオファーに関しては当社名が作品の協力会社として記載されるという内容だったので魅力的だった。
が、その次の電話では、作家さんが「とりあえず調香をしてみたいので、個人レッスンを ○月○日 にお願いしたい」と当社の都合を聞くこともナシに。
その日なら作家さんのスケジュールが空いているとか言われて唖然とした。
(当社は奴隷?)
この先どんな試練が待っているか見えたので、オファーそもののを辞退した。
近年では、マスコミの取材にはまったく興味を失った。
仮にマスコミさんから取材したいというオファーをいただいたら、受けるかもしれないが、辞退する可能性も高い。
取材される負担は大きいからね。
(2018-12-14)
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