( 香水工場の )
香る生活
香水「令和の香り (梅 & 蘭) 」を出す?
新元号が決まりましたね、ややお祭り気分だったあの一日の話 (2019/04/03)
( ラン科の花の一種、胡蝶蘭。日本では胡蝶蘭は純白が多いが、原種がもともと熱帯の花だけにカラフルなものが多いと思う。写真は shutterstock から購入したもの「Colorful moth orchids in flower(満開の胡蝶蘭)」 )
万葉集から引用されたとか。太宰府で開催された梅の開花を祝う宴の記述。
私は解読できないので、他のサイトの説明を意訳すると・・
穏やかな日、梅の花は淑女が鏡の前でおしろいをつけているようであり、蘭はステキな香りを漂わせている・・・という内容だとか。
小春日和ののどかな日、花見を楽しむ貴族たちの姿が目に浮かびますね。
(戦国時代以降、花見といえばサクラだが、平安時代まで、花見は、圧倒的にウメだった)
新元号が発表されたこの日、朝からマスコミは新元号発表を取り上げ、ニュースはこの話題で埋め尽くされた。
私は、まったく関心がなかった。元号を否定する気持ちはない。しかし、公文書は西暦で統一した方が便利だな派なので。
発表の日、11時頃だったか、仕事中で静かな社内で、スタッフの一人が「速報です、『レイワ』だそうです」と声を上げた。
すると他の人間が「え?」「漢字は?」と応答する声が聞こえ、じわーっと、かすかな歓びの空気、なんとなく社内はお祝いムード。
マスコミもSNSも「令和」で大変な盛り上がり、BBCも速報を出すほどで、海外でも盛り上がるの?と驚く。
もっともBBCの速報は、新元号の発表そのものではなく、発表で盛り上がる日本人についての話題なので、お祝いといった意味はない。
その後、すぐに「令和 Tシャツ」や「令和弁当」の販売、「令和」という名前の人探し、「reiwa」ドメイン名の争奪戦の勃発・・・話題は尽きない。
私は無関心派だったが、終わってみれば、日本中が一つにまとまれる、よいイベントだったなと感じている。
人民を一つにするイベントって、オリンピックのように、とにかくお金がかかるし、誰か・何かが多かれ少なかれ犠牲を強いられることが多い。
(反面、大儲けする人もいるが)
それだけに、今回のイベントはコスト少なく、犠牲者少なく(たぶん)、それでいて、比較的多くの人々が、ドキドキ感をもって参加できたイベントだった。
昨日のミーティングで、「我が社もこの波に乗るべきかな」という意見が出た。
そうだ、出典文が梅と蘭なら、オードパルファム令和セット ウメ&ランでどう?と大盛り上がり。
(ジョークである)
いつもの軽い悪乗り、みんなで大笑いした後は、スーッと冷めました。
オードパルファム「令和セット ウメ&ラン」をリリースすることはありません。
(和食レストランのランチセットみたいですし)
しかし、蘭の香りってどうなんだろう?と考えました。
実は、私が小さい頃、実家には大きな鉢で、20鉢くらいの蘭が植えられていた。母が蘭の栽培にはまり、集めに集めた結果、ベランダや軒下には蘭の花、おもに洋蘭が所狭しと並ぶことに。
(あれはどこにいったのか?今は数鉢残るのみ)
その頃は、まったく関心がなかったが、香りがよかったことは覚えている。
原種が熱帯系なので、優雅で甘い香りでしたね。熱帯系・南洋系の香りは、おおむね、官能的でセクシーなものが多いが、蘭もそうだった。
ただ、蘭と一口に言っても数万種類、また品種改良の結果、香りがない蘭も多い(品種改良は、見た目の改良とは裏腹に、香りを失う傾向にある)。
蘭(ラン科)の中で、カトレアは比較的香りの強い花。
植物園などで観察できるときは、香りもがんばって確かめる(柵に邪魔され入れないことも)と、カトレアは、多くの花で香りがありそうだ。
(蘭の他の種類、たとえば、シンビジウムなどは香りを失ってたものが多い)
ただし、香りがあるカトレアでも、ローズ系からジャスミン系など、香りの幅が広い。だから、「これがカトレアの香り、これが蘭の香り!」という香水は作りにくいという事情がある。
昨年は、製品化にいたっていないが、プルメリアの香りを試作した。
今年は、胡蝶蘭かカトレアの香りだろうか、新しい花の香りの制作に関しては、まだ、聞こえてこない。
※最後に梅宴が開催された太宰府について。太宰府は私の好きなパワースポット。予備校に通う電車で途中下車してよく行った。今でも近くまで行けば、太宰府・観世音寺への参拝は欠かせない、数十年続く個人的イベント。
(2019-04-03)
( ラン科の花の一種、胡蝶蘭。日本では胡蝶蘭は純白が多いが、原種がもともと熱帯の花だけにカラフルなものが多いと思う。写真は shutterstock から購入したもの「Colorful moth orchids in flower(満開の胡蝶蘭)」 )
「令和」の由来
万葉集から引用されたとか。太宰府で開催された梅の開花を祝う宴の記述。
初春の令月 (れいげつ) にして、
気淑く風和らぎ (きよくかぜやわらぎ)
梅は、鏡前の粉を披き (きょうぜんのこをひらき)
蘭は、ハイゴの香を薫らす (はいごのこうをかおらす)
(※原文は漢字)
私は解読できないので、他のサイトの説明を意訳すると・・
穏やかな日、梅の花は淑女が鏡の前でおしろいをつけているようであり、蘭はステキな香りを漂わせている・・・という内容だとか。
小春日和ののどかな日、花見を楽しむ貴族たちの姿が目に浮かびますね。
(戦国時代以降、花見といえばサクラだが、平安時代まで、花見は、圧倒的にウメだった)
日本中が踊るイベント
新元号が発表されたこの日、朝からマスコミは新元号発表を取り上げ、ニュースはこの話題で埋め尽くされた。
私は、まったく関心がなかった。元号を否定する気持ちはない。しかし、公文書は西暦で統一した方が便利だな派なので。
発表の日、11時頃だったか、仕事中で静かな社内で、スタッフの一人が「速報です、『レイワ』だそうです」と声を上げた。
すると他の人間が「え?」「漢字は?」と応答する声が聞こえ、じわーっと、かすかな歓びの空気、なんとなく社内はお祝いムード。
マスコミもSNSも「令和」で大変な盛り上がり、BBCも速報を出すほどで、海外でも盛り上がるの?と驚く。
もっともBBCの速報は、新元号の発表そのものではなく、発表で盛り上がる日本人についての話題なので、お祝いといった意味はない。
商魂たくましく
その後、すぐに「令和 Tシャツ」や「令和弁当」の販売、「令和」という名前の人探し、「reiwa」ドメイン名の争奪戦の勃発・・・話題は尽きない。
私は無関心派だったが、終わってみれば、日本中が一つにまとまれる、よいイベントだったなと感じている。
人民を一つにするイベントって、オリンピックのように、とにかくお金がかかるし、誰か・何かが多かれ少なかれ犠牲を強いられることが多い。
(反面、大儲けする人もいるが)
それだけに、今回のイベントはコスト少なく、犠牲者少なく(たぶん)、それでいて、比較的多くの人々が、ドキドキ感をもって参加できたイベントだった。
昨日のミーティングで、「我が社もこの波に乗るべきかな」という意見が出た。
オードパルファム「令和セット ウメ&ラン」
そうだ、出典文が梅と蘭なら、オードパルファム令和セット ウメ&ランでどう?と大盛り上がり。
(ジョークである)
いつもの軽い悪乗り、みんなで大笑いした後は、スーッと冷めました。
蘭の香りとは?
オードパルファム「令和セット ウメ&ラン」をリリースすることはありません。
(和食レストランのランチセットみたいですし)
しかし、蘭の香りってどうなんだろう?と考えました。
実は、私が小さい頃、実家には大きな鉢で、20鉢くらいの蘭が植えられていた。母が蘭の栽培にはまり、集めに集めた結果、ベランダや軒下には蘭の花、おもに洋蘭が所狭しと並ぶことに。
(あれはどこにいったのか?今は数鉢残るのみ)
その頃は、まったく関心がなかったが、香りがよかったことは覚えている。
原種が熱帯系なので、優雅で甘い香りでしたね。熱帯系・南洋系の香りは、おおむね、官能的でセクシーなものが多いが、蘭もそうだった。
これが蘭の香り、とは言いにくい
ただ、蘭と一口に言っても数万種類、また品種改良の結果、香りがない蘭も多い(品種改良は、見た目の改良とは裏腹に、香りを失う傾向にある)。
蘭(ラン科)の中で、カトレアは比較的香りの強い花。
植物園などで観察できるときは、香りもがんばって確かめる(柵に邪魔され入れないことも)と、カトレアは、多くの花で香りがありそうだ。
(蘭の他の種類、たとえば、シンビジウムなどは香りを失ってたものが多い)
ただし、香りがあるカトレアでも、ローズ系からジャスミン系など、香りの幅が広い。だから、「これがカトレアの香り、これが蘭の香り!」という香水は作りにくいという事情がある。
昨年は、製品化にいたっていないが、プルメリアの香りを試作した。
今年は、胡蝶蘭かカトレアの香りだろうか、新しい花の香りの制作に関しては、まだ、聞こえてこない。
※最後に梅宴が開催された太宰府について。太宰府は私の好きなパワースポット。予備校に通う電車で途中下車してよく行った。今でも近くまで行けば、太宰府・観世音寺への参拝は欠かせない、数十年続く個人的イベント。
(2019-04-03)
< 10連休中の営業おしらせ || 月曜日の朝は「柑橘系」の香りで >
search